ムサシ (アニメポケットモンスター)

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ムサシ(日本国外名:Jessie)は、任天堂のゲームソフト『ポケットモンスター』を原作とするアニメ『ポケットモンスター』シリーズに登場する架空の人物。声優は林原めぐみ(『アドバンスジェネレーション』中途の2004年夏の一時期(85話~92話)、林原が産休のため平松晶子が代役。同年夏中に林原に戻った)。

プロフィール[編集]

  • 出身地:不明
  • 職業:ロケット団員
  • 年齢:25才[1]
  • 登場時期[2]:全シリーズ

人物[編集]

ロケット団の下っ端の女性団員で、コジロウニャースのパートナー。この3人のリーダーと思われる。

高飛車でワガママでナルシストな性格だが、時折仲間を守ろうとする姉御肌的な一面を見せることもある。膝近くまである長い赤色の髪を大切にしており、いつもピカチュウの「10まんボルト」で吹き飛ばされたり岩などにぶつかって髪が痛むことが悩みの種である。また、ハブネークに食いちぎられたことで怒り狂い素手でボコボコにした挙句ゲットしたことや、サボネアが髪の毛に絡まり切断を余儀なくされ悲しんだことがある。家は凄まじく貧乏で、少女時代におかしな料理[3]ばかり食べていたため、どんなに不味い物でもおいしく食べる味覚音痴であるが、本人は気にしていない。この過去のためか雪が大好きで雪が降ると大はしゃぎする。

通常の制服は自分の美意識に合わないという理由から、他のロケット団員とは異なる色の制服を勝手に着ている[4]。また、どくポケモンを多く持つ傾向にあり、セキチクジム襲撃の際は「悪党にはどくポケモンがよく似合う」と発言している。

AG以降はポケモンコンテスト(過去に参加したことがあるらしい)に出場しており、ハルカや他のコーディネーターに敗れることが多いが1次予選は突破することが多く、ケンゴを破りリボンをゲットしたことや非公式な大会ではサトシエイパムを借りてヒカリに勝ち優勝したこと[5]もあるため、それなりの実力はあると言える。AGではほぼ毎回服装と名前を変えているが、DPでは毎回同じ服装と同じ名前(キャンディームサリーナ)で出場している。

かつてはチャリンコ暴走族の一員として、自転車で走りながらチェーンを振り回してたため、「チェーンのムサシ」と呼ばれていた。また、看護婦を目指したものの普通の学校に入学できず、ラッキーと共に看護学校へ行っていたことや(後にそのラッキーはハピナスに進化し、金銀編でムサシと再会した)、ポケモンゼミを受験し落ちたこともある。少女時代にはアイドルのオーデションを受けており、同時期にトップコーディネーターを目指すボーイフレンドに一緒についてこないかと誘われた際はオーディションを選び彼と別れるも、オーディションに落選し夢も恋も失うという経験をしたこともある。他にもあくまで自称ではあるが、お天気お姉さんをしたことや少女忍者だったこともあり、過去に謎が多い[6]。母親が行方不明になってからは一時期親戚の元を転々とした後ずっと1人で生きてきたらしく、訓練所時代にはコジロウに「ずっと1人で生きてきたため、人との付き合い方が分からない」と打ち明けている。

前述の通り生い立ちには謎が多く両親も不明だが、ラジオドラマミュウツーの誕生』に登場したミヤモトという人物(先代ボスの命令でジャングルミュウの捜索活動をしていたが消息不明に)がムサシの母親だという説がある。

訓練所時代は訓練生の中でもトップクラスの実力者だったが、「潜在能力は高いが仲間とのチームワークに欠ける」として、コジロウとニャースに出会うまで問題児扱いされていた。コジロウとはポケモンゼミ不合格やチャリンコ暴走族所属などの接点があるが、ロケット団の訓練所でパートナーとなるまでは直接の面識はなかった模様。

小説版では、「ロケット団としてポケモン泥棒をする以前は美術品泥棒をしており、盗品をお宝鑑定番組に出しては安く評価されバカにされていた」という設定がある。

名前の由来は剣豪の宮本武蔵から。ただし、同じくロケット団の女性団員であるヤマトとことあるごとに対立することから、ヤマト(大和)に対するムサシ(武蔵)とのダブルミーニングとも考えられる。メディアファクトリーから発売されたCD「ロケット団よ永遠に」では、ムサシとコジロウが「関門海峡門司下関…」というフレーズを歌うが、これらの地名はポケモンの世界には出ていない。

略歴[編集]

エリート候補の団員であるため他の一般団員を指揮したり、ボスであるサカキから直々に命令が下されることがあったが、サトシ達に出会ってからは失敗の連続であったためエリートから外され、運動神経の良さを除きその優秀さは見る影もなくなった。金銀編では1度コジロウやニャースと共に自分の知らないうちにロケット団を強制的に辞めさせられてしまうが、そのことを知った直後に再入団を果す。

AG以降はポケモンコンテストに出場。ホウエン編では小細工をして失格になることもあったが、バトルフロンティア編では真面目に参加しており(参加しないで衣装代稼ぎのための商売をすることもある)、DPではAG以上に真面目に取り組む姿勢が見られる。なお、バトルフロンティア編で最後に出場したコンテストではサトシ達に正体がばれたが、DPでは正体はばれていない。現在所有するリボンは4つ。

ムサシのポケモン[編集]

アーボアーボック
2話から登場。誰かからお中元で貰ったポケモン。ムサシとはぐれた際にはこき使われるサラリーマンのようなことをピカチュウに話したことがある。31話で進化できないことにムサシとコジロウが涙を流したことがきっかけで進化する。いつもサトシ達にムサシ共々吹っ飛ばされるが、能力などは決して低いわけではない。バトルの他に脅迫にも利用される。AGにおいて密猟者からアーボの群れを守るため、涙ながらムサシと別れる。
「どくばり」や「まきつく」、「あなをほる」や「かみつく」、「ようかいえき」や「へびにらみ」、「ずつき」などを使用していた。
ベロリンガ
52話から登場。ロケット団が買い込んだ食糧を盗み食いしたため、懲罰のためゲットされる。図体はでかいが、非常に臆病な性格。146話にてポケモン交換会で誤ってソーナンスと交換させる。
「したでなめる」や「まきつく」、「ちょうおんぱ」や「ふみつけ」を使用していた。
シェルダー
  • 登場時期:KT(ゲスト)
66話に登場。ある研究者のヤドンヤドランに進化させてからゲットするためにゲットされるが、ヤドランの捕獲には失敗する。ちなみに捕獲時にバトルしたのはムサシではなくコジロウである。
「からではさむ」や「れいとうビーム」を使用していた。
ソーナンス
146話から登場。元はテルという少年のポケモンであったが、アクシデントにより知らずの内にベロリンガと通信交換される。ムサシが「ミラーコート」の存在を知らず、バトルでは常に「カウンター」としか指示しないため、自分で考えて「カウンター」と「ミラーコート」を使い分けている。勝手にモンスターボールから出てくる困り者だが、盾役としてのバトルの実力は十分(ただしバトルでの出番は多くない)。金銀編終盤以降、ムサシは指示を出す時に技名すら言わず、「ソーナンス、よろしく!」と言ってばかりである。
192話「ソーナンス!そうなんす?」ではなんだかんだでムサシの事が好きだったり、意外と器用な一面も見せた。AG146話「エスパーVSゴースト!真夜中の決闘!?」では、好きになったキルリアのために突進していき、ムサシたちを裏切る形になりながらも助けに行くなど純情な面も見せた。
また、ロケット団お決まりのキメ言葉のあとに「ソーナンス!」と鳴くことで存在感を示す。濡れ衣を着せられても「ソーナンス!」しか言えないため、冤罪で咎められることも多い
本来ソーナンスはがまんポケモンという分類通り、常にきつい表情をするポケモンなのだが、このアニメのソーナンスの影響か、相槌を打つコミカルなポケモンとしてのイメージが定着している。鳴き声が名前と同じため、濡れ衣を着せられても「ソーナンス」と言ってしまう。
「カウンター」や「ミラーコート」を使用する。
ハブネーク
284(AG8)話から登場。ムサシの髪の毛を誤って噛みちぎってしまい、激怒したムサシ本人に倒されゲットされる(このことから、ムサシはその辺の野生ポケモンよりも数倍強いと思われる)。不意打ちとはいえ1度はキモリを負かしたことからレベルや実力は高いはずであるが、ムサシのポケモンとなってからは勝率が異常に低くなる。
「ポイズンテール」や「くろいきり」、「かみつく」や「まきつく」を使用する。特に「くろいきり」は多用されており、マタドガス後任の逃走役ともなっている。
ケムッソマユルドドクケイル
290(AG14)話から登場。300(AG24)話でマユルドに、304(AG28)話でドクケイルに進化。ムサシはマユルドをカラサリスと間違え、アゲハントに進化すると思い込んでいたが、実際にはドクケイルに進化する。性格は素直でコジロウの言うことも聞く。ムサシが「ちゃん」付けするほど大事にしているためか、ハブネークに比べ普通のバトルでの出番は少なく、コンテストでの活躍が目立つが、普通のバトルでもサトシ達を苦戦させることが多い。540(DP73)話でムサシの昔の彼氏と似た少年・タイキのドクケイルと恋に落ち、その気持ちをくみ取ったムサシと別れる。
「たいあたり」や「どくばり」、「かぜおこし」(ドクケイル時)や「ふきとばし」(ドクケイル時)、「サイケこうせん」(ドクケイル時)を使用する。進化前は「いとをはく」や「かたくなる」(マユルド時)も使用していた。
ヤンヤンマメガヤンマ
547(DP80)話から登場。タイセイという新人トレーナーから横取りするという形でゲットされる。その後サカキに贈られるが、既に大量発生したヤンヤンマをゲットしており不要であったために返される。しかし、ムサシ達が自分達の戦力として使えとサカキが気遣ったと勘違いしたため、ムサシ達には大事にされている。「げんしのちから」を覚えていたため(ムサシ達はこれをサカキが自分達のために覚えさせたと勘違いしている)、急速にメガヤンマに進化する。
「つばさでうつ」や「ソニックブーム」、「げんしのちから」(進化直前に覚える)や「でんこうせっか」、「はがねのつばさ」や「ぎんいろのかぜ」を使用する。

銀魂とのコラボレート[編集]

真撰組(特に近藤勲)によって、ロケット団を強制的にやめさせられポケモンコーディネーター一筋の道を進むことになった。また、神楽や、志村妙に飛び蹴りされて「やなかんじ~」と叫んだことがある。

脚注[編集]

  1. ルギア爆誕』において、フルーラがサトシに恋愛感情があるのかとカスミをからかった際、10歳の2人に対しムサシが「恋愛で揉めるなんて10年早い」と言った後、コジロウが「僕たちは5年遅い」と言うやり取りがあり、これを根拠に25歳だとする説が有力。
    ダイヤモンド&パール編では、ムサリーナ17歳と自称しており、「曲がり角の肌」と言いかけて慌てて訂正していた。
  2. 登場時期に示されている略号
  3. 雪に海苔を巻いた「雪軍艦巻き」にしょうゆをつけたものや、雪にイチゴシロップをたらした「かき氷」など。
  4. アニメ放送開始の1997年から既にミニスカートスーパーロングブーツを組み合わせた格好をしており、現在は広く見られるものの、これは当時の子供向けアニメとしては珍しい。
  5. 登場初期からポケモンを盗む任務をやっていたため盗み癖がついたようで、賞品のバナナ(非公式のため、賞品はリボンではなくバナナだった)を盗んだ際にサトシに「(盗まなくても)それはロケット団のものだからな」とツッコまれた。
  6. 過去を覗き込んだネイティオに「2度と見たくない」とまで言わしめた。

関連項目[編集]