テイルズオブエターニア

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テイルズ オブ エターニア
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ジャンル
ゲーム:
ゲームジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 プレイステーション
プレイステーション・ポータブル
必要環境
推奨環境
ゲームエンジン
修正パッチ
開発元 PS:日本テレネット・ナムコ
(現・バンダイナムコゲームス
PSP:ナムコ・テイルズスタジオ
発売元 ナムコ
プロデューサー
監督
キャラクターデザイン いのまたむつみ
メディア PS:CD-ROM 3枚組
PSP:UMD 1枚
プレイ人数 1~4人(PS)
1人(PSP)
発売日 2000年11月30日(PS)
2005年3月3日(PSP)
稼動時期
販売価格 PS:7,140円(税込)
PSP:5,040円(税込)
売上本数 66万本
レイティング CERO: 全年齢
インタフェース
コンテンツアイコン
キャラクター名設定
エンディング数
セーブファイル数
セーブファイル容量
クイックセーブ
クイックロード
コンテニュー
画面サイズ
全画面表示モード
音楽フォーマット
キャラクターボイス
バックログ
CGモード
音楽モード
回想モード
メッセージスキップ
オートモード
その他
テンプレート使用方法 ノート

テイルズ オブ エターニア』 (Tales of Eternia) は、2000年11月30日にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から発売されたプレイステーションRPG2005年3月3日にはプレイステーション・ポータブル(PSP)版として移植された。

概要[編集]

テイルズオブシリーズのメインタイトル第3作目。略称は「エターニア」、もしくはタイトルの頭文字をとって「TOE」。テイルズ独特の固有ジャンル名は今作では『永遠と絆のRPG』。キャッチコピーは『変われる強さ、変わらぬ想い。』

イベントはほぼフルボイスで、キャラクターは2頭身でなく3頭身。ファンタジアデスティニーのキャラも多数ゲスト出演しており、PSテイルズの集大成ともいえる。システム的にもこの作品で1つの完成形と新たな出発点を迎えることになる。

2002年11月7日にはPS the Best、2005年12月1日にはPSP the Bestとして廉価版が発売された。

同じ世界観のオンラインRPG、テイルズオブエターニアオンライン(TOEO) がWindowsMMORPGとして運用されていたが、2007年3月31日にサービスを終了した。


2001年にはテイルズオブエターニア THE ANIMATIONとしてアニメ化もされており、エニックス(現スクウェア・エニックス)出版のガンガンWINGよりコミックスも発売されている。著者は小池陽子

英語版のテイルズオブエターニアのタイトルはなぜかTales of Destiny IIとなっており、海外での混乱を招いているようである(参考リンク)。これは著作権・商標絡みの問題であるともマーケティングからとも噂されているが、正確なことは分かっていない。また、2006年7月現在、日本で言うテイルズオブデスティニー2は日本以外では発売されていない(韓国は同じ名前でローカライズ版が発売されている)。

ストーリー[編集]

物語の舞台となるのは、二つの世界が平行に存在する“対面世界”エターニア。 エターニアは明るく、暖かい気候の『インフェリア』と、その遥か頭上、空の向こうに逆さまに存在する『セレスティア』から成る。

インフェリアの片田舎の村・ラシュアンに住む、幼馴染の二人組、リッド・ハーシェルとファラ・エルステッド。二人が村の見晴らし台から天上に広がる世界を眺めていると、ふいに大きな光が降ってきた。

二人が急いで墜落現場に向かうと、そこには、褐色の肌を持ち、見慣れぬ服を着た少女が倒れていた。 言葉すら通じない少女に困惑しながらも、ひとまず村長に報告し、その指示を仰ぐことにした二人。しかし村長からはきっぱりと、少女を村から追い出すように命じられる。

何とか説得を試みようとするファラ。 その時、突然に村長宅の壁が激しく崩れ、褐色の肌の男が現れる。少女同様に異なる言語を操る男に、訳もわからないままいきなり襲撃されるが、リッド・ファラの二人で何とかこれを撃退する。 しかし、結果として三人とも村を出て行かざるをえなくなってしまった。

ここから始まる物語は、やがて二つの世界全体を巻き込む大問題へと発展していくこととなる。 そこには、一人の救われない女の過去があった……。

システム[編集]

戦闘システム[編集]

アグレッシブ リニアモーションバトルシステム(A-LMBS)

主題歌[編集]

オープニングテーマ
エンディングテーマ(PS版)

キャラクター[編集]


注意以降に核心部分が記述されています。

パーティキャラクター[編集]

リッド・ハーシェル[編集]

(Rid Hershel)

インフェリア人
18歳、身長178cm、体重62kg。
声:石田彰
本作の主人公。インフェリアのラシュアン村に住む猟師の青年。深紅の髪と空色の瞳、ヘソ出しルックが特徴的。ファラとキールとは同じ村で育った幼馴染であるが、ファラには何かと振り回されがち。
のんびりと空を見上げているのがお気に入りで、平穏で静かな生活を望んでおり、猟師として分相応な生活を求めていたが、メルディと出会いファラに連れられて旅に出る事になる。当然、その事について本人は嫌っているが、旅をしていくうちに段々と自分の必要性を感じ、戦う事を決意する。幼馴染のキールとは皮肉を言い合うなど、口喧嘩が絶えないが、彼の目線からの幼少期の過去を知ったことにより、彼の内面を知ることになり気遣うようになり、皮肉もあまり言わないようになった。
前述通り変化を嫌う保守的な性格で、「食べたい時に食べたいだけ食べる、寝たい時に寝たいだけ寝る」「何も起きず平穏ならそれが一番」というリッド節が信条。また、他人に干渉するのも干渉されるのも嫌うリッドにとってファラは特別な存在である。しかし、他のメンバーが緊迫している状況でもしばしばこれが出てしまうため、周囲から呆れられることも少なくない。冷静ではあるが、どちらかというと脳天気な性格である。ただ、食べる事に関してはかなり意欲的。お化けや怪談が苦手。
剣術に天賦の才を見せ、我流であるにも関わらずその腕前は中々のもの。“神の力”である『極光術』を扱うための素質(『フィブリル』と同義)を持っており、メルディに触れると虹色の光が出る。
剣・槍・斧を装備可能。
TOAにゲスト出演している。

ファラ・エルステッド[編集]

(Farah Oersted)

インフェリア人
17歳、身長161cm、体重46kg。 B83・W58・H84。
声:皆口裕子
本作のヒロイン。ラシュアン村育ちの農家の娘。リッドとキールとは幼馴染。普段は畑仕事を手伝っている。口癖は「イケる、イケる!」
表面的には、正義感が強く、元気で快活な少女。しかしその胸の奥には、幼い頃に関わった“ラシュアンの惨劇”という事件が背景となった強いトラウマも抱えている。そのため、意識的にしろ無意識的にしろ、自身の幸福を禁じ、病的なまでに他者に尽くそうとする傾向がある。
力でリッドに勝つために村の近所にあるレグルス流の格闘道場に通っていた経験から、徒手空拳での戦闘や体術・気功術に長け、籠手やブーツによる殴打・蹴撃技や闘気の応用を駆使して戦う。また、気功による癒しの術も扱える。特技、奥義による連携は無く、地上技、対空技、空中技、強打技で連携となる。OPでは大型のモンスターを一発で蹴り飛ばす荒業も披露する。また、親分肌であり幼馴染であるリッドやキールから恐れられているものの、何だかんだで慕われている存在。なお、蹴りの技も多用する割にはロングスカートを着用している。
メルディと共にTOSにゲスト出演している。

メルディ[編集]

(Meredy)

インフェリア人(父)とセレスティア人(母)のハーフ
16歳、身長157cm、体重45kg。 B80・W56・H82。
声:南央美
褐色の肌に紫の髪と瞳を持つ少女。
セレスティアの著名な晶霊技師ガレノスの弟子で、技師の卵。彼女自身も晶霊術の才能がある。彼女の両親もガレノスの下で研究を行っていた。
クレーメルクラフトという飛行機械に乗って対面世界セレスティアからインフェリアへ渡ってきたが、ラシュアンの森の中に墜落し、リッドとファラに助けられる。しかし、セレスティアの公用語は『メルニクス語』という、インフェリアでは古代語とされる特殊な言語であるため、リッド達と出会った時は言葉すら通じなかった。モルルに住んでいるマゼット博士からオージェのピアスをもらうことで、やっと仲間との意思疎通が可能になったが、少々片言なしゃべり方をする。中でも特徴的なのが「バイバ!」「ワイール!」等。また、「~の~」が「~が~」になっている。
普段来ているピンクのワンピースは、旅立つ前にファラが着せたお古。元々着ていたセレスティアの服の上からすっぽりかぶっている状態。元々セレスティアで着ていた服は真っ白いワンピースである。この服装は序盤とオープニングで少し見る事ができる。セレスティアではよく着ていると言われているが、彼女以外着ているセレスティア人を見ない。
リズム感覚に優れており、何かとよく踊り出す。ジイニではダンスのミニゲームまで登場した。
かつて実の母親から人体実験を繰り返された挙句に捨てられた経験から、他人から見捨てられることを極度に怖れる面がある。
“闇の極光”に対する素質がある。そのため“真の極光”の素質を持つ者(リッド、レイス)に触れると反発が起こり、『フィブリル』と呼ばれる虹色の光が発生する。
いつもクィッキーというペットを連れており、戦闘時にはクィッキーも攻撃に参加する。鳴き声は名前の通り「クィッキー」であり、リッドからは「分かりやすい名前だ」と言われていた。

キール・ツァイベル[編集]

(Keel Zeibel)

インフェリア人
17歳、身長174cm、体重51kg。
声:保志総一朗
リッドとファラの幼馴染。
7歳の時に、両親と共に生まれ育ったラシュアンを去り、学問の町ミンツに移り住む。13歳で学問の才能を見出され、ミンツ大学に飛び級で入学。現在は同大学の最難関こと光晶霊学部に所属する学士。昔から運動神経は鈍く泣き虫で、活発なリッド・ファラにからかわれるのがお約束だった。そんな自分に幼い頃から劣等感を感じていたような一面も垣間見え、(彼がもともと学業に没頭するのもコンプレックスを取り払うため)現在でも他のメンバーと比べるとあまりにも体力不足が目立つ。
その一方、知識欲は非常に旺盛で、大学に飛び級入学するだけあって並外れた頭脳を持つ。しかし知識のほとんどを百科事典の丸暗記で得るなど、理論面に偏重し、融通がきかない一面もある。何か事が起きる度に滔々と専門事項について解説する衒学趣味の癖も。RPGにおける、解説役の役割を果たす。しかし、あらゆる憶測を全く信じないがゆえに勘が鈍くなり、序盤はその事でパーティメンバーの足を引っ張る事になる。
当初はメルディを研究対象としか認識しておらず、ファラに咎められる様な態度を取ることもしばしばあったが、共に旅を続けていく中で徐々に打ち解けていく。
晶霊術の使い手で、様々な攻撃術や回復術を習得する。

チャット[編集]

(Chat)

セレスティア人(ただし、曽祖父であるアイフリードの妻がインフェリア人であったとする説もあるため、多少の混血である可能性は高い)
12歳、身長146cm、体重38kg。 B76・W55・H77。
声:野田順子
セレスティアの海賊。かつて世界中を荒らしまわったと伝説に名高い大海賊・アイフリードの四代目の子孫。その服装や金色の短髪、海賊と言う肩書きなどから一見男の子のように思えるが、実は女の子でありボク少女。チャームポイントは体に合わぬ大きな海賊帽。先祖のアイフリードに強く憧れており、彼のような立派な海賊になりたいという夢を抱いている。また、俗に言う機械フェチである。愛する機械を毛だらけにする動物全般が苦手で、特にバンエルティア号を隅々まで走り回るクィッキーは天敵。
メルニクス時代の遺産であり、アイフリードの形見でもあり、セレスティア七大秘宝の一つにも数えられる万能艦『バンエルティア号』を操り、先祖の遺した財宝を探している。理解不能なセンスと奇抜すぎる改造手法は、血筋以外の何物でもない。なお、両親は健在である。大人びた口調で常に丁寧ではあるものの、時に慇懃無礼ともいえる態度を取る。
戦闘時にはバッグを振り回し、ピコピコハンマーを始めとする海賊道具を駆使して戦う。なお、彼女を戦闘メンバーに加えずにゲームを進めることも可能である。
TOAに彼女の人形が登場する。

フォッグ[編集]

(Fog)

セレスティア人
38歳、身長185cm、体重92kg。
声:江原正士
セレスティアの自由軍・シルエシカのリーダー。常識外れの頑丈さや無尽蔵な体力などから、「不死身のフォッグ」の異名をとる。
屈強な体格から受ける印象通り、豪放磊落な性格で細かいことには全くこだわらない。どんな苦境も豪快に笑い飛ばして突き進むポジティブ思考の持ち主だが、深く考えるのが苦手で、ボキャブラリーの不足から会話の端々がしょっちゅう「アレ」になってしまう。また、他人の心情を察する、などの細かい気遣いも不得手。それでも、天性のカリスマ性や器の大きさで、シルエシカメンバーからは深く慕われている。だが、自由軍の実務は内外を問わず、副官のアイラがほぼ全面的に請け負っている。
そんな彼にも絵師の妻がいるのだが、その妻はある事情から数年前に放浪の旅に出てしまい、現在は行方不明である。その帰りを待つ間、彼女が可愛がっていたミアキスのデデちゃんを溺愛しており、自由軍の合言葉まで「ミアキスを胸に」になってしまっている。
武器は強力な破壊力のあるバズーカで、打撃用武器としても使用する。
イベントで一時的に仲間になるが、その後はパーティに入れておくかをいつでも選べる。この「入れる、入れない」は、彼自身の特技習得イベントにも関係がある。

レイス[編集]

(Race)

本名:レイシス・フォーマルハウト(Rassis Fomalhaut)
インフェリア人
25歳、身長182cm、体重76kg。
声:磯部弘
レイスの名でリッドらの前に現れた謎の商人。正体はインフェリア王国の元老騎士で、セイファートキーの導きに従ってインフェリア中を旅して回り、その過程でリッドらに注目するようになる。かなりの美形で、幅広の帽子とその帽子に挿したドエニスの花がトレードマーク。
現在のインフェリア王・グルノーレ二世の隠し子であり、庶子。その妾である母・ロナは王の正妻であるセルディア王妃によって服毒自殺に追い込まれている。これが原因で、王も王妃も彼に対して少なからず負い目を感じており、元老騎士という高い位を与えている理由の一つになっている。また普通なら王と王妃を恨んでもおかしくないだろうが否恨んでいるが表に出さないのは王の生き方を否定するのは母を否定するのも同然、と考えているからである。
リッドとは違い細身の剣を扱い、盾は持たない。しかし、剣術の腕はリッドを遥かに上回り、リッドと同じく、『フィブリル』と呼ばれる『極光術』の素質を秘めている。
“フォーマルハウト”という姓は、平民出身だった母・ロナが後宮に入る時に、王から与えられた『伯爵夫人』の称号。元々の母方の姓は“ウィンディア”である。
インフェリアでは一般に“レイシス・ルエイン”として名が通っているが、これも上記のような複雑な事情を含んだ上での偽名である可能性も高い。
物腰や振る舞いからは想像もつかないが、セレスティア料理を気に入るほど味オンチ。好物は「えびのしっぽ」でじゃりじゃりした食感がたまらないらしい。
シゼルの闇の極光術をリッドたちの身代わりに喰らい、同じフィブリルを持つリッドにセイファートキーを託し、死亡してしまう。

大晶霊[編集]

インフェリアの大晶霊[編集]

ウンディーネ 声:住友優子
「水」の大晶霊。落ち着いた女性の姿をしている。穏やかな物腰で、大晶霊達をまとめるリーダー的存在。
三つ又の槍・トライデントを愛用する。
召喚すると、水圧を利用した連続攻撃を敵に与え、パーティ全員のHPを回復してくれる。
シルフ 声:町井美紀
「風」の大晶霊。背に羽を持った、幼い少年の姿。中身も非常に子供っぽい性格で、のんびりしたノームとはテンポが合わず、苦手に感じている。
武器は主に弓矢を使用するが、召喚術では敵を一点に集めて吹き飛ばす技を使う。
イフリート 声:稲田徹
「炎」の大晶霊。筋骨隆々とした男性の姿を形成する。豪快かつ荒っぽい性格。セルシウスに好意を抱いているが、なかなか受け入れてもらえずにいる。
ちなみに難易度がハードの状態で彼と戦闘をすると、隠し晶霊術の一つであるエクスプロージョン・ノヴァを使ってくる。難易度が普通の状態でも他の大晶霊よりも体力が高く、倒すのも少々苦労する。
本来脚はないのだが『クレーメル・ケイジ』に入って縮小化しているときには何故か脚がある。
レム 声:町井美紀
インフェリアの根元精霊を統括する「光」の大晶霊。六枚の羽を生やした高貴な女性の姿。水・風・火の大晶霊を介さない限り、姿を現すことはない。
『光の橋』を管轄しており、資格があると判断したものをインフェリアからセレスティアへ送っている。召還すればHPが0のメンバーでも全回復をしてくれる。
なお、インフェリア大晶霊の担当声優である住友、町井、稲田の三人は以降のテイルズシリーズにも同じ精霊役で出演している。

セレスティアの大晶霊[編集]

ノーム 声:石川英郎
「地」の大晶霊。他の大晶霊と比べると少々可愛げな格好をしている。大きな鼻とナイトキャップが特徴。
とことんマイペースでおっとりしており、特にシルフとは反りが合わない。
セルシウス 声:野田順子
「氷」の大晶霊。人間の少女に近い外見。暑苦しいアプローチをしてくるイフリートが苦手で、またそんな苦手意識を持ってしまう自分を大晶霊として恥じる一面もある。
格闘技を得意とし、拳打に凍気を組み合わせた技が主な戦法。彼女との戦闘では、主にファラと同じ技を使う。プレイヤーの間では人気の高い晶霊であり、第1回人気投票では数多い仲間キャラ達を押し退けて4位にランクインした(第2回では9位、第3回では20位)。
ヴォルト 声:高塚正也
「雷」の大晶霊。電気を帯びた球体を形成する。機械的でカタコトの会話が特徴的。
シャドウ 声:江原正士
セレスティアの根元精霊を統括する「闇」の大晶霊。双刃の槍を振るう騎士の姿で現れる。
レムと共に、リッドに強力な剣・エクスカリバーを授ける。
隠し晶霊扱いで、契約しなくてもストーリーは進む。

高位大晶霊[編集]

マクスウェル 声:青野武
全ての晶霊を統括する「元」(元素)の大晶霊。飄々とした老人のような姿。
ゼクンドゥス 声:塩沢兼人
隠された「時」の大晶霊。詳細はゲストキャラクターの項を参照。

敵キャラクター[編集]

シゼル
セレスティア人
年齢不詳、身長171cm、体重59kg。 B90・W66・H93。
声:伊倉一恵
バリルの妻でセレスティアの実権を握る女性。
ガレノスの下でアシスタントをしている時にバリルと出会う。バリルと結婚しメルディを産むが、幸せも長くは続かず当時の総領主のビリアルによって目の前でバリルを殺される。その時に闇の極光が開花しビリアルを倒すも、ネレイドに精神を乗っ取られる。以後人間的な感情を失い、自分の存在を隠すために死んだバリルを総領主にし、バリルの唱えた『非物質世界への回帰』というスローガンを『物質世界の破壊(グランドフォール)』という歪んだ方法で実現しようとする。さらに、実の娘であるメルディや裏切り者のヒアデスに対して人体実験を繰り返し、挙句メルディをあっさりと捨ててしまう。
リッドの『真の極光』によってネレイドの呪縛から放たれた彼女は、グランドフォールを止める為、闇の極光を使い死亡する。
本作のラスボスで、都合3回戦うことになる。
戦闘ではさまざまな属性の晶霊術の他、闇の極光術(『エターナル・ファイナリティ』等)を扱う。
試練のときに一度だけ操作キャラクターになる。
ヒアデス
セレスティア人
54歳。
声:高塚正也
元・バリルの忠実な補佐官。
生来、気は小さいが優しい性格で、幼いメルディも面倒を見ていた。しかしビリアルに娘を人質に取られた為、やむを得ずバリルを裏切る。シゼルが闇の極光を覚醒させた後は、その裏切りを理由に闇の極光の実験を受けさせられ、結果人間としての感情を失い、シゼルの邪魔をする者を殺す狂気の殺人鬼となってしまった。
本編では、インフェリアまでメルディを追いかけ、ラシュアン村村長宅を襲撃。アイメンを壊滅させ、住民をほぼ皆殺し。さらに晶霊砲を占拠しようとしたインフェリア軍やシルエシカにもかなりの打撃を与えた。その都度リッドらと戦うことになるが、回を重ねるごとに段々と怪物化していき、倒すと狂ったように高笑いする。
因みにストーリー上、合計3回戦うことになる(隠しダンジョンでも出現する)。
3回目を除いてなぜか必ずたまごを落とす。

サブ・キャラクター[編集]

バリル
インフェリア人
セレスティアの総領主であり、メルディの父。リッドの父・ビッツ、レイスの母・ロナとは幼馴染みで、三人ともラシュアンの出身。
王立天文台で光の橋の研究をし、その実証として実際に光の橋を使い、単身セレスティアに向かうが、その時に深い怪我を負い、シゼルに助けられる。その後ガレノスの下でシゼルと共に研究に励み、やがてシゼルと結婚。メルディをもうける。
光晶霊術士としての才能を当時の総領主ビリアルに認められ地方領主となり、そこで平和の為に尽力し多くの賛同者を得るが、そのためにビリアルに危険視され、謀殺される。すでに死んでいるにも関わらず総領主とされているのは、シゼルの隠蔽工作の為である。亡骸はバリル城に安置されている。
ちなみに彼の唱えた“非物質世界への回帰”とは、「人間は心も大事である。物欲を捨て争いはなくそう」程度のニュアンスだった。
ガレノス
セレスティア人
76歳、身長165cm、体重58kg。
声:青野武
セレスティア随一の天才晶霊技師。クレーメルエンジンやエラーラ電話を始め、メルディがインフェリアに向かうために乗ったクレーメルクラフト、大晶霊をクレーメルケイジに捕獲する際に用いるパラソルなど、彼の発明による製品は多岐に渡る。
メルディが母親に捨てられてからは、彼女を引き取って育ててきた。現在はメルディの師匠として、彼女に研究を手伝わせている。かつてはシゼル・バリルの二人も彼の弟子だった。
シルエシカと協力し晶霊砲を、のちにインフェリア軍の力も借りてフリンジ砲を完成させた。
ゲーム本編のその後を描いた小説版では、メルディをかばい死亡した。
ロエン・ラーモア
インフェリア人
23歳。
声:石川英郎
インフェリア王国衛兵長。しかし、ドラマCDでは何かとやられ役になる時が多い。
生粋の貴族の坊ちゃん育ちで、何かと平民に対しては見下しがちの態度をとっている。だが、実戦経験は皆無、訓練でワラしか斬った事がないという。しかし、王からは何故か信頼されているようで、物語終盤では、インフェリア側の全権大使としてセレスティアとの交渉を任される。
アレンデ姫に好意を持っており、彼女を慕っている。レイシスを恋敵として見ているが、全く相手にされない。
アイラ
セレスティア人
26歳、身長164cm、体重49kg。 B89・W63・H90。
声:米本千珠
自由軍シルエシカの副官。
17歳の時、フォッグに命を救われる。その後、命の恩人に尽くすために独学で勉強し、シルエシカに入団(フォッグはアイラを助けたことをまるで覚えていない)。
現在はフォッグの参謀を務め、すべての頭脳労働・事務仕事を一手に引き受けるほか、フォッグのボキャブラリー不足を補うなど、シルエシカには欠かせない存在。フォッグに恋心を抱いているが、彼が愛しているのは行方不明の妻であり、既婚ということを理解しているので表に出さない。しかし、時たまフォッグの豪快さに呆れる時がある。似たような境遇のロエンと妙な連帯感が生まれるシーンも。
アレンデ
インフェリア人
16歳、身長160cm、体重44kg。 B85・W59・H86
声:柿沼紫乃
インフェリア王国王女。
インフェリア王国国王グルノーレII世と王妃セルディアの一人娘。
初登場時には政治にも情勢にも疎い箱入りのお姫様だったがレイシスの死後には彼の遺志を汲み取り王女としての責任感に目覚めた。物語の中でもかなり成長の見て取れるキャラクター。
レイシスを慕っていたが、彼が異母兄である事は最後まで知らなかった模様。

[編集]

セイファート
物質世界を創造した神。
インフェリアでは英雄として崇められているのに対し、ネレイドの影響下にあるセレスティアでは畏怖の対象となっている。
セイファートリングを用いて空間を閉鎖し、極光戦争を終わらせると共に現在のエターニアを形成した人物である。
ネレイド
非物質世界(バテンカイトス)の神。かつての文明を崩壊させた極光戦争も発端はネレイドの暗躍によるものとされているが、定かではない。その戦争の折、セイファートの使者であるレグルスによって、のちにレグルスの丘と呼ばれる丘陵地の地下深くに封印された。その封印が解けてしまった事が“ラシュアンの惨劇”の直接の原因である。
封印が解けシゼルを支配すると、今度は闇の極光術の完成と、非物質世界のバテンカイトスへの回帰のために、グランドフォールを画策する。
シゼルを狂わせた元凶だが、精神世界の存在なので常に他人に取り付いて行動し、殺すこともできない。
クリアデータで入ることの出来る「ネレイドの迷宮」の最深部ではセイファートの使者であった「レグルス」に取り付いて登場する。
インフェリアでは邪神だが、セレスティアでは弾圧に対して立ち上がり、人々に自由をもたらした、とされている。

ゲストキャラクター[編集]

ワルキューレ
声:井上喜久子
きらめきの塔の最上階で待ち構えており、リッドに1対1で勝負を仕掛ける。
彼女に勝つことで、海底洞窟にあったS・Dを抜き、手にすることができる。
ちなみにS・Dとは、テイルズオブデスティニーの主人公スタンが持っていたソーディアン・ディムロスである。装備品としては使えず、30分ごとにメルディが「デスティニー」という召喚術を使えるようになる。
元々はワルキューレの伝説からの登場。
クレス・アルベイン
声:草尾毅
テイルズオブファンタジアの主人公。
闘技場で勝ち進むと現れて、リッドと勝負をする。
彼に勝つと、彼が持っていたエターナルソードを貰うことができる。また戦闘後に「クレスのバンダナ」を手に入れることができる。1対1のせいもあって(戦闘難易度がハード以上の場合は1対2)結構な強さだが、リッド曰く「(クレスは)本気じゃなかった」そうである(冥空斬翔剣で体力が1残るのはそのためと思われる)。
アーチェ・クライン
声:かないみか
テイルズオブファンタジアに登場したキャラクター。闘技場でクレスと戦う際、難易度をハード以上にするとクレスと一緒に登場する。
戦闘に勝つと「アーチェのリボン」を手に入れることができる。
また、アーチェ本人ではないが、メルディが語るセレスティア七大秘宝の中で、アーチェが使っていたデッキブラシのこと、ファラの時を超える物語でアーチェの料理の不味さを語られるなど、間接的に多く出演している。
戦闘中に、キールおよびメルディを操作しており、マクスウェルのレベルが30、活力がMAXのときシューティングスターを使うと、唱えた本人がアーチェに変身し、数秒間アーチェで攻撃することができる。
ミント・アドネード
テイルズオブファンタジアのヒロイン。
戦闘中、ゲームクリアしたデータ(星がついている状態)でレイズテッドを使うと、背景にミントが登場。桜が舞い、ゆっくりと目を開けるミントのアップをバックに、倒れた仲間の上にミントが現れ、蘇生してくれる。
チェスター・バークライト
テイルズオブファンタジアの中のキャラクター。
闘技場でクレスを応援している他、ファラが時を超える物語を語る際に、仲のいい親友として登場する。
クラース・F・レスター
テイルズオブファンタジアの中のキャラクター。
ミンツ大学の中級クイズで出題者として登場する。
スタン・エルロン
声:関智一
イベントアイテムのS・Dを所持してデスティニーを使用すると登場し、獅吼爆炎陣を使う。
ルーティ・カトレット
イベントアイテムのS・Dを所持してデスティニーを使用すると登場し、スナイプエアを使うが、敵の位置によって、攻撃が当たらず、ヒットがとぎれてしまうこともある。彼女だけ台詞がない。
フィリア・フィリス
声:井上喜久子
イベントアイテムのS・Dを所持してデスティニーを使用すると登場し、フィリアボムを使う。
ウッドロウ・ケルヴィン
声:速水奨
イベントアイテムのS・Dを所持してデスティニーを使用すると登場し、断空剣を使う。
リオン・マグナス
声:緑川光
イベントアイテムのS・Dを所持してデスティニーを使用すると登場し、魔人闇を使う。また召喚時の演出の中で彼だけがカットインなどで優遇されている。
また、ファラがスキット内で語る物語、もの言う剣での内容は、本来ミクトランに操られたヒューゴにマリアンを人質に取られ、仲間のスタン達と戦い死亡するという展開のはずが、なぜかハッピーエンドとして語られている。
ソーディアン・ディムロス
イベントアイテムS・Dとして登場。
ソーディアン・クレメンテ
ミンツ大学の上級クイズに登場する。なぜかソーディアンマスターでもないリッド達に語りかけ、浮遊して自由に動くことまでできる。
リリス・エルロン
スタンの妹。ビストロシャンバールにおいて、ファラと料理対決をする相手として登場。
三度彼女に勝つと、兄の料理の仕度のため、と言って去っていく。
チェルシー・トーン
ミンツ大学の初級クイズと体験版のクイズに登場する。なお体験版ではゲームとは無関係の問題を出す。
マイティ・コングマン
セレスティアのティンシアにある回転寿司屋で大食い勝負を持ちかける。彼に勝つとリッドの称号「はやぐいおう」が貰える。なぜか終了まじかに△ボタンを押すと必ず勝てる
イレーヌ・レンブラント
インフェリアのシャンバールとセレスティアのティンシアに現れ、リッド達が集めたレンズの数に応じてアイテムと交換してくれる。
ゼクンドゥス
声:塩沢兼人
時を司る高位晶霊。
オリジナルキャラクターではあるが、容姿や技がテイルズオブファンタジアのダオスと瓜二つ。ダオスコレダーやダオスレーザーがそれぞれゼクンドゥスコレダーやゼクンドゥスレーザーに変わり、新しい技を使うようになった。ダオスと同じく、剣が効かず晶霊術で戦わなくてはならない(雷属性の武器なら多少ダメージを与える)。
HPが一定以下になった状態で晶霊術のインディグネイションを使うと、一撃で倒せる。
ダオスを演じた塩沢兼人が急逝した為に、哀悼の意を込めて出演させたものと思われる。

漆黒の翼[編集]

漆黒の翼を参照のこと。

作中の用語[編集]

グランドフォール
大崩落とも言う。インフェリアとセレスティアが接近し、やがて衝突してしまう現象。
これは、エターニア中の晶霊を取り込み、闇の極光術を完成させようとするネレイドの仕業だった。
人間界だけでなく、晶霊界にも大きな悪影響を与えていたらしい。
ミンツ大の学生達の間では『ハンバーガー現象』と呼ばれている。
フィブリル
極光術と同義。世界を創るも壊すも自在と言われる神の力。
あらゆる属性の晶霊を取り込み、体内でフリンジすることで究極の力を得る。
極光術にはセイファートの『真の極光』と、ネレイドの『闇の極光』の二つが存在し、素質があるものには同属性の極光術は効果をなさない。
ちなみに「極光」とはオーロラの意味。
フリンジ
異なる属性の晶霊同士を干渉させ、新たな晶霊術を発生させる技術。
クレーメルケイジ
晶霊を保管することができるケースの一種。
パラソル
セレスティアで生まれた、大晶霊を保管できるようにするクレーメルケイジの補助器具。
メルニクス語
メルディらセレスティア人の使う公用語。インフェリアでは古代語とされる。
英語をベースに発音と表記を変えたものである(人名地名など固有名詞はメルニクスの発音で表記)。
同社製他作品であるNew Space Orderに登場する神聖宗教国の公用語でもあり、フラッシュノベルである NEW SPACE ORDER -link of life- では実際に使用されている。
ナマオロチ
インフェリアに伝わる怪談話。本当に恐ろしいらしいが、作中で語りれることはない(チャットでのマクガフィン)。

名称の由来[編集]

本作には、天文学や天文学者にからむ名称が多く登場する。

キャラクター
世界観

プレイステーションポータブル版[編集]

2005年3月3日にプレイステーションポータブルに移植された。

  • エタポケがなくなった。
  • リッドの称号『ダンシンスター』がなくなった。
  • ソフトの容量が上がったことにより、PS版では削られていたバンエルティア号のパワーアップシーンなど、一部ムービー追加

アニメ[編集]

題名を『テイルズオブエターニア THE ANIMATION』として、2001年1月~3月、WOWOWでテレビ放送された。その後TOKYO MX.テレビでも放送された。オープニングおよびエンディングテーマはゲーム版とは異なる。アニメオリジナルのキャラクターも登場する。

  • オープニングテーマ:空にかける橋
  • エンディングテーマ:I'd love you to touch me
    • 作詞・作曲:奥井雅美、編曲:system-B/歌:奥井雅美

漫画[編集]

テイルズ オブ エターニア
作画:小池陽子 全9巻 月刊ガンガンWING
ゲームのコミカライズとしては珍しく、実に4年半にも渡る長期連載となった。
  1. ISBN 4757506244
  2. ISBN 4757507410
  3. ISBN 4757508646
  4. ISBN 4757509944
  5. ISBN 4757511299
  6. ISBN 4757507410
  7. ISBN 4757513739
  8. ISBN 4757515332
  9. ISBN 4757516894

サウンドトラック[編集]

  • Tails of Eternia THE ANIMATION オリジナルサウンドトラック「トスウク」(2001年3月7日発売)
  • Tails of Eternia THE ANIMATION ドラマ&BGMアルバム「ラスト・サマー」(2001年7月18日発売)
  • テイルズ・オブ・エターニア オリジナルサウンドトラック(2001年3月16日発売)
  • テイルズ・オブ・エターニア リマスター・オーディオ(2001年4月4日発売)

ドラマCD[編集]

  • テイルズ オブ エターニア -LEVEL ONE-(2000年11月18日発売)
  • テイルズ オブ エターニア -LEVEL TWO-(2000年12月16日発売)
  • テイルズ オブ エターニア -LEVEL THREE-(2001年1月27日発売)
  • テイルズ オブ エターニア -LEVEL FOUR-(2001年2月24日発売)
  • テイルズ オブ エターニア -LEVEL FINAL-(2001年3月24日発売)
  • テイルズ オブ エターニア Labyrinth ~foget-me-not~上巻(2002年1月26日発売)
  • テイルズ オブ エターニア Labyrinth ~foget-me-not~下巻(2002年2月23日発売)

小説[編集]

著:矢島さら ファミ通文庫

  • テイルズ オブ エターニア 永遠のきざはし 1 ISBN 4757702590
  • テイルズ オブ エターニア 永遠のきざはし 2 ISBN 4757702779
  • テイルズ オブ エターニア 永遠のきざはし 3 ISBN 4757703104
「ときのきざはし」。ゲーム本編を小説化した作品。
キールがリッドらと別れ王立天文台に残った後、リッドらと合流するまでのエピソードを描いた番外編。
ゲーム本編のエンディング後を描いた番外編。『蒼天の星』に登場したオリジナルキャラクターたちも登場する。
  • テイルズ オブ エターニア リッドのとかげ ISBN 4757709595
『暁の約束』後のエピソードを交え、ラシュアンの幼馴染三人組やメルディの過去、オリジナルキャラクター・ルシルのエピソードを描いた番外編。
「キールのゆめ」。『リッドのとかげ』後のエピソードを描いた番外編。

著:川崎ヒロユキ スーパーダッシュ文庫

  • テイルズ オブ エターニア <vol.1> 南海の大決戦
  • テイルズ オブ エターニア <vol.2> ネレイドの福音

著:祭紀りゅーじ 電撃文庫

  • テイルズ オブ エターニア 外伝 聖エルモの灯 ISBN 4840217580

関連書籍[編集]

  • テイルズ オブ エターニア オフィシャルガイドブック (ISBN 4757703252)
  • ナムコ公式ガイドブック テイルズ オブ エターニア

外部リンク[編集]

de:Tales of Eterniafr:Tales of Eternia