山陽自動車道

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高速自動車国道
山陽自動車道
山陽自動車道
地図
総距離 446.7 km
陸上距離 405.6 km(本線)
9.6km(三木支線
3.4km(早島支線)
28.1km(宇部支線)
海上距離
制定年
開通年 1982年
廃止年
道路の方角
起点 神戸JCT兵庫県神戸市
環状線
通過都市
主な経由国
主な経由都市 神戸市姫路市岡山市
福山市広島市岩国市山口市
終点 山口JCT山口県山口市
下関JCT(山口県下関市
主な接続道路 記事参照
テンプレート

山陽自動車道(さんようじどうしゃどう、SANYO EXPRESSWAY)は、兵庫県神戸市を起点に、岡山県広島県を経由して山口県山口市へ、及び山口県宇部市から同県下関市へ至る高速道路高速自動車国道)である。一般的に山陽道と略される。高速自動車国道(A路線)と、並行する一般国道自動車専用道路・都道府県道の自動車専用道路(A'路線)に分かれるが、いずれも小特の通行は不可能。

事業路線名[編集]

接続高速道路[編集]

歴史[編集]

  • 1982年3月30日 - 竜野西IC(現在の龍野西IC)~備前ICが開通。
  • 1985年3月20日 - 広島JCT~五日市ICが開通。
  • 1986年3月27日 - 徳山西IC~防府東ICが開通。
  • 1987年2月26日 - 五日市IC~廿日市JCT、広島岩国道路廿日市IC~廿日市JCTが開通。
  • 1987年3月24日 - 志和IC~広島東ICが開通。
  • 1987年12月4日 - 防府東IC~山口JCTが開通。
  • 1987年12月10日 - 広島岩国道路廿日市JCT~大野ICが開通。
  • 1988年3月1日 - 倉敷JCT~福山東IC、早島支線倉敷JCT~早島ICが開通。
  • 1988年3月25日 - 広島東IC~広島ICが開通。
  • 1988年3月29日 - 広島岩国道路大竹IC~大竹JCT、大竹JCT~岩国ICが開通。
  • 1988年7月27日 - 西条IC~志和ICが開通。
  • 1988年12月7日 - 広島IC~広島JCTが開通。
  • 1990年3月30日 - 徳山東IC~徳山西ICが開通。
  • 1990年7月31日 - 山陽姫路西IC~竜野西IC(現在の龍野西IC)が開通。
  • 1990年11月27日 - 広島岩国道路大野IC~大竹ICが開通。
  • 1990年11月30日 - 河内IC~西条ICが開通。
  • 1990年12月20日 - 熊毛IC~徳山東ICが開通。
  • 1991年3月16日 - 岡山JCT~倉敷JCT、岡山総社支線(現在の岡山自動車道)岡山JCT~岡山総社ICが開通。
  • 1991年3月20日 - 福山東IC間~福山西ICが開通。
  • 1991年3月28日 - 山陽姫路東IC~山陽姫路西ICが開通。
  • 1992年6月25日 - 岩国IC~熊毛ICが開通。
  • 1993年3月31日 - 岡山IC~岡山JCTが開通。
  • 1993年10月26日 - 福山西IC~河内ICが開通。
  • 1993年12月16日 - 備前IC~岡山ICが開通。
  • 1996年11月14日 - 神戸JCT~三木小野ICが開通。
  • 1997年3月15日 - 岡山自動車道岡山総社IC~北房JCTの開通に伴い、岡山総社支線岡山JCT~岡山総社ICを岡山自動車道に編入。
  • 1997年12月10日 - 三木小野IC~山陽姫路東ICが開通し、本線が全線開通
  • 1998年4月5日 - 三木JCT~神戸西ICが開通。
  • 2001年3月11日 - 宇部下関線宇部JCT~下関JCTが開通。中国自動車道から本線が山陽自動車道宇部下関線に直通するように改築。
  • 2003年3月29日 - 播磨JCT開通により播磨自動車道と接続、同時に竜野→龍野に改称。
  • 2005年9月7日 - 台風14号の影響で岩国IC~玖珂IC間340kポスト付近で50メートルにわたって上り線が土石流と一緒にながされ該当区間が通行不能に(詳しくはこちらを参照)。
  • 2005年12月1日 - 岩国IC~玖珂IC復旧。
  • 2006年10月16日 - 広島東ICで広島高速道路1号線に接続。

インターチェンジなど[編集]

本線(1)[編集]

広島岩国道路[編集]

本線(2)[編集]

小郡道路[編集]

山口宇部道路[編集]

宇部下関線[編集]

ハイウェイラジオ[編集]

  • 淡河(神戸北IC~三木東IC)
  • 三木(三木東IC~三木小野IC)
  • 相生(播磨JCT~赤穂IC)
  • 山陽(和気IC~山陽IC)
  • 鴨方(鴨方IC~笠岡IC)
  • 志和(西条IC~志和IC)
  • 廿日市(五日市IC~廿日市JCT)

通過市町村[編集]

本線(神戸JCT~廿日市JCT)[編集]

広島岩国道路(廿日市IC~廿日市JCT~大竹JCT)[編集]

本線(大竹JCT~山口JCT)[編集]

小郡道路[編集]

  • 山口県
    • 山口市

山口宇部道路[編集]

宇部下関線[編集]

神戸淡路鳴門道連絡路(三木JCT~神戸西IC)[編集]

  • 兵庫県
    • 三木市 - 神戸市北区 - 三木市 - 神戸市北区 - 神戸市西区

早島支線(倉敷JCT~早島IC)[編集]

特記事項[編集]

中国道との違い[編集]

山陽自動車道は従来からある中国自動車道に比べ、中国道独特の急勾配や極端に半径の小さい急カーブが極力抑えられている。その代わりとして多くの区間で距離の長いトンネルが連続している。山陽姫路東IC山陽姫路西IC、福山東IC~福山西IC、徳山東IC~徳山西ICの3区間は連続するトンネル数が特に多い。山陽道の全通に伴い中国道からの利用者が山陽道にシフトしている。また、山陽自動車道の途中で広島岩国道路を通過するが、この区間は厳密には山陽道ではない(広島岩国道路建設の裁判によって山陽道を別路線として建設すると明言済み。実際に建設される可能性はまずない)。路線の大半は山陽新幹線と平行して通る為、車の車窓から新幹線を、新幹線の車窓から道路を見ることができる。但し、前述の通りトンネルが連続する区間は事故多発地帯でもあり、走行には注意を要する。全線が国道2号と平行して作られており、当時の山陽道の路線をほぼ踏襲している。

主なトンネル[編集]

  • 高山トンネル(播磨JCT~赤穂IC) - 2004年8月7日に、乗用車3台と大型トラック1台の計4台が関係する玉突き・車両火災によって子供3人を含む5人が死亡する事故が発生した。
  • 笠井山トンネル(山陽IC~岡山IC) - 山陽自動車道で2番目に長いトンネル(約3,200m)。「姥捨て山」の由来を持つこのトンネルの付近で事故が起こっている。
  • 志和トンネル(志和IC~広島東IC) - カーブがきついため見通しが非常に悪く、事故が多発するトンネル。
  • 武田山トンネル(広島IC~広島JCT) - ここも事故がよく起こるトンネル。西鉄バスジャック事件の際にはこのトンネル内で一部の人質が解放。
  • 関戸トンネル(大竹IC~岩国IC) - 山陽自動車道で最長のトンネル(約3,300m)。
  • 生野屋第1・2・3・4・5トンネル(熊毛IC~徳山東IC) - 短いトンネル(極端なもので約90m)が5つ連続になっているトンネル。
  • 耳取トンネル(同上) - 山陽自動車道で最短のトンネル(約70m)。

ちなみに、各区間におけるトンネルの数は、以下の表の通り。

トンネルの数
区間名 上り線 下り線
神戸JCT~三木東IC 0 0
三木東IC~三木SA 1 1
三木SA~三木小野IC 0 0
三木小野IC~権現湖PA 1 1
権現湖PA~加古川北IC 2 2
加古川北IC~山陽姫路東IC 2 2
山陽姫路東IC~白鳥PA 6 7
白鳥PA~山陽姫路西IC 0 0
山陽姫路西IC~龍野IC 4 4
龍野IC~播磨JCT 0 0
播磨JCT~赤穂IC 5 5
赤穂IC~備前IC 0 0
備前IC~和気IC 2 2
和気IC~瀬戸PA 5 5
瀬戸PA~山陽IC 2 2
山陽IC~岡山IC 4 4
岡山IC~吉備SA 0 0
吉備SA~岡山JCT 3 3
岡山JCT~倉敷JCT 1 1
倉敷JCT~倉敷IC 0 0
倉敷IC~玉島IC 2 2
玉島IC~道口PA 0 0
道口PA~鴨方IC 1 1
鴨方IC~福山東IC 0 0
福山東IC~福山SA 4 4
福山SA~福山西IC 2 2
福山西IC~尾道IC 1 1
尾道IC~八幡PA 1 1
八幡PA~本郷IC 0 0
本郷IC~河内IC 5 5
河内IC~西条IC 0 0
西条IC~志和IC 3 3
志和IC~奥屋PA 0 0
奥屋PA~広島東IC 1 1
広島東IC~広島IC 1 1
広島IC~沼田PA 1 1
沼田PA~五日市IC 0 0
五日市IC~宮島SA 3 3
宮島SA~大野IC 0 0
大野IC~大竹IC 2 2
大竹IC~岩国IC 3 3
岩国IC~玖珂PA 5 5
玖珂PA~玖珂IC 0 0
玖珂IC~熊毛IC 1 1
熊毛IC~下松SA 0 0
下松SA~徳山東IC 5 5
徳山東IC~徳山西IC 9 9
徳山西IC~富海PA 1 1
富海PA~防府東IC 3 3
防府東IC~佐波川SA 0 0
佐波川SA~山口南IC 1 1
山口南IC~山口JCT 1 1
94 95
三木JCT~神戸西IC 4 4
倉敷JCT~早島IC 2 2
宇部JCT~宇部IC 1 1
宇部IC~小野田IC 3 3
小野田IC~下関JCT 0 0
合計 104 105

前述の理由により、中国道より起伏の少ない海沿いを通過しているにもかかわらず、比べ物にはならないほどトンネル数が多い(中国道の同区間は上り41、下り44)。

山陽道崩落事故について[編集]

2005年の台風14号の影響で岩国IC~玖珂IC間で路面が50mに渡って崩落する事故が発生した。そのため、作業関係車両以外は通行止の状態が続いていたが、10月30日から復旧工事が24時間態勢で開始されて、12月1日12時から供用を再開した。参考

利用状況(2002年度)[編集]

区間別日平均交通量
  • 神戸JCT~廿日市JCT・三木JCT~神戸西本線料金所・岡山総社~岡山JCT・倉敷JCT~早島本線料金所(平均) - 33,920台(前年度比99.0%)
  • 大竹JCT~山口JCT(平均) - 25,201台(前年度比98.9%)
  • 宇部JCT~下関JCT(平均) - 4,720台(前年度比100.0%)
総交通量(通行台数)
  • 年間 - 70,605,319台(前年度比98.3%)
  • 日平均 - 193,439台

関連項目[編集]

外部リンク[編集]