五反田駅

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五反田駅(ごたんだえき)は、東京都品川区東五反田にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京急行電鉄(東急)・東京都交通局都営地下鉄)のである。

歴史[編集]

駅名の由来[編集]

1911年、官設鉄道が荏原郡大崎町上大崎子の神(現在地)に駅を開設したが、近隣の下大崎の字で、街が形成しつつあった五反田(現在の品川区東五反田一・二丁目の一部)を駅名に採用した。なお、五反田とは「五」を意味する(一反は約992)。

乗り入れ路線[編集]

以下の3路線が乗り入れる接続駅となっている。

駅構造[編集]

JR東日本[編集]

島式ホーム1面2線を有する高架駅である。急曲線上にホームがあり、駅の真下には国道1号線が交差している。

2010年時点では駅構内の改良工事を実施している。改札内のトイレと改札外のみどりの窓口自動券売機(いずれも移転)はそれぞれリニューアルが実施された上に、ホームと1階改札口を連絡するエレベーターが新設された。その後も、東口には改良工事のための建材を置くスペースが広く確保されている。

2008年平成20年)3月14日には、駅西側に直結した複合商業施設アトレヴィ五反田」が開業した。高級スーパーマーケット成城石井」や飲食店などが入居している。さらに改札内にはドラッグストアが、改札を出た正面(ホームの真下)にはNEWDAYSやベーカリーなどが開業した。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 山手線 内回り 品川東京上野方面
2 山手線 外回り 渋谷新宿池袋方面

(出典:JR東日本:駅構内図

発車メロディ[編集]

JR東日本の多くの駅で使用されている「Cielo Estrellado」は、当駅が最初の導入駅である。なお、導入当初は1番線も「Cielo Estrellado」を使用していたが、誤乗などの混乱を避けるため、1996年(平成8年)2月14日より1番線が「JR-SH2-1」(五感工房製)に変更された。

東京急行電鉄[編集]

島式ホーム1面2線を有する高架駅。山手線よりさらに高い位置にある。この造形が面白かったのか、大岡昇平の『武蔵野夫人1950年小津安二郎監督の映画『東京暮色1957年にも出てくる。駅ビルである東急五反田ビル(地上9階・地下2階建て)と一体化しており、4階から池上線ホームに直結している。車椅子などの利用者には東急五反田ビル内のエレベーターを利用することでバリアフリーに対応している。その東急五反田ビルは2008年(平成20年)4月23日に全面改装され、飲食店・食料品・雑貨店など33店舗が入居するショッピングセンター「remy gotanda(レミィ五反田)」として開業した。テーマは「PleasantWalk」(心地よい開放的な散歩道)であり、吹き抜け空間を駅改札と連絡する4階から5階部分に新設した。それに伴い、改装前から入居している東急ストアは1階から3階までに縮小されている。

池上線 - 山手線間の連絡通路は長らく階段のみで、改良工事も行われていなかったが、2012年8月末までにバリアフリー対策のエスカレーターおよびエレベーターが設置され不便は解消された(エスカレーター上り:2012年1月15日 - 、下り:同年3月11日 - 、階段:同年6月中旬 - 、エレベーター:同年8月29日 - 各々供用開始、現在は内装工事等作業中)。ただし、新改札口等を設けた訳ではないため、池上線から浅草線や地上階へ向かうためには、従来どおり池上線改札口外を経由する必要がある。

元々、池上線は隣の大崎広小路駅を終点として、徒歩連絡による乗り換えで当駅に接続する形態であり、同駅へは歩いて行けるほど至近である。また、当初は山手線の上を越えて延伸する計画があったため[1]、高架駅である大崎広小路駅よりさらに高い位置にある。

夜間停泊が1本ある。蒲田駅発五反田駅行きの最終列車は当駅に到着後、夜間停泊して翌日の蒲田駅行きの始発列車となる。

のりば[編集]

番線 路線 行先
1・2 池上線 旗の台雪が谷大塚蒲田方面

東京都交通局[編集]

島式ホーム1面2線を有する地下駅。改札階とホームおよび、JR五反田駅に近い「A3」出入口とコンコースを連絡するエレベーターとエスカレーターが設置されている。

五反田駅務管理所の所在駅であり、浅草線の西馬込駅 - 三田駅間の各駅を管理している[2]

のりば[編集]

番線 路線 行先
1 A 都営浅草線 中延西馬込方面
2 A 都営浅草線 押上京成線北総線成田空港泉岳寺のりかえ)京急線方面

利用状況[編集]

  • JR東日本 - 2013年度の一日平均乗車人員は132,524人で、同社の駅の中で第24位である。
  • 東京急行電鉄 - 2013年度の一日平均乗降人員は108,025人である。
  • 都営地下鉄 - 2012年度の一日平均乗降人員は62,834人(乗車人員30,976人、降車人員31,858人)である。

各年度の一日平均乗車人員数は下表のとおり。

年度 JR東日本 東京急行電鉄 都営地下鉄 出典
1992年 139,899 54,394 27,493 [3]
1993年 137,655 54,085 32,890 [4]
1994年 134,592 53,211 32,373 [5]
1995年 133,735 53,112 31,784 [6]
1996年 135,718 53,148 32,153 [7]
1997年 134,332 52,877 32,110 [8]
1998年 132,718 52,337 31,970 [9]
1999年 [1] 133,202 52,025 31,507 [10]
2000年 [2] 132,411 51,844 30,726 [11]
2001年 [3] 128,876 51,375 29,559 [12]
2002年 [4] 128,260 50,871 29,636 [13]
2003年 [5] 126,269 50,296 28,879 [14]
2004年 [6] 124,967 49,096 28,164 [15]
2005年 [7] 126,137 48,915 28,389 [16]
2006年 [8] 129,354 49,578 29,118 [17]
2007年 [9] 134,324 50,315 30,170 [18]
2008年 [10] 134,512 50,907 30,562 [19]
2009年 [11] 132,176 50,441 30,208 [20]
2010年 [12] 129,154 50,173 30,067 [21]
2011年 [13] 127,996 29,640
2012年 [14] 130,633 30,976
2013年 [15]132,524

駅周辺[編集]

バス[編集]

最寄り停留所は、駅前のバスターミナルにある「五反田駅」となる。なお、4 - 6番乗り場は駅正面にあるが、かつては駅の反対側に2・3番乗り場が存在していた。以下の路線が乗り入れ、東京都交通局東急バスにより運行されている。

東口[編集]

西口[編集]

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道
山手線
大崎駅 - 五反田駅 - 目黒駅
東京急行電鉄
池上線
五反田駅 (IK01) - 大崎広小路駅 (IK02)
東京都交通局
A 都営浅草線
戸越駅 (A 04) - 五反田駅 (A 05) - 高輪台駅 (A 06)

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]