Yourpedia:ウェブカラー

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ウェブカラーWeb colors)はウェブページのデザインで使う色であり、その色を指定し記述する方法である。16進の色コードはハッシュ記号 (#) が先頭に付与される[1][2]

ウェブページのデザインにあたって、ウェブ文書の要素として色を指定する方法はいくつかある。RGBの三つ組みの16進数形式(16進トリプレット)で色を指定することもできる。場合によっては、色名称をつかって指定することもできる。カラーツールや他のグラフィックソフトウェアを色の値を生成するのに使うことが比較的多い。

初期の MosaicNetscape Navigator はどちらも X Window System のアプリケーションとして始まったということもあり、X11の色名称を基盤としていた[3]

ウェブカラーには sRGB という明確な比色分析的定義があり、特定の蛍光体の色度、所定の伝達曲線、順応性のホワイトポイント、観察条件などに基づいている[4]。これは一般的なコンピュータのモニターとそれを人間が見る環境に合うように選択されており、カラーマネージメントシステムなしでもそれなりの色再現性がある。しかし、指定された色を再現する忠実度はユーザーの環境に左右される。よりよい色忠実度を実現するには、カラーマネジメントを使ったよりよい環境を必要とする。これはウェブのコンテンツを紙に印刷する際に特に重要である。

16進トリプレット表記[編集]

16進トリプレット16進数6桁、3バイトの数値であり、HTMLCSSSVGやその他のアプリケーションでを表すのに使用する。それぞれのバイトが色の赤・緑・青の成分を表す。1つのバイトは(16進数で)00からFFまでの数値を表し、10進では0から255である。これにより、それぞれの成分の強さを最小 (0) から最大 (255)の範囲で表す。16進トリプレットはこの3つのバイトを並べたもので、その配置順序は次の通りである。

  • 1バイトめ - 赤の値
  • 2バイトめ - 緑の値
  • 3バイトめ - 青の値

例えば、赤/緑/青の値が10進で、赤は36、緑は104、青は160 という色があるとする(灰色がかった青)。10進数の36、104、160をそれぞれ16進数で表すと24、68、A0となる。この色を16進トリプレットで表すと 2468A0 となる。

なお、10進で16未満、16進で10未満の値の場合、ゼロを前置してトリプレットを常に6桁に保つ必要がある。たとえば10進で 4、8、16という値なら16進では 04、08、10となり、16進トリプレットは 040810 となる。

この体系で表現できる色の数(種類)は次のようになる。

<math>256 \times 256 \times 256 = 16,777,216</math>

16進トリプレットを短縮し、16進3桁で表現する方式もある[5]。このフォーマットを通常の16進トリプレットに変換するには、各桁を繰り返せばよく、例えば 09C なら 0099CC とすればよい。この3桁のフォーマットはCSSの仕様にあり、HTMLの色指定では規格外となっている[6]

RGBから16進への変換[編集]

RGBのそれぞれの値は一般に0から255の範囲で与えられる。0から1の小数で表す場合、255倍すればよい。この値を16で割り、「○余り△」の形にする。○と△を表の通りに変換して「●▲」のように並べたものが16進形式である。

○または△ ●または▲
0 0
1 1
2 2
3 3
4 4
5 5
6 6
7 7
8 8
9 9
10 A
11 B
12 C
13 D
14 E
15 F

例えば、RGBの値が201なら、それを16で割ると12が得られるので、一桁目はCとなる。その余りは9なので、全体としてはC9となる。これを三原色それぞれについて繰り返す。

基数の変換は関数電卓など一部の電卓にもある機能である。ウェブ上にもこのような変換を行うツールが存在する。

HTMLでの色名称[編集]

HTML 4.01 仕様[7]では16の基本的な色名称を次のように定義している(大文字/小文字は区別しない)。

テンプレート:Colort テンプレート:Colort/Color テンプレート:Colort/Color テンプレート:Colort/Color テンプレート:Colort/Color テンプレート:Colort/Color テンプレート:Colort/Color テンプレート:Colort/Color テンプレート:Colort/Color テンプレート:Colort/Color テンプレート:Colort/Color テンプレート:Colort/Color テンプレート:Colort/Color テンプレート:Colort/Color テンプレート:Colort/Color テンプレート:Colort/Color テンプレート:Colort/Color |}

これら16色は HTML 3.0 仕様にも sRGB で示されており、「この標準16色は Windows の VGA パレットでサポートされている」とある[8]

X11の色名称[編集]

詳細は X11の色名称 を参照

基本16色に加えて、ウェブブラウザにより多くの色が定義されている。特定のブラウザがそれらの色全てを認識できるとは限らないが、2005年時点のよく使われているブラウザは全色をサポートしている。これらの色は X Window System と共に普及したX11の色名称に基づいているものが多い。これらの色は SVG 1.0 で標準化され、SVG Full に対応したユーザーエージェントが受け付ける(SVG Tiny にはこれらの標準は含まれない)。

X11製品に付属する色名称一覧ファイルの内容は実装によって差異があり、HTML での色名称と食い違いも存在する(greenなど)。さらにX11での定義は sRGB のような特定の色空間を前提としていない単なるRGBとしての定義である。すなわち、X11にある色名称一覧ファイル(例えば、/usr/lib/X11/rgb.txt)をそのままウェブ上での色の選択に使うのは好ましくない[9]

CSS3 仕様でウェブ用の "X11 colors" として定義されている色の一覧を16進と10進の値と共に示す。なお、同じ色で別名が示されているものもある。aqua(HTML4/CSS 1.0 での標準名)とcyan(sRGBでの名前)、magenta(sRGBでの名前)とfuchsia(HTML4/CSS 1.0 での標準名)、gray(HTML4/CSS 1.0 での標準名)と grey である[10][11]


HTMLでの名称 16進
R/G/B
10進
R/G/B
赤系の色
IndianRed CD 5C 5C 205  92  92
LightCoral F0 80 80 240 128 128
Salmon FA 80 72 250 128 114
DarkSalmon E9 96 7A 233 150 122
LightSalmon FF A0 7A 255 160 122
Crimson DC 14 3C 220  20  60
Red FF 00 00 255   0   0
FireBrick B2 22 22 178  34  34
DarkRed 8B 00 00 139   0   0
ピンク系の色
Pink FF C0 CB 255 192 203
LightPink FF B6 C1 255 182 193
HotPink FF 69 B4 255 105 180
DeepPink FF 14 93 255  20 147
MediumVioletRed C7 15 85 199  21 133
PaleVioletRed DB 70 93 219 112 147
橙系の色
LightSalmon FF A0 7A 255 160 122
Coral FF 7F 50 255 127  80
Tomato FF 63 47 255  99  71
OrangeRed FF 45 00 255  69   0
DarkOrange FF 8C 00 255 140   0
Orange FF A5 00 255 165   0
黄系の色
Gold FF D7 00 255 215   0
Yellow FF FF 00 255 255   0
LightYellow FF FF E0 255 255 224
LemonChiffon FF FA CD 255 250 205
LightGoldenrodYellow FA FA D2 250 250 210
PapayaWhip FF EF D5 255 239 213
Moccasin FF E4 B5 255 228 181
PeachPuff FF DA B9 255 218 185
PaleGoldenrod EE E8 AA 238 232 170
Khaki F0 E6 8C 240 230 140
DarkKhaki BD B7 6B 189 183 107
紫系の色
Lavender E6 E6 FA 230 230 250
Thistle D8 BF D8 216 191 216
Plum DD A0 DD 221 160 221
Violet EE 82 EE 238 130 238
Orchid DA 70 D6 218 112 214
Fuchsia FF 00 FF 255   0 255
Magenta FF 00 FF 255   0 255
MediumOrchid BA 55 D3 186  85 211
MediumPurple 93 70 DB 147 112 219
Amethyst 99 66 CC 153 102 204
BlueViolet 8A 2B E2 138  43 226
DarkViolet 94 00 D3 148   0 211
DarkOrchid 99 32 CC 153  50 204
DarkMagenta 8B 00 8B 139   0 139
Purple 80 00 80 128   0 128
Indigo 4B 00 82  75   0 130
SlateBlue 6A 5A CD 106  90 205
DarkSlateBlue 48 3D 8B  72  61 139
MediumSlateBlue 7B 68 EE 123 104 238
HTMLでの名称 16進
R/G/B
10進
R/G/B
緑系の色
GreenYellow AD FF 2F 173 255  47
Chartreuse 7F FF 00 127 255   0
LawnGreen 7C FC 00 124 252   0
Lime 00 FF 00   0 255   0
LimeGreen 32 CD 32  50 205  50
PaleGreen 98 FB 98 152 251 152
LightGreen 90 EE 90 144 238 144
MediumSpringGreen 00 FA 9A   0 250 154
SpringGreen 00 FF 7F   0 255 127
MediumSeaGreen 3C B3 71  60 179 113
SeaGreen 2E 8B 57  46 139  87
ForestGreen 22 8B 22  34 139  34
Green 00 80 00   0 128   0
DarkGreen 00 64 00   0 100   0
YellowGreen 9A CD 32 154 205  50
OliveDrab 6B 8E 23 107 142  35
Olive 80 80 00 128 128   0
DarkOliveGreen 55 6B 2F  85 107  47
MediumAquamarine 66 CD AA 102 205 170
DarkSeaGreen 8F BC 8F 143 188 143
LightSeaGreen 20 B2 AA  32 178 170
DarkCyan 00 8B 8B   0 139 139
Teal 00 80 80   0 128 128
青系の色
Aqua 00 FF FF   0 255 255
Cyan 00 FF FF   0 255 255
LightCyan E0 FF FF 224 255 255
PaleTurquoise AF EE EE 175 238 238
Aquamarine 7F FF D4 127 255 212
Turquoise 40 E0 D0  64 224 208
MediumTurquoise 48 D1 CC  72 209 204
DarkTurquoise 00 CE D1   0 206 209
CadetBlue 5F 9E A0  95 158 160
SteelBlue 46 82 B4  70 130 180
LightSteelBlue B0 C4 DE 176 196 222
PowderBlue B0 E0 E6 176 224 230
LightBlue AD D8 E6 173 216 230
SkyBlue 87 CE EB 135 206 235
LightSkyBlue 87 CE FA 135 206 250
DeepSkyBlue 00 BF FF   0 191 255
DodgerBlue 1E 90 FF  30 144 255
CornflowerBlue 64 95 ED 100 149 237
MediumSlateBlue 7B 68 EE 123 104 238
RoyalBlue 41 69 E1  65 105 225
Blue 00 00 FF   0   0 255
MediumBlue 00 00 CD   0   0 205
DarkBlue 00 00 8B   0   0 139
Navy 00 00 80   0   0 128
MidnightBlue 19 19 70  25  25 112
HTMLでの名称 16進
R/G/B
10進
R/G/B
茶系の色
Cornsilk FF F8 DC 255 248 220
BlanchedAlmond FF EB CD 255 235 205
Bisque FF E4 C4 255 228 196
NavajoWhite FF DE AD 255 222 173
Wheat F5 DE B3 245 222 179
BurlyWood DE B8 87 222 184 135
Tan D2 B4 8C 210 180 140
RosyBrown BC 8F 8F 188 143 143
SandyBrown F4 A4 60 244 164  96
Goldenrod DA A5 20 218 165  32
DarkGoldenrod B8 86 0B 184 134  11
Peru CD 85 3F 205 133  63
Chocolate D2 69 1E 210 105  30
SaddleBrown 8B 45 13 139  69  19
Sienna A0 52 2D 160  82  45
Brown A5 2A 2A 165  42  42
Maroon 80 00 00 128   0   0
白系の色
White FF FF FF 255 255 255
Snow FF FA FA 255 250 250
Honeydew F0 FF F0 240 255 240
MintCream F5 FF FA 245 255 250
Azure F0 FF FF 240 255 255
AliceBlue F0 F8 FF 240 248 255
GhostWhite F8 F8 FF 248 248 255
WhiteSmoke F5 F5 F5 245 245 245
Seashell FF F5 EE 255 245 238
Beige F5 F5 DC 245 245 220
OldLace FD F5 E6 253 245 230
FloralWhite FF FA F0 255 250 240
Ivory FF FF F0 255 255 240
AntiqueWhite FA EB D7 250 235 215
Linen FA F0 E6 250 240 230
LavenderBlush FF F0 F5 255 240 245
MistyRose FF E4 E1 255 228 225
灰系の色
Gainsboro DC DC DC 220 220 220
LightGrey D3 D3 D3 211 211 211
Silver C0 C0 C0 192 192 192
DarkGray A9 A9 A9 169 169 169
Gray 80 80 80 128 128 128
DimGray 69 69 69 105 105 105
LightSlateGray 77 88 99 119 136 153
SlateGray 70 80 90 112 128 144
DarkSlateGray 2F 4F 4F  47  79  79
Black 00 00 00   0   0   0

ウェブセーフカラー[編集]

かつて、コンピュータの多くが256色までしか同時に表示できない時期があった。ハードウェアの持つカラーパレットで表示する色を指定することもあった。画像などに表示できない色が見つかると、違う色を使うことがあった。このとき、最も近い色を使ったり(高速)、ディザを施したりもした(低速だが、見栄えがよい)。

「標準」カラーパレットを定める試みはいくつかあった。ディザリングなしで256色ディスプレイで表示するのに必要な色を定めるもので、OSが使用する16色から24色を除く216色について色の選択が検討された。216色というのは、赤・緑・青の強さの段階をそれぞれ6段階としたときの組み合わせ(6×6×6=216)でもある。

この色の一覧はディザリングを引き起こさない特殊な属性があるかのように提示された。しかし、256色ディスプレイでのアプリケーションはカラーパレットに任意の色を選択して置くことができ、残りはディザリングされる。ウェブセーフカラーは当時の主要なウェブブラウザのカラーパレットにマッチするよう選択された。幸運なことに他のウェブブラウザのカラーパレットも大きな差異はなかった。

X11などではアプリケーション間でカラーパレットを共有するため、ブラウザに割り当てられる色は256色よりも少ない(5×5×5または4×4×4)。したがってそのようなシステムではウェブセーフカラーであってもディザリングを生じる。したがって使っている色の範囲が広い画像については、ウェブセーフカラーに減色して提示するよりも、ブラウザ自身に色空間の量子化を任せたほうがよい結果が得られる。

2007年時点で、パーソナルコンピュータは一般に16ビットカラーか24ビットカラー (TrueColor) を実現している。携帯機器でさえ、携帯電話にカメラが搭載された影響もあって、16ビットカラー以上を実現している。以上からウェブセーフカラーの利用は減る傾向にある。

なお、ウェブセーフカラーの欠点の1つとして、背景に使える明るい色の選択肢が狭い点が挙げられる。また、暗い色同士は区別が難しいものもある。

ウェブセーフカラーには標準名称が存在せず、それぞれRGBトリプレットで指定する。三原色(赤、緑、青)のそれぞれの成分は次のように6段階の値をとる(24ビットカラーではRGBそれぞれ256段階を表現可能)。

三原色の6段階
キー 16進 10進 RGBの%
0 00 0 0%
3 33 51 20%
6 66 102 40%
9 99 153 60%
C (12) CC 204 80%
F (15) FF 255 100%

カラーテーブル[編集]

次の表は、ウェブセーフカラー全216色のRGB値を簡略化して示したものである。

例えば、609(R40%, G0%, B60%)は「RGBコード」では 102-0-153 であり、「16進トリプレット」では #660099 である。

凡例

  • 下線のある色は、「最も安全」な22色
  • 見出しの「330°」などの数字は、MRYGCBの、それぞれのちょうど中間点となる、色相の値。
  • F0F - C0Fまでの一列30色は、彩度・明度ともに最大=純色

ウェブセーフカラー216色

FFF
White
CCC 999 666 333 000
Black
M 330° R 30° Y 90° G 150° C 210° B 270°
03 303 300 330 030 033 003
06
036
606 603 600 630 660 360 060 063 066 036 006 306
09
039
069
909 906 903 900 930 960 990 690 390 090 093 096 099 069 039 009 309 609
0C
03C
06C
09C
C0C C09 C06 C03 C00 C30 C60 C90 CC0 9C0 6C0 3C0 0C0 0C3 0C6 0C9 0CC 09C 06C 03C 00C 30C 60C 90C
0F
03F
06F
09F
0CF
F0F
M
F
0
C
F
0
9
F
0
6
F
0
3
F00
R
F
3
0
F
6
0
F
9
0
F
C
0
FF0
Y
C
F
0
9
F
0
6
F
0
3
F
0
0F0
G
0
F
3
0
F
6
0
F
9
0
F
C
0FF
C
0
C
F
0
9
F
0
6
F
0
3
F
00F
B
3
0
F
6
0
F
9
0
F
C
0
F
36 636 633 663 363 366 336
39
369
939 936 933 963 993 693 393 396 399 369 339 639
3C
36C
39C
C3C C39 C36 C33 C63 C93 CC3 9C3 6C3 3C3 3C6 3C9 3CC 39C 36C 33C 63C 93C
3F
36F
39F
3CF
F3F F3C F39 F36 F33 F63 F93 FC3 FF3 CF3 9F3 6F3 3F3 3F6 3F9 3FC 3FF 3CF 39F 36F 33F 63F 93F C3F
69 969 966 996 696 699 669
6C
69C
C6C C69 C66 C96 CC6 9C6 6C6 6C9 6CC 69C 66C 96C
6F
69F
6CF
F6F F6C F69 F66 F96 FC6 FF6 CF6 9F6 6F6 6F9 6FC 6FF 6CF 69F 66F 96F C6F
9C C9C C99 CC9 9C9 9CC 99C
9F
9CF
F9F F9C F99 FC9 FF9 CF9 9F9 9FC 9FF 9CF 99F C9F
CF FCF FCC FFC CFC CFF CCF

最も安全なウェブカラー[編集]

ウェブデザイナーは、かつてこの216色のウェブセーフカラーを使うことを推奨されていた。しかし、このカラーパレットが登場したころに比べると、8ビットカラーのディスプレイの利用は少なくなっている。

David Lehn と Hadley Stern は、ウェブセーフカラーの216色のうち、16ビットカラーのディスプレイで変換なしで表示できる色が「22色」だけであることを発見した。これら22色を「真に安全なパレット」と呼ぶ。上の表では、それらの色には下線を引いてある[12]

16進3桁 #F0F #F03 #F00 #FF0 #FF3 #FF6 #FFF #CF6 #6F0 #6F3 #3F3
16進3桁 #0F0 #3F6 #0F6 #3FC #0FC #6FF #3FF #0FF #00F #003 #000

※ (赤字)は、「HTML基本16色」のうちの8色。

CSSカラー[編集]

Cascading Style Sheets 言語では、HTML 4 仕様と同じ数(基本の16色)の色を定義している。さらに CSS 2.1 はこれに "orange" を追加した[13]

テンプレート:Colort テンプレート:Colort/Color

また CSS 2、SVG および CSS 2.1 では system colors と呼ばれる色が使えるが、これらの色はオペレーティングシステムのデスクトップで使っている色の値に名前をつけたものである。これらを使うとユーザーのOS環境に合わせた色を使うことができる[14]。2004年現在、CSS3 仕様ではこの機能が "depreated" とされているが、今後変更される可能性もある[15]

CSS3 仕様ではまた、スタイルシートにHSL色空間を導入している。

CSSの例

<source lang="css"> /* RGB model */ p { color: #F00 } /* #rgb */ p { color: #FF0000 } /* #rrggbb */ p { color: rgb(255, 0, 0) } /* integer range 0 - 255 */ p { color: rgb(100%, 0%, 0%) } /* float range 0.0% - 100.0% */

/* RGB with alpha channel, added to CSS3 */ p { color: rgba(255, 0, 0, 0.5) } /* 0.5 opacity, semi-transparent */

/* HSL model, added to CSS3 */ p { color: hsl(0, 100%, 50%) } /* red */ p { color: hsl(120, 100%, 50%) } /* green */ p { color: hsl(120, 100%, 25%) } /* dark green */ p { color: hsl(120, 100%, 75%) } /* light green */ p { color: hsl(120, 50%, 50%) } /* pastel green */

/* HSL model with alpha channel */ p { color: hsla(120, 100%, 50%, 1) } /* green */ p { color: hsla(120, 100%, 50%, 0.5) } /* semi-transparent green */ p { color: hsla(120, 100%, 50%, 0.1) } /* very transparent green */ </source>

アクセス容易性[編集]

中には色をサポートしていないウェブブラウザや機器もある。そのような機器や、視覚障害、色覚異常のあるユーザーのため、ウェブコンテンツは色がなくとも使えるようにすることが望ましい。色が表示できないとき、背景と文字が似たような明るさで識別できくなることは避けるべきである[16]。同様にリンクを青で表示することが多いため、背景を青系の色にするとリンクが目立たなくなる。

脚注・出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]