アリサ=サザンクロス

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アリサ=サザンクロスは、吉崎観音作の漫画ケロロ軍曹』およびその関連作品に登場する架空の人物。アニメ版声優矢島晶子

なお、名前は「アリサ・サザンクロス」や「アリサ・南十字星」(読みは同じ)と表記されることもある。


注意以降に核心部分が記述されています。

人物[編集]

日向家を囲む四方の風。四方の風の中では唯一、ケロロ小隊隊員にパートナーがいない。

闇の世界ダーク・ゾーン)の住人であり、人間ではない(アニメでは「言葉を話す人形」である)。人間になる為にはケロロ達などの宇宙人UMAといった未知の生物、または妖怪などの魔性の者を指す「闇の者ダーク・レイス)」(原作第102話では「闇の住人」という台詞に「ダーク・レイス」とルビが振られていた。アニメでは主に「闇に潜むもの」、または「闇の住人」か「闇の者」だったがアニメ第172話以降は「ダーク・レイス」と言っている)を狩りその生体エネルギーを使う必要がある為、何百年も前からそれを仕事としている「闇の狩人ダーク・ハンター)」である。

身長は155cm、体重は41kg(『ケロロ軍曹 ひみつ超ひゃっか』より)。の色はオレンジ色ツインテールを下で結んでいる。瞳の色は赤で、ツリ目。全体的にモノトーン調の服装をしているが、原作での初登場となった第98話で冬樹の前に現れた時と第99話のラストでは、どこから入手したかは不明だが吉祥学園の制服を着ていた。ちなみにアニメ3rdシーズンDVD8巻のジャケットではリボンや肩やスカートの部分にレースがあしらわれていたり、袖口の部分だけ白に変わっていたりと微妙にデザインが違う。

サザンクロスという名は南十字星の英訳(Southern Cross)から来ていると思われる。

性格[編集]

かなり強引な一面があり、初登場時には突然冬樹を拉致し、追ってきた桃華小雪を石にしてしまった。対人折衝能力が低い為とも考えられる。男勝りな口調で話すが、たまに女言葉を使う事もある。

感情表現が下手で、原作第99話で冬樹を拉致した際「フユキがスキだから」と言っているのに睨み付けたり、原作第102話では怒っているのと殆ど変わらない表情で冬樹に「ウレシイ」と言って思いっきり引かせている。なお、原作第99話のそのシーンを見ていたネブラ(アニメではネヴラ。以下同じ)は「何か違う気もする」と思っていたが、自分たちにとっては専門外の事だからと敢えて放置していた。一般常識が多少欠けている部分も見られ、たまにズレた行動を起こす。

あまり表情を変えることはないが、ごく稀に微笑んで見せる事もある。原作で冬樹と初めて会った時に彼が自分の微笑みに笑い返した事で「契約成立」と見なし、ルーマニアに強制連行しようとした。アニメでは第141話のラスト近くで初めて微笑んだ。

アニメでは初登場時に提示された情報が少なすぎた為、初期の彼女は「なんだかよく分からないキャラ」「恐るべきモンスター」的な扱いになっているが、原作では"父親"であるネブラに対する労わりの心や、不器用ながらも冬樹に接し何とか自分に注意を向けようとする可愛らしい一面を見せたりしている(あくまでも表情は怖いが)。アニメではネヴラと出会う以前は、言葉は話せても人形であるが故に人間に受け入れてもらえず、心が悲しみに満たされており孤独だった。

冬樹に対しては最初利害関係のみで接していたが、だんだんと本当の意味で惹かれていったらしく、カシオペアン・ショートヘアーとの戦いでは口では「死ねば利用できない」と言いながらも、ネブラの制止を振り切って冬樹を助けようとしていた。冬樹と出会って以降このような所で、人間らしい感情や感性が芽生えてきていると言える。

アニメの方は現在ではむやみに「獲物」を狩ろうとする事は少なくなり、アニメ第163話Bパートでは冬樹の空想から抜け出してきた「アメフラシ」を狩ろうとしたネヴラを制止したり、アニメ第172話ではヒトガタの方は狩らずに見逃した(ヒトガタの境遇を自分と重ね合わせていた為)。

人物関係[編集]

ネブラので、彼の事は「ダディ」と呼ぶ。ただし、ネブラは暗黒星雲人(星になりきれなかった、または星だった場所にできる暗黒の空間を“暗黒星雲”といい、暗黒星雲人は消滅した星の住人の意識・あるいは魂の集合体である)の為、血は繋がっていない(アニメでは暗黒星雲人という設定は明かされていないが、前述のとおりアリサが人形であるという設定、およびネヴラは地球外生命体である事が明かされている為、やはり血縁関係は無い)。

闇の者を呼び寄せてくれるという理由で日向冬樹に対して好意を抱いている(ただしアニメ第141話に関しては、闇の者を呼び寄せたのはネヴラである)。彼のことは「バミューダトラペジアム」にてノントルマの少女から知らされており、「アリサを人間にする為に利用すればよい人物」と解釈された。

原作では冬樹を呼ぶとき、名前が「フユキ」とカタカナ表記になっている(アニメの字幕放送では「冬樹」と漢字)。

初登場時にいきなり「フユキをもらう」と宣言した事で桃華に嫉妬されており、その後顔を合わせる度に思いっきり睨みつけている。最もアリサのほうは何も感じていないらしく、アニメ第163話ではネヴラの協力で桃華を軽くあしらっていた。

冬樹と出会う以前は闇の者と見れば容赦なく狩っていた為、宇宙人はもちろん宇宙警察からも要注意人物として認識され、目を付けられている。

能力[編集]

アニメではドロロの鑑定眼力でも鑑定不能(原作でドロロが鑑定眼力にかけたのはネブラ)、1対1で戦っても彼に勝利するなど四方の風の中では一番強い。攻撃や移動は主に猫耳型のカチューシャ(ネブラが擬態したもの、とどのつまりが彼の力)を使用して行う。しかし戦闘ではネブラの力を行使するしか戦う術がなく、彼女自身に直接的な戦闘能力はない為、攻撃の要であるネブラが戦闘不能になると何も出来なくなってしまう。

ゴーゴンのように、目が合った者を石に変えてしまう能力も持っている(『ケロロ軍曹 ひみつ超ひゃっか』曰く、この能力は元々は以前取り込んだ闇の者の能力)。だがアニメ初登場時はこの石化能力を冬樹に逆手に取られてしまった。詳細は後述。

アニメでの登場[編集]

アニメでの初登場は5代目OPのアニメーションで、本編初登場は第133話。原作・アニメともにハロウィンの時期に初登場。

アリサは原作同様初登場時にケロロ小隊を捕らえたが、その救出方法が原作と異なる。原作ではアンゴル=モアの姿を見たネブラがパニックを起こして術が解けて救出されたが、アニメでは冬樹の策略でを見せられたアリサが自分自身を石にしてしまったことによってケロロ小隊は救出された。石化したにも関わらずその後アリサは忽然と姿を消したが、第141話で再び登場。奥東京市に猛吹雪を起こした闇の者を狩りに現れた。

第149話では怠慢な宇宙警察に業を煮やしたメガタン星人2人が、宇宙一の凄腕ハンター・ヘルシング教授に依頼してアリサを消そうとし、冬樹を人質に取られネヴラを奪われた事で一時窮地に陥るも、ケロロ小隊と冬樹の活躍により難を逃れた。この際に、実は人形であった事が判明する。

アニメ3rdシーズンにおいては10月以降、2ヶ月に1度の割合で月末に登場した。なお、原作とアニメで少しずつ情報が明かされる量や細かな設定に違いが出ている(アニメ初登場時に視聴者に示された情報は原作より少なかった)。

4thシーズンでも第163話Bパートに登場。謎の気配を追って冬樹の通う吉祥学園に現れ、またも彼を強引に「狩り」に連れ出そうとした。

第172話にも闇の者を追って再登場し、この時はケロロタママ夏美たちと一緒にビーチバレーをしていた。しかしケロロ達に嘘のルールを吹き込まれたり(その結果、飛んできたボールを打ち返さずに避けた)、ネヴラがボールをつい突き刺してしまったりとで結局勝負にならなかった。

第186話では察知した強い気配を追って登場。日向家に潜伏したそれ(正体はケロロの顔に貼り付いてしまった呪いの面)を狩る為、日向家に一時居候する。

第200話では「強い思念に導かれるもの」を追って登場。それはどんな物にも変化できる「思念吸収体」であり、それが人形のアリサの魂にもなるとアリサとネヴラは考えた。しかし人形であるアリサの思念が不安定だったせいで消えてしまったかと思われたが、最終的に「ちょっとズレてる方が人間らしい」という冬樹の思念によって、冬樹がモノアイのシールを少しずらして貼ってしまったケロロのゾックになった思念吸収体を吸収した。 アニメ第279話で秋との交流が描かれ、2009年度の一度、「なら日向冬樹が女湯に入ればいい」って言ったシーンもある。密かに秋を慕っている模様。

その他のエピソード[編集]

  • 近づくとキンモクセイの香りがするらしい(アニメ第133話では、アリサ達が冬樹たちの町にいた頃に住んでいた廃屋の屋敷の周りにキンモクセイが咲いていた)。その為、匂いがしただけで彼女がいることがすぐ分かる。
  • 原作第100.5話より左利きと思われる(但し、アニメ第186話では右利きのため作者のミスかと思われる)。
  • 原作では一時的に冬樹たちの町に住んでいたが、現在は闇の者を狩る為に再び世界中を回っている。
  • 原作第124話では、イースター島から取ってきた小さなモアイ像を冬樹に贈った。それが元でケロロと冬樹はイースター島での大冒険を体験することとなる。
  • 原作第135話のラストで「オカルトアイドル現る!?」とTVに報道される。その際取り囲んだレポーター達を訝しみ、ケルベロスの餌にしようとしていた。
  • アニメではアリサが登場する回(第172話・第200話を除く)になると、何故かナレーターの口調が淀川長治のようになる(第200話のラストではギロロが淀川の口調で締めた)。また、アリサが登場する話の前の次回予告でも淀川の口調になることがある。
  • アニメ第149話では人形であるため痛覚がない事が判明し、当然ながら血も出なかった。しかし、敵の打撃による攻撃を受けた時は苦しんでいる描写が他の話で見られる為、痛みを感じないのは斬撃のみと思われる。
  • アニメ第186話では夏美に教えてもらい全自動洗濯機が使えるようになった。また、冬樹の発言から推測するにすき焼きもこの時初めて食べた模様。その際に彼女だけ箸ではなくフォークを使っていた。

関連項目[編集]

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