箱根観光船

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箱根観光船

箱根観光船(はこねかんこうせん)は、神奈川県箱根町芦ノ湖で運航する観光船および運営会社の名称。海賊船風の船が就航している。運航上の愛称は箱根海賊船である。2013年の輸送人員は約182万人で、一般客が約135万人、団体客が約47万人となっている。また1990年代には約7万〜8万人だった外国人客が約36万人に増加している。外国人客は台湾、タイの順に多く、近年はイスラム諸国からの客が増加している[1]

開業当初、客船としては世界初の双胴船を運航している伊豆箱根鉄道に対して苦戦していたが、アメリカのディズニーランドを視察した社長のアイデアにより、海賊船の導入を決定、1630年代のフランス船「セント・フィリップス号」をモデルとした「パイオニア号」を日立造船に発注[2]、1964年7月に就航したパイオニア号は子どもたちの圧倒的な人気を得た。1980年には17世紀のイギリス船艦「サブリン・オブ・ザ・シーズ」をモデルとした「ビクトリア号」が完成、1987年には17世紀のフランス戦艦をモデルとした「ロワイヤル号」が、1987年にはスウェーデン船をモデルとした「バーサ号」が完成した[1]

観光船停泊港[編集]

駅番号は、2014年1月より順次導入[3]

過去[編集]

運航ルート[編集]

  • 定期航路(海賊船風のロワイヤル、バーサ、ビクトリーが就航)
    • 箱根町 - 元箱根 - 桃源台 - 箱根町の周回を基本とする航路。

過去[編集]

  • 回遊航路(外輪船風のフロンティアが就航)
    • 箱根町 - 元箱根 - 山のホテル - 箱根町の周回を基本とする航路。2008年11月24日をもって廃止[4]

所有船[編集]

就航船[編集]

  • 海賊船風

退役船[編集]

ファイル:The-Hakone-Frontier.jpg
フロンティア(2008年11月撮影)
  • 小型船
    • 乙姫丸:1950年(昭和25年) - 1964年(昭和39年) - 箱根観光船就航当時の船。当時は小型船だった。パイオニアと入れ替わりに退役。以降は海賊船風の大型の船舶に切り替え。
  • 海賊船風
    • パイオニア:1964年(昭和39年) - 1991年(平成3年) - バーサと入れ替わりに退役。
    • ビクトリア:1980年(昭和55年) - 2007年(平成19年)3月 - ビクトリーと入れ替わりに退役。
    • ロワイヤル:1987年(昭和62年) - 2013年(平成25年)1月 - ロワイヤルIIと入れ替わりに退役。
  • 外輪船風
    • フロンティア 1996年(平成8年) - 2008年(平成20年)11月23日 - 定員 350名。回遊航路廃止のため退役[5]

これらの船舶は、いずれも臨海部の造船所で建造後、ブロック毎に分解の上芦ノ湖に運搬し、桃源台港にある同社船舶工場で再組み立てされて進水している。

その他事業[編集]

  • 国民宿舎小田急箱根レイクホテル(桃源台、レストラン・宿泊・土産)
  • ノア(箱根町、土産)
  • 麺や(箱根町、ラーメン・そば・うどん)
  • そば処あしのこ茶屋(元箱根、そば・うどん・土産)
  • そば処ふじみ茶屋(乙女峠、そば・うどん・土産)
  • 桃源台ビューレストラン(桃源台、レストラン・土産)

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]