iPod

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{{lang|en|'''iPod'''}}(アイポッド)は、[[アップル インコーポレイテッド|アップル]]が開発・販売する[[携帯音楽プレーヤー|携帯型]][[デジタルオーディオプレーヤー|デジタル音楽プレイヤー]]。本体に搭載されている記憶装置に数百から数万曲の音楽を保存することができる。 現在、アップルより発売されている {{lang|en|iPod}} は{{ルビ|{{lang|en|[[iPod shuffle]]}}|アイポッド・シャッフル}}、{{ルビ|{{lang|en|[[iPod nano]]}}|アイポッド・ナノ}}、{{ルビ|{{lang|en|[[iPod touch]]}}|アイポッド・タッチ}}の3種類である。 ==バリエーション== アップルは現在3種類のiPodを販売しており、モデルによって容量やデザインが異なっている。 全機種で[[フラッシュメモリ]]を記録媒体として用いられている。 2014年9月現在販売されているモデルの分類は下記の通り。 *{{lang|en|iPod shuffle}}(2GB、シルバー/スレート/ブルー/ピンク/イエロー/グリーン/パープル/{{Product Red}}) *{{lang|en|iPod nano}}(16GB、シルバー/スレート/ブルー/ピンク/イエロー/グリーン/パープル/{{Product Red}}) *{{lang|en|iPod touch}}(32GB・64GB、ブラック&スレート/ホワイト&シルバー/ブルー/ピンク/イエロー/{{Product Red}}) *{{lang|en|iPod touch}} (第4世代)(16GB・32GB、ブラック/ホワイト) [[iPod classic]]は初代iPodからの流れを汲むシリーズであったが、[[2014年]][[9月10日]]にアップルストアでの取り扱いを終了した。 {{lang|en|iPod mini}} は {{lang|en|iPod nano}} の登場に伴い生産中止された。「{{ルビ|{{lang|en|iPod U2 Special Edition}}|アイポッド・ユーツー・スペシャル・エディション}} は第5世代 {{lang|en|iPod}} の登場に伴って一旦生産中止されたが、2006年6月6日、第5世代 {{lang|en|iPod}} の30GBモデルをベースに、背面のステンレススチールまで黒いオールブラックの筐体で再登場した。 {{lang|en|iPod}} はその時期に応じて投入される新しい世代の存在が牽引力になり、2001年にオリジナルモデル(第1世代)が登場して以来、市場の中で高い地位を確保し続けている。多くのハードディスク型[[デジタルオーディオプレーヤー]]と同様に、現在のドライブ容量は音楽、画像向けに利用されていて、データストレージといった用途ではほとんど宣伝されていない。 [[ファイル:IPod family.png|300px|]] ==={{lang|en|iPod}}(オリジナルからの流れをくむ {{lang|en|iPod}})=== {{main|iPod classic}} ハードディスク内蔵タイプ。{{lang|en|iPod}} 系列で最大の保存容量を有している。 ==={{lang|en|iPod mini}}=== {{main|iPod mini}} 1インチハードディスクを内蔵し、オリジナルの {{lang|en|iPod}} よりも小型軽量。現在は販売されていない。 ==={{lang|en|iPod shuffle}}=== {{main|iPod shuffle}} 液晶画面を廃し、シャッフル再生に特化したタイプ。衣服等に付けるためのクリップを備えており、{{ルビ|{{lang|en|VoiceOver}}|ボイス・オーバー}}機能により再生している楽曲を合成音声で読み上げる。 ==={{lang|en|iPod nano}}=== {{main|iPod nano}} フラッシュメモリを使い、{{lang|en|iPod mini}} よりもさらに小型化したシリーズ。{{lang|en|iPod mini}} の後継機種にあたる。第6世代よりタッチスクリーン採用。 ==={{lang|en|iPod touch}}=== {{main|iPod touch}} 全面タッチパネルによるユーザインターフェースをもち、[[無線LAN]]によるウェブブラウズ、アプリケーションの追加などが可能。{{lang|en|iPod}} シリーズで唯一{{ルビ|[[IOS (アップル)|iOS]]|アイオーエス}}を採用し、{{ルビ|{{lang|en|[[iPhone]]}}|アイフォーン}} に準じた仕様である。 ==特徴== [[ファイル:IPod_wheel.svg|150px|thumb|{{lang|en|iPod}} のホイール部分。一部の機種を除きこれでほぼ全ての操作を行う]] {{lang|en|iPod}} は光沢のある白または黒、金属的な銀を基調としたシンプルなデザインで、{{lang|en|iPod}} および第一、第三世代の {{lang|en|iPod nano}} の裏面は鏡面加工された[[ステンレス鋼|ステンレス]]を用いて高級感を演出している。 最初の {{lang|en|iPod}} は「四角と丸で表す事ができる」デザインで、後の世代や {{lang|en|mini}}、{{lang|en|nano}} もそれを踏襲している。このデザインは、液晶のない {{lang|en|shuffle}} ですらホイールとよく似た形のコントロールパッドを備えるほどに一貫している。ただし、2012年7月現在、このデザインを採用しているのは {{lang|en|iPod classic}} のみである。大きな液晶画面を備え、その下には {{lang|en|iPod}} の象徴とも言うべきホイールがある。このホイールを用いて選曲、音量調整、早送り、巻き戻し、画像・動画閲覧などすべての操作を直感的に行える。{{lang|en|touch}} は従来の {{lang|en|iPod}} とは異なり、表面全体を液晶画面とし、それに触れることで直観的な操作を実現している。 {{lang|en|iPod}} には1G、2G、3Gというように明確な世代が存在する。なお、これらの数字の後ろにある「G」は、『世代』を意味する英単語である「ジェネレーション」<ref>{{lang-en-short|generation}}</ref>の略である。日本語においては第一世代などと称されることもある。 {{lang|en|iPod}} へ音楽・動画やそのプレイリスト、写真などを転送するには、{{lang|en|[[iTunes]]}} もしくは {{lang|en|XPlay}} などのアプリケーションを使用する。開発元のアップルでは {{lang|en|iTunes}} を使用することを推奨している。 ===ユーザインタフェース=== 「アーティスト」「アルバム」「ジャンル」等で管理される階層的な[[検索]]システムを持つ。これは [[クリエイティブテクノロジー]]の持つ、「{{lang|ja-Latn|ZEN}}特許」とも呼ばれている<ref>[http://patft.uspto.gov/netacgi/nph-Parser?TERM1=6%2C928%2C433&Sect1=PTO1&Sect2=HITOFF&d=PALL&p=1&u=%2Fnetahtml%2FPTO%2Fsrchnum.htm&r=0&f=S&l=50 米国特許庁 特許番号6,928,433]</ref>ユーザインターフェース関連の特許に該当し、他社製プレイヤーにも同様のユーザーインターフェースを持つ物がある。なお、[[アップル インコーポレイテッド|Apple]]はクリエイティブテクノロジー訴訟に対し1億ドルの和解金を支払い、和解した<ref>[http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060824/zenipod.htm]</ref>。 {{lang|en|iPod}}(のちの{{lang|en|iPod classic}})、第5世代までの{{lang|en|iPod nano}}、{{lang|en|iPod mini}}の[[ユーザインタフェース]]は、中央のスクロールホイールを使って操作し、階層構造をたどって選曲するタイプのものである。この方法により、何千曲ものライブラリがあったとしても、ユーザは容易に選曲をすることが可能である。また、再生中の曲の頭出しや早送り、音量調整、収録されているゲームの操作や写真・動画の閲覧も、全てスクロールホイールによって行うことができる。このデザインは第一世代から踏襲されており、スクロールホイール(その後、[[クリックホイール]]に改良されている)は{{lang|en|iPod}}の象徴ともなっている。 {{lang|en|iPod touch}}や{{lang|en|iPhone}}、{{lang|en|iPad}}、{{lang|en|iPod nano}}(第6世代以降)などは、タッチパネルでの入力となっており、こちらも直感的な操作ができるように工夫されている。 また、[[グラフィカルユーザインタフェース|GUI]]の言語は {{lang|en|[[OS X|Mac OS X]]}}同様、21言語を切り替えて使用できる。 モノクロディスプレイの液晶表示の[[書体]]は、英数字フォントに「{{ルビ|{{lang|en|Chicago}}|シカゴ}}」、日本語フォントに「{{ルビ|{{lang|en|[[Osaka (書体)|Osaka]]}}|おおさか}}」を採用している。これは9.X以前の{{lang|en|[[Mac OS]]}}において表示用全般として使われていたフォントである。第四世代以降のカラー{{lang|en|iPod}}は、書体として英数字に「{{ルビ|{{lang|en|[[ヘルベチカ|Helvetica]]}}|ヘルベチカ}}」、日本語にはゴシック体の「[[ヒラギノ]]」を採用している。「{{lang|en|Osaka}}」以外はいずれも[[アンチエイリアス]]処理がなされている。ただし、第四世代以降の{{lang|en|iPod}}でもディスクモードにしたときのフォントは{{lang|en|Chicago}}になる。 ===USBストレージ=== {{lang|en|iPod Touch}} を除く現行モデルの {{lang|en|iPod}} はUSB大容量記憶装置としても利用できる。過去のモデルでは {{lang|en|FireWire}} 接続の外付けディスクとして利用できるものもあったが、2005年9月発表の {{lang|en|iPod nano}} 以降のモデルでは {{lang|en|FireWire}} 接続には対応していない。マッキントッシュは {{lang|en|FireWire}} 接続の外付けディスクを起動ディスクとすることも可能だが、アップル社は {{lang|en|iPod}} の起動ディスクとしての利用を推奨していない<ref>[http://docs.info.apple.com/jarticle.html?artnum=93739 {{lang|en|iPod}}を起動ディスクとして使用しないでください] - アップル サポート情報記事(Knowledge Base)</ref>。 ===ソフトウェア=== {{lang|en|iPod}} にはさまざまなソフトウェアが搭載されていて、またパソコン側の {{lang|en|iTunes}} を通して、バックアップもとれる。 ;ミュージック :{{lang|en|iPod}}は {{lang|en|[[MP3]]}}、[[WAV]]、[[AAC]]/[[w:MPEG-4 Part 3#.2A.m4a|M4A]]、{{lang|en|[[FairPlay|Protected AAC]]}}/M4P、[[AIFF]]、{{lang|en|[[w:Audible audiobook|Audible audiobook]]}}/AA/M4B、{{lang|en|[[Apple Lossless]]}} [[音声ファイルフォーマット]]/M4AおよびM4Vの再生に対応する。ただし、{{lang|en|iPod shuffle}} は {{lang|en|Apple Lossless}} には対応していない。また、第五世代の {{lang|en|iPod}} ではこれに加えて [[H.264]]、{{lang|en|[[MPEG-4]]}} の再生にも対応する。{{lang|en|[[iTunes]] for Windows}} では、[[コピーガード]]が無いWMAファイルをAAC、MP3、WAVの各形式に変換し、{{lang|en|iPod}} に取り込めるようにもできる。 :アップルは {{lang|en|iTunes}} メディア・ライブラリー・ソフトウェアと連携して利用することを前提として {{lang|en|iPod}} を設計した。{{lang|en|iTunes}} はコンピュータおよび {{lang|en|iPod}} 上の音楽ライブラリを扱うためのソフトウェアである。{{lang|en|iTunes}} は特定のプレイリストまたは音楽ライブラリ全体の内容を、ホスト・コンピュータと {{lang|en|iPod}} を接続するたびに自動同期することができる。もちろん、{{lang|en|iTunes}} 上で作成した[http://www.apple.com/jp/articles/tutorial/ilife/vol11_12.html スマートプレイリスト]を、そのまま {{lang|en|iPod}} に転送することや、{{lang|en|iPod}} 上で自動的に更新させることも可能である。また、自動同期を行わず、全ての曲とプレイリスト、あるいは一部のプレイリストのみを手動管理することもできる。 :ユーザーは {{lang|en|iPod}} ないし {{lang|en|iTunes}} 上で音楽のレーティングをつけることもでき、0~5つ星まで指定可能である。 ;{{ルビ|{{lang|en|VoiceOver}}|ボイスオーバー}} :再生している楽曲を合成音声で読み上げる機能。{{lang|en|iPod shuffle}} と {{lang|en|iPod nano}} に搭載。<!--{{lang|en|shuffle}} では本体上部にあるボタンを押すと動作し、{{lang|en|nano}} では画面をタッチすると動作する。-->液晶を持たない {{lang|en|iPod shuffle}} を除く {{lang|en|iPod}} は、音楽再生機能に加えて簡易な[[携帯情報端末|PDA]]的な機能を備えていて、PDAの初心者には便利である。最新の {{lang|en|iPod touch}} 64GB を例にとって見ると、 ;メモ、連絡先 :「メモ」では簡単なメモを入力して、各メモの最初の行をリスト名として、あとで見ることができる。ただし、リストは作成日時の逆順に表示されるだけで、アルファベット・五十音順、または分類項目順などにはできないので、メモ魔の人には向いていない。「連絡先」もすべてアルファベット・五十音順になり、分類項目順(親類、知人、同僚など)にはできない。 ;写真アルバム :「写真」では、{{lang|en|iTunes}} で指定したパソコン側のフォルダーまたは {{lang|en|[[Adobe Photoshop Album]]}}([[アドビシステムズ|アドビ]]は {{lang|en|Photoshop}} 2.0.1 までを出荷して、その後販売を中止)のコレクションから同期の時に {{lang|en|iPod}} へダウンロードして、写真アルバムを見ることができる。リストはフォルダー名またはコレクション名の五十音順・アルファベット順になる。 ;多言語処理 :「設定」の「一般」から「言語環境」で、世界の30に渡る言語環境から自分の好きな言語を選ぶことができる。また同様に「キーボード」から「各国のキーボード」で、43の各国語のキーボードから日本語、英語(米国)、ロシア語、簡体字中国語など複数を自由に選ぶことができ、これらは入力の際にはキーボードのシフトキーの横の地球マークを押すたびに入れ変わり、外国語ができる人には大変便利である。ただし、英語にはプレディクター機能<ref>{{lang|en|predictor function}}</ref>(例えば「{{lang|en|sch}}」までを入れた段階で「{{lang|en|schedule}}」、「{{lang|en|school}}」などを選択できる機能)はなく、またロシア語を英語キーボード方式で入れるような機能もない。 ;{{lang|en|iTunes}} での同期(パソコン側) :{{Main|iTunes#パソコンとの同期}} :パソコン側の {{lang|en|iTunes}} ソフトは音楽データを {{lang|en|iPod}} に送るだけでなく、[[携帯情報端末|PDA]]機能であるカレンダー、連絡先、メモ機能などを {{lang|en|iPod}} またはパソコン上の最新情報をお互いに同期させる機能がある。これはあらかじめパソコンに {{lang|en|iPod}} を接続したときに自動的に同期するように指定しておくか、同期させたいときにそのつど「ファイル」から「iPodを同期する」を選んでできる。マッキントッシュの利用者は、{{仮リンク|address book|en|Address Book (software address book)}}での連絡先データ・{{lang|en|[[iCal]]}}アプリケーションでのスケジュールデータの同期を行える。{{lang|en|[[Microsoft Windows|Windows]]}}パソコンの利用者は、 {{lang|en|[[Microsoft Outlook|Outlook]]}}にある予定表、連絡先、メモと同期できるが、{{lang|en|iPod}} には初歩的なPDA機能しかなく、{{lang|en|Outlook}} のカレンダーはすでにある項目の更新は同期されず、また[[旧暦]]などのデータも同期はなくて、連絡先は分類項目別(家族、友人など)には {{lang|en|iPod}} 側では表示されず、メモもやはり分類項目別に表示されるわけではない。<!-- 「これ以下の部分は難しい表現なので削除することをお勧めします。」 またこの他にも、{{lang|en|[[vCard]]}} 方式のデータファイルを読み込むこともできる。また第三世代以降の {{lang|en|iPod}} では、{{lang|en|iPod}} の {{lang|en|Notes}} フォルダに記録したテキストファイルをメモとして {{lang|en|iPod}} 上で表示することもでき、このテキストファイル中で [[HyperText Markup Language|HTML]] のようなタグを利用し他のテキストファイルや音楽ファイルにリンクするなどができる。しかし、{{lang|en|iPod}} 自体にはこれらの情報を編集する機能が無い。 --> ===ゲーム=== {{lang|en|iPod}} ではちょっとした待ち時間等をつぶす、という目的で使えるゲームも搭載されている。 第一世代および第二世代の {{lang|en|iPod}} には[[ブロック崩しゲーム]]の「{{lang|en|Brick}}」が収録されている。 第三世代および第四世代の {{lang|en|iPod}}、{{lang|en|iPod mini}}、{{lang|en|iPod nano}}(第一世代および第二世代)にはBrickの他に3つのゲームが含まれる。 ;{{ルビ|{{lang|en|Parachute}}|パラシュート}} :ユーザーが砲塔を操作し、降下兵やヘリコプターを撃墜するゲーム。このゲームはマーク・アレンによる {{lang|en|[[Apple II]]}} ゲーム『{{ルビ|{{lang|en|Sabotage}}|サボタージュ}}』を移植したもの。最高は1,000点であり、それを越すと降下兵やヘリコプターは出てこなくなる。稀に降下兵がパラシュートを付けずに落ちてくることがある。手足をじたばたさせながら急降下するが、1秒以内にパラシュートを開く。パラシュートを狙って撃つと降下兵のみが地面に降りてくる。地面にすでに降下兵がいた場合、その降下兵もセットで消える。降下兵が降りると同時にヘリを破壊すると、ヘリの残骸が飛んできて前述のような事が起こることがある。降下兵が下に降りてきた状態で終了すると、爆弾を投げられ、砲塔が爆発する。だが砲塔から飛んでくる残骸で残りの兵士も死ぬ。 ;{{ルビ|{{lang|en|Solitaire}}|ソリテア}} :[[クロンダイク]]トランプのソリティアのような簡単なカードゲーム。 ;{{ルビ|{{lang|en|Music Quiz}}|ミュージック・クイズ}} :ユーザー自身の音楽の一部を使用する対話形式の音楽クイズ。最初は選択肢が5つで、時間経過と共に選択肢が減っていく。もちろん選択肢が多いうちに答えるとより高い得点が得られる。100問出題されるとループする仕組みになっている。曲を途中停止する事も可能だが、現在のソフトウェアでは曲を途中停止して答えるとペナルティとしてポイントが与えられない仕組みとなっている。ただし途中停止を解除して答えるとペナルティにならず通常の正解扱い。なお100万点以上ポイントを獲得した場合、途中停止してもタイムゲージが進んでしまう機能があるため、100万点以上の点のときに曲の再生を停止してもあまり意味は無い。 またメモ機能を利用して、簡単な {{ルビ|{{lang|en|games}}|ゲームズ}}<ref>[http://www.xoplay.com/ xoplay.com]</ref>を {{lang|en|iPod}} 上で楽しんだり、{{ルビ|{{lang|en|restaurant information}}|リストラント・インフォメーション}}<ref>[http://pipod.sliceny.com/ pipod.sliceny.com]</ref>を入れておいたりといった使い方がされていた。 第五世代は当初第三世代および第四世代同様の4つのゲームが添付されているのみだったが、2006年9月12日に公開された {{lang|en|iPod}} ソフトウェア1.2から、{{ルビ|{{lang|en|iTunes Store}}|アイチューンズ・ストア}}からダウンロード購入したゲームを追加できるようになった。ゲームは1タイトル600円である。具体的には[[iPodのゲームタイトル一覧|{{lang|en|iPod}}のゲームタイトル一覧]]を参照のこと。 {{lang|en|iPod classic}} および {{lang|en|iPod nano}}(第三世代)には以下の3つのゲームが含まれるほか、{{lang|en|iTunes Store}} からダウンロード購入したゲームも追加できたが、2011年10月に取り扱いを終了している<ref>[http://japanese.engadget.com/2011/10/01/ipod-classic/]</ref>。{{lang|en|Vortex}} と {{lang|en|[[iPod Quiz]]}} は第五世代 {{lang|en|iPod}} 向けに {{lang|en|iTunes Store}} からダウンロード販売されているものである。 ;{{ルビ|{{lang|en|Vortex}}|ボーテックス}}:360°型のブロック崩しゲーム。クリックホイールを使って行う。 ;{{ルビ|{{lang|en|[[クロンダイク|Klondike]]}}|クロンダイク}}:カードゲーム。上記「Solitaire」の強化版。 ;{{ルビ|{{lang|en|iPod Quiz}}|アイポッド・クイズ}}:クイズゲーム。上記「{{ルビ|{{lang|en|Music Quiz}}|ミュージック・クイズ}}」の強化版の他、海外芸能・音楽理論についてのカルトクイズ等含まれる。ただし「{{ルビ|{{lang|en|Music Quiz2}}|ミュージック・クイズ・ツー}}」以外は英語版のみ。 {{lang|en|iPod touch}} はファームウエア2.0以降で {{lang|en|iTunes store}} の {{ルビ|{{lang|en|App store}}|アップ・ストア}}からゲームやそのほかのアプリケーションを入れることが可能である。 ===ハードウェア=== {{lang|en|iPod}} のデータ転送は、現在販売されている全てのモデルにおいて高速 [[Universal Serial Bus|USB 2.0]]、そして転送速度は遅いが USB 1.1 に対応している。 第二世代 {{lang|en|iPod}} までは{{ルビ|{{lang|en|[[FireWire]]}}|ファイアーワイアー}}のみに対応、第三・第四世代の {{lang|en|iPod}} と {{lang|en|iPod mini}} はUSBおよび {{lang|en|FireWire}} に対応をしていたが、第五世代の {{lang|en|iPod}} および {{lang|en|iPod nano}} では {{lang|en|FireWire}} は充電専用となり、データの転送を行うことは出来なくなった。なお {{lang|en|FireWire}} でパソコン等と接続すると転送できない旨が表示される。あまり意味の無い裏技として、 {{lang|en|FireWire}} 端子を持つ {{lang|en|iPod}} と接続しても表示される。 {{lang|en|iPod}} の内蔵バッテリへの充電は、コンピュータや {{lang|en|iPod}} [[ACアダプタ]]の {{lang|en|FireWire}} 端子({{lang|en|shuffle}}以外の全モデル)またはUSB端子(第四世代およびそれ以降のモデル)に接続することで行う。アップル社純正のACアダプタは、USB接続に対応するものと {{lang|en|FireWire}} 接続に対応するものの2種類のアダプタがある。{{lang|en|iPod mini}}、{{lang|en|iPod nano}} および第三世代以降の {{lang|en|iPod}} は、コンピュータの {{lang|en|FireWire}} またはUSBポートへケーブルを介して接続する際に30ピン [[Dockコネクタ|{{lang|en|Doc}}コネクタ]] を使用する。なお {{lang|en|Dock}} コネクタ自体は[[日本航空電子工業]]のDD1を用いている。 なお、第一世代の {{lang|en|iPod shuffle}} の充電及びデータ転送はコンピュータやUSBハブのUSB端子を介して行うことができ、接続にはUSB端子に直接差し込むほかに、[[USB延長ケーブル]]や {{lang|en|iPod shuffle}} 向けに用意された{{ルビ|{{lang|en|iPod shuffle Dock}}|アイポッド・シャッフル・ドック}}を用いることもできる。第二世代では {{lang|en|iPod shuffle}} 専用の {{lang|en|Dock}} を介し USB 端子へ接続して行う。 {{lang|en|iPod}} の第一世代から第三世代には、心臓部であるCPUとして2つの[[ARMアーキテクチャ|ARM]] 7TDMI(動作周波数90MHz)が使われた。それに対して、後期モデルは同じバッテリー容量でより長時間駆動させるために、CPU使用率に応じて周波数が動的に変化するスピード・チップ(最高周波数80MHz)が使われた。最新の第五世代 {{lang|en|iPod}} で使用されているCPUは、ポータルプレイヤー社製のPP5021というデジタルプレイヤー向けのチップである。このチップには {{lang|en|FireWire}} インターフェイス機能が内蔵されていないが、次期チップであるPP5022では {{lang|en|FireWire}} インターフェイス機能が内蔵されている。<!--このため、次期iPodでは {{lang|en|FireWire}} 接続機能が復活する可能性もある。-->また、PP5022はPP5020に比べて低電圧低電流で稼働するので、バッテリーでの駆動時間を延ばす事にも寄与することが期待される。 {{lang|en|iPod}} は[[東芝]]の1.8インチATAハードディスクドライブが使われ、IDE規格でないコネクターによって接続されている。{{lang|en|iPod mini}} では[[日立製作所|日立]]の1インチ・ハードドライブが、{{lang|en|iPod shuffle}} では {{lang|en|IM Flash}} のフラッシュメモリが、{{lang|en|iPod nano}} では8GBモデルが[[東芝]]、4GBモデルが[[サムスン電子|サムスン]]、2GBモデルがハイニックス社のフラッシュメモリがそれぞれ記憶媒体として使われている。 {{lang|en|iPod}} にはケースの中の[[ハードディスクドライブ]]からオペレーティング・システムを読み込む装置に命じるプログラム、[[ブートローダ#.E3.83.96.E3.83.BC.E3.83.88.E3.83.AD.E3.83.BC.E3.83.80|ブートローダ]]を含む32[[メビバイト|MiB]]フラッシュ[[Read Only Memory|ROM]]チップが内蔵されている。全てのiPodには、32MiB [[Random Access Memory|RAM]](第五世代iPodの60GBモデルに限り64MiB RAM)を内蔵している。このRAMの主な用途は、[[ファームウェア]]から読み込まれた {{lang|en|iPod}} 用のオペレーティングシステムを動作させ、同時に音楽データをキャッシュしてHDDやメモリーからの読み込み回数を軽減し、電池の持続時間を延ばすことである。 第四世代までの {{lang|en|iPod}} は曲の間隔無しに音楽を再生するギャップレス再生機能を搭載していなかったが、第五世代以降のモデルではほぼギャップレス再生に対応した。 既に、携帯型音楽プレーヤー市場では、外部マイクや[[ライン (音響機器)|ライン]]入力からの本格的な[[録音|生録]]が[[PCM|非圧縮]]で行えるなど、{{lang|en|iPod}} との差別化を図った製品が発売されており、そうした製品は、音楽演奏などの収録に活用されている。 {{lang|en|iPod}} の光沢のあるステンレス部分は[[新潟県]]の[[東陽理化学研究所]](いわゆる磨き屋シンジケートを含む)や台湾の[[Foxconn|フォクスコン]]ブランドを持つ[[Hon-Hai|ホン・ハイ]]社などが製造を担当している。ホン・ハイは {{lang|en|iPod nano}} の製造を行っているが、検査以外は鏡面仕上げを含め全自動であるという。 ====イヤフォン==== すべての {{lang|en|iPod}} には {{lang|en|iPod}} のデザイン色に合わせた、白いコードのインナーイヤーイヤフォンが付属しており、この白いイヤフォンは {{lang|en|iPod}} ブランドのシンボルとなっている。この影響を受け、白いコードのインナーイヤーヘッドフォンが各社から多数発売されるといった状況になっている。 他社の音質を追求したモデル(ライバルの[[ソニー]]のウォークマン、東芝のギガビートなど)を除く、比較的廉価な携帯型音楽プレーヤーと似て、{{lang|en|iPod}} に付属するイヤフォンは決して良い音質を実現しているわけではない。{{lang|en|iPod}} は全モデルで一般的にステレオミニジャックと呼ばれる3.5mmイヤホンジャックを採用しているため、プラグ部分が3.5mm規格もしくはそれに変換できるたいていのイヤフォン・ヘッドフォンを使用することができる。一部のサードパーティからは、{{lang|en|iPod}} 向けの代替イヤフォンとして白色のイヤフォン、例えば、ソニー社製EX71の白色モデルや[[エティモティック・リサーチ]]社製ER-6i、シューレ社のE4c、クリプシュ社の {{lang|en|Image S4i White}} 等が販売されている。なお、{{lang|en|iPod}} 付属のイヤフォンは左右のコードの長さが同じY型であり、イヤーパッド部分も左右のチャンネルの頭文字の「L」「R」の文字は入っているものの色分けはされていないため、慣れるまで扱いづらいことがある。 また {{lang|en|iPod}} などの[[デジタルオーディオプレーヤー]]人気の恩恵を受けて、[[ゼンハイザー]]社、[[シュア (音響機器メーカー)|シュア]]社や[[エティモティック・リサーチ]]社、[[アルティメット・イヤーズ]]社などが販売している、1万円を超えるような高価なイヤフォンの売り上げが好調となっている。 新第五世代 {{lang|en|iPod}}、第二世代 {{lang|en|iPod nano}}、第二世代 {{lang|en|iPod shuffle}} のカラーバリエーション増加後からは、全体が丸みを帯び、音質を向上させた新しいイヤフォンが付属している。 白いイヤフォンを装着している人がすなわち{{lang|en|iPod}}の利用者である、という認識が広まる一方で、米国では白いイヤフォンで音楽を聴いているユーザーから {{lang|en|iPod}}を強奪するという事件が近年しばしば発生<ref>[http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/h/86.html iPod利用者へ:強盗に注意!(iPod強奪事件の報告)] - 在ニューヨーク日本国総領事館]</ref>しており、死者が出た例もある。 このイヤフォンは日本の[[フォスター電機]]が単独供給している。 ===互換性=== 第一世代 {{lang|en|iPod}} は {{lang|en|[[Mac OS|Mac OS 9]]}} または {{lang|en|Mac OS X}} が動作するマッキントッシュでのみ使用できたが、2002年7月17日にアップル社はオリジナルの[[HFS|HFS+]]フォーマットの代わりに[[File Allocation Table|{{lang|en|FAT}}32]]でフォーマットされた内蔵型HDDを持つ {{lang|en|Windows}} 互換 {{lang|en|iPod}} の販売を開始した<ref>[http://www.apple.com/pr/library/2002/jul/17ipod.html]</ref>。 アップル社は2003年10月16日に {{lang|en|iTunes}} の {{lang|en|Windows}} 版をリリースした<ref>[http://www.apple.com/pr/library/2003/oct/16itms.html]</ref>。それ以前は、{{lang|en|Windows}}ユーザーが {{lang|en|iPod}} を使うには、[[MUSICMATCH MP3 Jukebox|{{lang|en|Musicmatch Jukebox}}]]、{{仮リンク|ephPod|en|EphPod}} または {{仮リンク|XPlay|en|XPlay}} といったサードパーティ製ソフトウェアが必要だった。{{lang|en|iTunes}} の {{lang|en|Windows}} 版が公開されるまで {{lang|en|Windows}} 向け {{lang|en|iPod}} には、{{lang|en|Musicmatch Jukebox}} が同梱されていた。 初代 {{lang|en|iPod}} はマッキントッシュでしか使えなかった。これは、HFS+でフォーマットされた記憶装置を {{lang|en|Windows}} で認識することが特別な追加ドライバソフトウェア無しには不可能だからである。第二世代はマッキントッシュ用がHFS+、{{lang|en|Windows}}用が{{lang|en|FAT}}32でフォーマットされて出荷された。第三世代はHFS+フォーマットで出荷され、これを{{lang|en|Windows}}へ接続した場合{{lang|en|FAT}}32フォーマットに初期化するかどうかの確認メッセージが表示される。なお、{{lang|en|FAT}}32フォーマットの {{lang|en|iPod}} をマッキントッシュに接続して使うこともできる。マッキントッシュは、{{lang|en|FAT}}32でフォーマットされた記憶装置を認識し、互換性を保ったまま使用できるからである。現在では、旧世代のマッキントッシュのみに対応している {{lang|en|iPod}} も、{{lang|en|iPod Updater}} で復元することで両オペレーティングシステムに対応させる事ができるが、アップル社の保証外動作のため保証は受けられなくなる。<!--回りくどい言い方なのは、{{lang|en|Linux}}、{{lang|en|UNIX}}でのNTFS書き込みのように「実装が終わっていない」とか、「完全な書き込み機能がない」という誤解を防ぐため。--> 2004年1月8日に、[[ヒューレット・パッカード]]社は {{lang|en|iPod}} をベースとしたHPブランド・デジタル音楽プレイヤーの製作のためアップル社から {{lang|en|iPod}} のライセンスを受けたと発表した。次の日、当時のヒューレット・パッカード社のチェアマン兼CEOの{{仮リンク|カーリー・フィオリナ|en|Carly Fiorina}}は2004年に[[コンシューマー・エレクトロニクス・ショー]]で {{lang|en|iPod}} ベースの青色の装置を披露した。この「青色 {{lang|en|iPod}}」はアップル社の製品ではないが、アップル社製の {{lang|en|iPod}} と全く同等の機能を有しているOEMである。実際に販売されたヒューレット・パッカード社版 {{lang|en|iPod}} は青色ではなかったが、本体金属面にアップル社のロゴとヒューレット・パッカード社のロゴの刻印がある。2005年8月、「デジタルエンターテインメント戦略に合致しない」ことを理由に販売打ち切りを表明。同年9月末頃に販売を終了したものと見られる。 {{lang|en|iPodLinux}} プロジェクトは {{lang|en|iPod}} で動作する {{lang|en|[[Linuxカーネル|Linux]]}} の[[ARMアーキテクチャ|ARM]]バージョンの移植に成功している。これは {{lang|en|uCLinux}} という仮想メモリの扱えない機器類への組み込み用に設計された{{lang|en|Linux}}をベースとしており、現在第一世代(スクロールホイール){{lang|en|iPod}} から第三世代 {{lang|en|iPod}} までをサポートし、公式にはサポートされていないが、第四および第五世代 {{lang|en|iPod}}、第一および第二世代の {{lang|en|iPod mini}}、第一世代 {{lang|en|iPod nano}} 上でも利用できる。{{lang|en|Mac OS X}} 及び {{lang|en|Windows}} 上からインストールするためのインストーラが利用できる。{{lang|en|iPod}} をマウントできれば他のオペレーティングシステムからでもインストールできる。{{lang|en|[[SourceForge.net]]}}内にこのプロジェクトのウェブページ<ref>[http://ipodlinux.sourceforge.net/]</ref>が存在し、多くの関連文書がオンライン上に存在する<ref>[http://www.ipodlinux.org/Documentation]</ref>。また、同じようなものでは{{lang|en|[[Rockbox]]}}プロジェクトというオープンソース・ファームウェアも存在し、音質向上、多機能化を実現する。現時点でiPod 1世代から5.5世代、{{lang|en|iPod Mini}}、{{lang|en|iPod Nano}} 1世代、2世代まで互換性をサポートしている。また、{{lang|en|iPod Classic}} は開発中である。これら {{lang|en|Linux}} や {{lang|en|Rockbox}} は設定次第ではマルチブートして併用可能である。そのほかには[[ゲームボーイ]]および[[ゲームボーイカラー]]に対応したエミュレーターや[[ファミリーコンピュータ]]を動かす技術などが開発されている。市販されたゲームでは[[ボンバーマン]]や[[ソニック・ザ・ヘッジホッグ]]などが既に公式のゲームとして販売されている。 ==デザイン== 本体デザインは同社のマッキントッシュ・シリーズと同様、[[ジョナサン・アイブ]]が中心のデザインチームが担当している。マッキントッシュ・シリーズと同じく、光沢のあるプラスチックやカラーアルマイト、磨き上げられたステンレスなどの質感を重視した素材を使用し、可能な限りシンプルな形状にデザインされているのがシリーズ共通の特徴と言える。 {{lang|en|iPod mini}} 公開までの全ての {{lang|en|iPod}} の[[GUI|グラフィカル・ユーザー・インターフェース]]には、マッキントッシュで使用されていた{{lang|en|Chicago}}と言うフォントが使用されていた。 [[ファイル:Ipod-internals.jpg|thumb|center|第三世代iPodの分解画像|500px]] 左から右へ: *{{lang|en|iPod}} の表面ケース。 *グリーン色の[[プリント基板]]は {{lang|en|iPod}} を制御し、その下にある暗いグリーン基板はタッチ・スクロール・ホイール及びボタンを制御する。 *[[リチウムイオン二次電池]]。第四世代までは電池が基板とコネクタ接続されており素人でも容易に電池交換出来るキットなどが販売されていた。 *[[ハードディスクドライブ]]、プリント基板から絶縁するためにソフト[[ゴム]]の層によって保護されている。ゴムの層は {{lang|en|iPod}} を持ち運ぶ際に発生する衝撃から、動作中のハードディスクを保護する役割も担っている。 *ステンレス製の筐体背面部。 ==非純正アクセサリー== {{See also|iPod管理ソフト}} [[ファイル:録音アダプターが接続されたipod nano.JPG|thumbnail|light|150px|録音アダプターが接続された第3世代{{lang|en|ipod nano}}]] [[ファイル:Fmtrancemitter&iPod classic.jpg|thumbnail|light|150px|自動車用FMトランスミッター]] {{lang|en|iPod}} はアクセサリー産業の二次市場を大きく成長させる発端となり、2005年のマックワールド基調演説でアップル社CEOスティーブ・ジョブズはそれを「{{lang|en|iPod}} 経済」と呼んだ。一般的には、[[生態系]]になぞらえてエコシステムと呼ばれることもある。 {{lang|en|iPod}} のアクセサリーにはメモリーカードリーダー、FMトランスミッター、及びボイスレコーダモジュールなどが存在する。それらのコネクターは音の信号を通し電源を {{lang|en|iPod}} またはアクセサリーに送ると同時に制御及び情報を提供する。これらのアクセサリー(ケース類などは除く)について2005年10月にアップル社がロイヤリティ料を徴収する旨の記事が出たが、現在ロイヤリティ料を徴収する決定はアップル社で出されていない。また、[[吉田カバン|{{lang|en|PORTER}}]](吉田カバン)や[[プラダ]]、[[グッチ]]、[[コーチ (企業)|コーチ]]、[[ポール・スミス]]、[[ルイ・ヴィトン]]、[[ダンヒル]]など各種ファッションブランドの専用ケース等も存在し、アップル社でも {{lang|en|iPod nano tube}}、[[靴下]]をモチーフにした {{lang|en|iPod}} 靴下を販売している。 {|class=wikitable |+{{lang|en|iPod}} をサポートする非純正ツール !名前!!概要 |- |{{lang|en|[[foobar2000]]}}||{{lang|en|iPod manager}}<ref>[http://yuo.be/ipod.php yuo.be/ipod.php]</ref>プラグインをオプションとしてインストールして {{lang|en|iPod}} を管理できる、{{lang|en|Windows}} 向け音楽プレイヤー。 |- |{{lang|en|[[AmaroK]]}}||完全に {{lang|en|iPod}} をサポートしている[[KDE]]向け音楽プレイヤー。 |- |{{lang|en|[[Rhythmbox]]}}||[[GNOME]]上で動作する {{lang|en|iTunes}} クローン。 |- |{{lang|en|gtkpod}}<ref>[http://gtkpod.sourceforge.net gtkpod.sourceforge.net]</ref>||{{lang|en|iPod}} を目標とした GTK 上の GTK ツールキットを使用したシステム向け {{lang|en|iPod}} 管理プログラム。 |- |{{lang|en|ml ipod}}<ref>[http://mlipod.sourceforge.net/ mlipod.sourceforge.net]</ref>||{{lang|en|iPod}} をサポートするために加えられた {{lang|en|[[Winamp]]}} 向け[[オープンソース]]・プラグイン。 |- |{{lang|en|EphPod}}<ref>http://www.ephpod.com/</ref>||多くの {{lang|en|iTunes}} の特徴を備えた {{lang|en|Windows}} アプリケーション。{{lang|en|EphPod}} は {{lang|en|iPod}} からコンピューターへ音楽のコピーもできる。 |- |{{lang|en|[[iPodLinux]]}} プロジェクト||{{lang|en|iPod}} 上で {{lang|en|Linux}} を利用できる。現在は1G、2G、および3G {{lang|en|iPod}}のサポートを提供。これは {{lang|en|mini}} も含めて、他の世代の {{lang|en|iPod}} でも利用できるが、{{lang|en|iPodLinux}} プロジェクトでは、導入方法等に関しての言及はあるが、公式なサポートは行わない、としている。 |- |{{lang|en|Rockbox}}||{{lang|en|iPod}} 上で[[Windows Media Audio|WMA]]や {{lang|en|[[Ogg Vorbis]]}} などの音楽ファイルを再生したり、[[MP3]]などのギャップレス再生を可能にする[[オープンソース]]のファームウェア。2007年11月15日現在、{{lang|en|iPod}}(第5.5世代以前)、{{lang|en|iPod mini}}、{{lang|en|iPod nano}}(第1世代のみ)に対応。 |- |{{lang|en|[[iPodWizard]]}}||{{lang|en|iPod}} のファームウェア内の画像を入れ替える {{lang|en|Windows}} 用ソフトウェア。 |} グリフィン・テクノロジー社<ref>[http://www.griffintechnology.com/ griffintechnology.com]</ref> は {{仮リンク|iTrip|en|ITrip}}、{{仮リンク|iBeam|en|IBeam}}、{{lang|en|iTalk}}、{{lang|en|PowerPod}} および {{lang|en|EarJam}} を含む、いくつかの {{lang|en|iPod}} アクセサリーを作成している。テン・テクノロジー社による {{lang|en|naviPod}}<ref>http://www.tentechnology.com/</ref>はアップル {{lang|en|iPod}} 向け5ボタン赤外線リモート・コントローラーである。[[ソニー]]や[[クリエイティブテクノロジー]]は、{{lang|en|iPod}} シリーズと競合するデジタルオーディオプレーヤーを製造しているが、同時に、{{lang|en|iPod}} 専用のハードウェアも生産している。 ==iPodシリーズの歴史== [[ファイル:Lightmatter_ipodvsmini.jpg|thumb|right|{{lang|en|iPod mini}}(左)、初代 {{lang|en|iPod}}(右)]] 最初の {{lang|en|iPod}} はマッキントッシュ専用の[[デジタルオーディオプレーヤー]]として2001年10月23日に発表され、2002年発売の第2世代で {{lang|en|Windows}} にも対応した。「{{lang|en|iTunes}} のライブラリに収めた音楽を外へ持ち出す」というコンセプトで開発されており「まず {{lang|en|iTunes}} ありき」である点が、先行していた他のデジタル音楽プレイヤーとははっきり異なる。これは {{lang|en|iPod}} 発表時の惹句「{{ルビ|{{lang|en|iTunes to go}}|アイチューンズ・トゥ・ゴー}}」によく現れている。この惹句は{{ルビ|{{lang|en|iBook}}|アイブック}}発表時の「{{ルビ|{{lang|en|iMac to go}}|アイマック・トゥ・ゴー}}」にかけたもの。日本では「{{ルビ|{{lang|en|Goodbye MD}}|グッバイ・エムディー}}」という惹句で[[ミニディスク]]市場からの占有率獲得を目指した。{{lang|en|iPod}} は {{lang|en|iTunes}} との同期機能を備えることにより、自宅での環境をそのまま外へ持ち出すというコンセプトをより鮮明にした。 発売された初期の頃は電池の消耗・劣化が激しく、更に電池の交換費用が高額だったために、米国では購入者から電池交換費用を安くするよう運動やデモを起こされ、集団訴訟にまで発展した。この訴訟でアップル社が応じた和解の条件は以下の通りである。2004年5月31日までに第3世代までの {{lang|en|iPod}} を米国で購入した米国の居住者に対して、バッテリの無償交換もしくは50ドルの商品券を渡すこと、あるいはその期間までに {{lang|en|iPod}} の電池交換を有償で受けた購入者には最大で50パーセントの有償交換金額の返金に応じる、の2点である。また、イギリスの国会でも {{lang|en|iPod}} の電池劣化問題が話題となったが、2004年6月以降からは電池も改良され、更にサポートとして{{ルビ|{{lang|en|AppleCare Protection Plan}}|アップルケア・プロテクション・プラン}}が発売されて解決している。2005年10月14日には、電池交換サービスの料金が従来の15,750円から半額以下の6800円に改訂された。 {{lang|en|iPod}} の新製品は発表直後に発売開始されるため、初期出荷数と需要のバランスが悪く、人気が集中する発売から数か月は購入が難しくなる状況に陥る場合が多い。{{lang|en|iPod mini}} や {{lang|en|iPod shuffle}} の場合がそれに該当し、店舗で入手困難な状況が数ヶ月間は続いた。 {{lang|en|iPod}} が普及する要因になったのは、使いやすいUIとシンプルなデザインもあるが、{{lang|en|iPod}} ユーザが自らが所有する {{lang|en|iPod}} を他人に見せたり触らせることが多いためである{{要出典|date=2007年9月}}。そういったユーザによる活動や、多くのユーザによるネット上での[[トラブルシューティング]]の多さが、{{lang|en|iPod}} をデジタル音楽プレイヤーのスタンダードの地位に押し上げ、今なお {{lang|en|iPod}} ユーザを増やしている。そのため、2007年現在日本の総売上の約5割が {{lang|en|iPod}} シリーズである。米国では8割近い。 日本では {{lang|en|iPod}} が2003年に、{{lang|en|iPod mini}} が2004年に、更に {{lang|en|iPod shuffle}} が2005年に揃って[[グッドデザイン賞]]を受賞した。ちなみに {{lang|en|iPod mini}} が金賞を、{{lang|en|iPod shuffle}} はグッドデザイン賞ベスト15に選ばれた。更に[[ロジクール]]社が出した {{lang|en|iPod}} 用のワイヤレスヘッドホンも同様に2005年グッドデザイン賞に選出された。 2005年10月12日、動画の再生に対応した第5世代の {{lang|en|iPod}} が発表され、同時に動画転送のためのツールである {{lang|en|iTunes 6}} を発表した。 また、2006年1月11日に「{{ルビ|{{lang|en|iPod Radio Remote}}|アイポッド・レイディオ・リモート}}」という名でサードパーティからは既に発売され、以降も公式な対応が求められていた[[ラジオ#FM放送(超短波放送)|FMラジオ]]チューナー機能付きのワイヤードリモコンが発表され、第5世代以降発表の {{lang|en|shuffle}} を除くモデルでのラジオ受信が可能となった。また、ファームウェア上では{{ルビ|{{lang|en|[[Radio Data System]]}}|レイディオ・データ・システム}}(RDS)標準に準拠したデータが送られ、ラジオ局の情報や聞いている曲、ミュージシャンの名前などの情報が表示される仕様となっている。北米などを中心にRDSは既に開始されているものの、日本のFMラジオ放送ではこのRDSを送信しておらず、現在は特に何も表示されない。また、日本の見えるラジオなどのFM[[文字多重放送]]には対応していない。第5世代発表から11か月後の2006年9月12日にはマイナーチェンジが行われ、新たに80GBモデルが投入された。主な改良点は液晶ディスプレイの高輝度化(従来比160%)、動画再生機能の強化、{{ルビ|{{lang|en|iTunes Store}}|アイチューンズ・ストア}}からのゲームダウンロードに対応、等。同時に映画コンテンツ(2006年9月現在日本では開始されていない)・5G {{lang|en|iPod}} 向けゲームのダウンロードに対応した {{lang|en|iTunes 7}} が発表された。 なお、この際第1世代 {{lang|en|iPod}} からリクエストされてきた[[ギャップレス再生]]機能をサポート。 2007年2月8日、アメリカ合衆国[[ニューヨーク州]]のカール・クルーガー上院議員が {{lang|en|iPod}} などの電子機器を操作しながら横断歩道を渡ることを禁じる法案を同州議会に提出した。同州では {{lang|en|iPod}} などの電子機器を操作しながら横断歩道を歩いていた住民が車に轢かれ死亡する事件が3件発生し、そのうち1件は「危ない」と叫んでいたのにもかかわらず気付かずに轢かれて死亡した。 [[2014年]][[9月10日]]に開かれたAppleスペシャルイベントの終了後、公式サイトの[[アップルストア]]でのiPod classicの取り扱いがなくなり、各メディアにおいて販売が終了したことが報道された。これにより2001年から続いた特徴的なスクロールホイールを搭載した全てのiPodがラインナップから姿を消したこととなる。 <!-- ==={{lang|en|iPod}} の出荷台数=== {{lang|en|iPod}} の出荷台数・累計出荷台数の推移は以下の通り。 {|class=wikitable !期間!!出荷台数(万台)!!累計出荷台数(万台)!!ニュース |- |2003年7- 9月||33.6||||[http://www.apple.com/jp/news/2003/oct/16results.html] |- |2003年10-12月||73.3||||[http://www.apple.com/jp/news/2004/jan/15q1results.html] |- |2004年1-3月||80.7||||[http://www.apple.com/jp/news/2004/apr/15q2results.html] |- |2004年4-6月||86.0||||[http://www.apple.com/jp/news/2004/jul/15q3results.html] |- |2004年7-9月||201.6||||[http://www.apple.com/jp/news/2005/oct/14results.html] |- |2004年10-12月||458.0||約1,000||[http://www.apple.com/jp/news/2005/jan/13q1results.html] |- |2005年1-3月||531.1||約1,500||[http://www.apple.com/jp/news/2005/apr/14q2results.html] |- |2005年4-6月||615.5||約2,150||[http://www.apple.com/jp/news/2005/jly/14q3.html] |- |2005年7-9月||645.1||約2,800||[http://www.apple.com/jp/news/2006/oct/12results.html] |- |2005年10-12月||1,404.3||約4,200||[http://www.apple.com/jp/news/2006/jan/19results.html] |- |2006年1-3月||852.6||約5,050||[http://www.apple.com/jp/news/2006/apr/20results.html] |- |2006年4-6月||811.1||約5,900||[http://www.apple.com/jp/news/2006/jul/20results.html] |- |2006年7-9月||872.9||約6,700||[http://www.apple.com/jp/news/2006/oct/18results.html] |- |2006年10-12月||2,106.6||約8,800||[http://www.apple.com/jp/news/2007/jan/18results.html] |- |2007年1-3月||1,054.9||約9,850||[http://www.apple.com/jp/news/2007/apr/26results.html] |- |2007年4-6月||981.5||約10,800||[http://www.apple.com/jp/news/2007/jul/26results.html] |- |2007年7-9月||1020.0||約11,800||[http://www.apple.com/jp/news/2007/oct/23results.html] |- |2007年10-12月||2212.1||約14,000||[http://www.apple.com/jp/news/2008/jan/23results.html] |- |2008年1-3月||1064.4||約15,100||[http://www.apple.com/jp/news/2008/apr/24results.html] |- |2008年4-6月||1101.1||約16,200||[http://www.apple.com/jp/news/2008/jul/22results.html] |- |2008年7-9月||1105.2||約17,300||[http://www.apple.com/jp/news/2008/oct/22results.html] |- |2008.10-12月||2272.7||約19,600||[http://www.apple.com/jp/news/2009/jan/22results.html] |- |2009年1-3月||1101.0||約20,700||[http://www.apple.com/jp/news/2008/apr/24results.html] |- |2009年4-6月||1020.0||約21,700||[http://www.apple.com/jp/news/2009/jul/22results.html] |- |2009年7-9月||1020.0||約22,700||[http://www.apple.com/jp/news/2009/oct/20results.html] |- |2009年10-12月||2100.0||約24,800||[http://www.apple.com/jp/news/2010/jan/26results.html] |- |2010年1-3月||1089.0||約25,900||[http://www.apple.com/jp/news/2010/apr/21results.html] |- |2010年4-6月||941.0||約26,900||[http://www.apple.com/jp/news/2010/jul/21results.html] |- |2010年7-9月||905.0||約27,800||[http://www.apple.com/jp/news/2010/oct/19results.html] |- |2010年10-12月||1945.0||約29,700||[http://www.apple.com/jp/news/2011/jan/19results.html] |- |2011年1-3月||902.0||約30,600||[http://www.apple.com/jp/news/2011/apr/21results.html] |- |2011年4-6月||754.0||約31,400||[http://www.apple.com/jp/pr/library/2011/07/19Apple-Reports-Third-Quarter-Results.html] |- |2011年7-9月||662.0||約32,100||[http://www.apple.com/jp/pr/library/2011/10/18Apple-Reports-Fourth-Quarter-Results.html] |- |2011年10-12月||1540.0||約33,600||[http://www.apple.com/jp/pr/library/2012/01/24Apple-Reports-First-Quarter-Results.html] |- |2012年1-3月||770.0||約34,400||[http://www.apple.com/jp/pr/library/2012/04/24Apple-Reports-Second-Quarter-Results.html] |- |2012年4-6月||680.0||約35,100||[http://www.apple.com/jp/pr/library/2012/07/24Apple-Reports-Third-Quarter-Results.html] |- |2012年7-9月||530.0||約35,600||[http://www.apple.com/jp/pr/library/2012/10/25Apple-Reports-Fourth-Quarter-Results.html] |} *2001年11月17日 {{lang|en|iPod}} 発売開始。2002年には {{lang|en|Windows}} にも対応。 *2003年6月末:累計出荷台数が100万台を突破。[http://www.apple.com/jp/news/2003/jun/24itunes.html アップル{{lang|en|News Release}}] *2004年1月:{{lang|en|iPod mini}} 発表。米国で発売後、人気で生産が追いつかず、全世界での発売は7月に延期された。また、同年6月にヨーロッパ(イギリス、フランス、ドイツ)で {{lang|en|iTunes Music Store}} を開設。 *2004年末頃:累計出荷台数が 1,000万台を突破。 *2005年1-3月期、四半期だけの出荷台数で500万台を突破し、531万1000台。1-6月の半年足らずで約1,000万台を売った。 *2005年8月:日本で {{lang|en|iTunes Music Store}} を開始。 *2005年7-9月期:9月頃に累計販売台数が3000万台を突破、9月末までに累計約3,440万台を出荷[http://nikkeibp.jp/style/life/joy/haya2/051118_ipod/]。 *2005年10-12月期:わずか四半期で約1,400万台の出荷を記録。第5世代 {{lang|en|iPod}} や {{lang|en|iPod nano}} の売上が順調で累計販売台数は4200万台に到達。アップル社の売上が前年度と比較すると倍増となった[http://it.nikkei.co.jp/pc/news/index.aspx?i=20060111da004da]。 *2006年4月:{{lang|en|iPod}} の累計出荷台数が4900万台を突破。2006年第2四半期(1月~3月)は同社設立以来2番目の業績となった[http://mac.ascii24.com/mac/news/misc/2006/04/21/661848-000.html][http://mac.ascii24.com/mac/news/misc/2006/04/21/imageview/images806008.jpg.html]。 *2006年7月:{{lang|en|iPod}} の累計出荷台数が5900万台に到達[http://www.business-i.jp/news/world-page/news/200607220039a.nwc]。同年4月の業績を抜き、同社設立以来2番目の売上高と利益を記録。 *2007年4月9日:{{lang|en|iPod}} の累計出荷台数が発売より約5年半で1億台を突破。これは、[[ウォークマン]]の13年半で1億台到達という記録を抜き、[[デジタルオーディオプレーヤー]]史上最速の販売ペースだった[http://www.apple.com/pr/library/2007/04/09ipod.html]。しかし近年はスマートフォンと競合していることや、日本国内に限ればソニー・ウォークマンの好調の影響もあり、販売台数は低迷しており、新機種の発売で巻き返しを図っている。 --> ==広告== 広告方法も斬新なもので、ビビッドカラーの背景に人物のシルエットが踊りまくる広告を大量に投入し、そのCMに採用された曲がヒットすることも多い。2004年10月に放送が開始されたバージョンの広告<ref>[http://www.apple.com/jp/itunes/u2/ad/ {{lang|en|Web Browser}}] [http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewVideo?b=a&videoId=26755547 {{lang|en|iTunes}}]</ref>ではBGMに[[U2]]の『[[ヴァーティゴ (曲)|ヴァーティゴ]]』が採用され、メンバーたちが微妙に顔が判別できる程度のシルエットの形で出演した。ちなみに[[U2]]はそれまで広告等のタイアップに決して応じることが無いと言われていたが、今回は無料で出演している。これ以降、楽曲と共に本人達によるシルエット出演が行われたのは[[エミネム]]、[[ボブ・ディラン]]、[[ポール・マッカートニー]]、[[コールドプレイ]]等である。 U2と同様に広告等のタイアップに今まで応じたことが無かった[[エミネム]]の起用にあたっては、当初、米国で放送された広告において自身の楽曲『[[ルーズ・ユアセルフ]]』の無断使用が発覚したため、エミネムのレーベル会社である「エイト・マイル・スタイル」がアップル社と広告を制作した広告代理店に対する著作権侵害を訴える裁判沙汰に発展した。2004年2月に始まった訴訟は翌年5月に和解が成立したため、晴れて同10月からのiPodの広告としてエミネム本人のシルエット出演と共にタイアップされることになった。 また一方で、[[カンセイ・ジ・セール・セクシー]](CSS)の『{{ルビ|{{lang|en|Music Is My Hot, Hot Sex}}|ミュージック・イズ・ホット、ホット・セクシー}}』をタイアップしたバージョンが[[2007年]]10月に放映されたが、これは元々、イギリスの大学生が、アップル社サイトからとってきたビデオ・クリップを組み合わせた映像にCSSの楽曲を乗せて編集した、云わば{{lang|en|iPod}}風の自作コマーシャルであった。作成した大学生がこのクリップを[[ユーチューブ]]に投稿していたところ、アップル社の目に留まり、本物のコマーシャルとして採用されて放映されることになったという。 {|class="wikitable sortable" |+広告リスト !作曲者!!曲名!!備考 |- |[[プロペラヘッズ]]||{{ルビ|{{lang|en|Take California}}|テイク・キャリフォーニア}}|| |- |[[ブラック・アイド・ピーズ]]||{{ルビ|{{lang|en|Hey Mama}}|ヘイ・ママ}}|| |- |[[ジェット (バンド)|ジェット]]||{{ルビ|{{lang|en|[[アー・ユー・ゴナ・ビー・マイ・ガール|Are You Gonna Be My Girl]]}}|アー・ユー・ゴナ・ビー・マイ・ガール}}|| |- |[[N.E.R.D]]||{{ルビ|{{lang|en|Rock Star}}|ロック・スター}}|| |- |[[フューチャーキャスト]]||{{ルビ|{{lang|en|Channel Surfing}}|チャネル・サーフィング}}|| |- |[[ザ・ヴァインズ]]||{{ルビ|{{lang|en|Ride}}|ライド}}|| |- |[[ステリオグラム]]||{{ルビ|{{lang|en|Walkie Talkie Man}}|ウォーキー・トーキー・マン}}|| |- |[[オゾマトリ]]||{{ルビ|{{lang|en|Saturday Night}}|サタデイ・ナイト}}|| |- |[[U2]]||{{ルビ|{{lang|en|[[ヴァーティゴ (曲)|Vertigo]]}}|ヴァーティゴ}}|| |- |[[シーザーズ]]||{{ルビ|{{lang|en|Jerk It Out}}|ジャーク・イット・アウト}}|| |- |[[ゴリラズ]]||{{ルビ|{{lang|en|[[Feel Good Inc.]]}}|フィール・グッド・インク}}|| |- |[[ダフト・パンク]]||{{ルビ|{{lang|en|Technologic}}|テクノロジック}}|| |- |[[ザ・リソース]]、[[ジミー・ネイプス]]||{{ルビ|{{lang|en|Gimme That}}|ギミー・ザット}}|| |- |[[プロトタイプス]]||{{ルビ|{{lang|en|Who's Gonna Sing?}}|フーズ・ゴナ・スィング}}|| |- |[[U2]]||{{ルビ|{{lang|en|Original of the Species}}|オリジナル・オブ・ザ・スピーシーズ}}|| |- |[[エミネム]]||{{ルビ|{{lang|en|[[ルーズ・ユアセルフ|Lose Yourself]]}}|ルーズ・ユアセルフ}}|| |- |[[ウィントン・マルサリス]]||{{ルビ|{{lang|en|Sparks}}|スパークス}}|| |- |[[ライノセラス]]||{{ルビ|{{lang|en|Cubicle}}|キュービクル}}|| |- |[[ウルフマザー]]||{{ルビ|{{lang|en|Love Train}}|ラブ・トレイン}}|| |- |[[ボブ・ディラン]]||{{ルビ|{{lang|en|Someday Baby}}|サムデイ・バディ}}|| |- |[[カット・ケミスト]]||{{ルビ|{{lang|en|The Audience Is Listening}}|ズィ・オーディエンス・イズ・リスニング}}|| |- |[[クンビア・キングス]]||{{ルビ|{{lang|en|Pachuco}}|パーチューコウ}}|| |- |[[ザ・フラテリス]]||{{ルビ|{{lang|en|Flathead}}|フラットヘッド}}|| |- |Nickodemus & Quantic、Tempo||{{ルビ|{{lang|es|Mi Swing Es Tropical}}|ミ・スウィング・エス・トロピカール}}|| |- |[[ポール・マッカートニー]]||{{ルビ|{{lang|en|Dance Tonight}}|ダンス・トゥナイト}}|| |- |[[レスリー・ファイスト|ファイスト]]||{{ルビ|{{lang|en|1234}}|ワントゥスリーフォー}}|| |- |[[カンセイ・ジ・セール・セクシー]]||{{ルビ|{{lang|en|Music Is My Hot, Hot Sex}}|ミュージック・イズ・ホット、ホット・セクシー}}|| |- |[[メアリー・J. ブライジ]]||{{ルビ|{{lang|en|Work That}}|ワーク・ザット}}|| |- |[[ブレンダン・ベンソン]]||{{ルビ|{{lang|en|What I'm Looking For}}|ワット・アイム・ライム・ルッキング・フォー}}|| |- |[[ザ・ティン・ティンズ]]||{{ルビ|{{lang|en|Shut Up and Let Me Go}}|シャット・アップ・アンド・レット・ミー・ゴー}}|| |- |[[コールドプレイ]]||{{ルビ|{{lang|es|[[美しき生命 (曲)|Viva La Vida]]}}|ビバ・ラ・ビーダ}}|| |- |[[アステロイズ・ギャラクシー・ツアー]]||{{ルビ|{{lang|en|Around the Bend}}|アラウンド・ザ・ベンド}}|| |- |[[チェアーリフト]]||{{ルビ|{{lang|en|Bruises}}|ブルーゼズ}}|| |- |[[フランツ・フェルディナンド (バンド)|フランツ・フェルディナンド]]||{{ルビ|{{lang|en|No You Girls}}|ノー・ユー・ガールズ}}|| |- |[[ミス・リー]]||{{ルビ|{{lang|en|She's Got Me Dancing}}|シーズ・ガット・ミー・ダンシング}}|| |- |[[ケイク]]||{{ルビ|{{lang|en|Short Skirt, Long Jacket}}|ショート・スカート、ロング・ジャケット}}|| |- |[[シャッポ]]||{{ルビ|{{lang|en|Come Home}}|カム・ホーム}}|| |- |[[ザ・ビートルズ]]||{{ルビ|{{lang|en|[[マジカル・ミステリー・ツアー (曲)|Magical Mystery Tour]]}}|マジカル・ミステリー・トゥーア}}|| |- |[[グループラヴ]]||{{ルビ|{{lang|en|Tongue Tied}}|トング・タイド}}|| |- |[[ザ・ポリフォニックスプリー]]||{{ルビ|{{lang|en|Light and Day}}|ライト・アンド・デイ}}||[[フォルクスワーゲン]]との合作。[[フォルクスワーゲン・ニュービートル|ニュービートル]]の広告でもある。 |- |[[グリーン・デイ]]||{{ルビ|{{lang|en|[[アイ・フォウト・ザ・ロウ|I Fought the Law]]}}|アイ・ファウト・ザ・ロウ}}||[[ペプシコーラ]]との合作。 |} ==保証での交換・修理を減らす技術== *2008年4月、アップル社は {{lang|en|iPod}} に関し、液体の侵入や極端な温度、過度の衝撃、不正改造したなどの場合、それをメモリーに記録する技術を開発し特許を取得した。一見しただけでは故障原因がわからないような故障の原因を特定することにより、元来であれば無償でしていたような修理交換を有償でできるようにすることに狙いがある<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0908/10/news004.html {{lang|en|Apple}}、ユーザーの「不適切使用」を検出する特許を出願]</ref>。 ==著作権料に関する論争== *[[カナダ]]ではiPodから著作権料を課金する行為が違法であるとした司法判決が2005年7月に最高裁で下った。 *[[フランス]]ではiPodなどの価格に「著作権者への補償金」が含まれている。2005年には、iPod nano などのフラッシュメモリプレイヤーに対する料率が引き下げられる見込みである。 ===日本における状況=== 2005年4月28日に行われた[[文化庁]]文化審議会[[著作権]]分科会法制問題小委員会の第3回審議において、[[私的録音補償金制度]]の見直しについての意見書が[[日本音楽著作権協会|JASRAC]]などの権利団体から提出され、「ハードディスク内蔵型レコーダーと[[Blu-ray Disc]]録画機器およびディスクを私的録音補償金制度の対象に含めるべき」と課金対象を具体的に示した。これはまず間違いなくiPodを始めとするハードディスク内蔵型音楽プレイヤーに対してのものである。 しかし、音楽CDなどのデータソースに対する著作権使用料に加えてプレイヤーに対する著作権使用料も徴収される事になってしまうために、「これは著作権料の二重取りになるものだ」といった非難の声が、消費者からはもちろんの事、審議参加議員らからも上がった。そのため、審議は一般人の声にも対応する為に2005年9月以降までに延期されることになり、この課金制度適用については2年先送りすることで決定した。その期間中に寄せられた意見は、iPodなどのハードディスク内蔵型音楽プレイヤーに対して著作権使用料を取得することに対する反対意見が、賛成意見の4倍以上となる結果となった<ref>[http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/10/03/9332.html 「iPod課金すべきではない」が80件~文化審議会が意見募集の中間集計] [[インプレス]] インターネットWatch</ref>。 また、[[知的財産推進計画]]2007<ref>[http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/keikaku2007.html 知的財産推進計画2007の策定]</ref>の策定に際して行われた「知的財産推進計画2006」の見直しに関する意見募集<ref>[http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/070531/iken1.pdf 「知的財産推進計画2006」の見直しに関する意見募集 団体からの意見 (PDF)]</ref>では、日本法人であるアップルジャパン株式会社名で「私的使用複製について結論を得る」に関する意見として、著作物の私的複製による権利侵害には科学的且つ客観的証拠は存在せず、仮に私的複製により権利侵害を被ったと主張するなら、原因は複製防止技術を備えていない著作物パッケージを製造販売しているレーベルに有り、ハードウェア会社に対して責任転嫁するのは無責任且つ自己中心的な姿勢であるとし、「科学的且つ客観的証拠に基づかない理由に依る私的録音録画補償金制度は即時撤廃すべきである。」と主張する意見が掲載されたが、後に提出者からの要請で撤回された。アップルジャパンは、この意見が同社が提出したものかどうかについてコメントを避けている <ref>[http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070815/kantei.htm 知的財産推進計画へのアップルジャパンの意見を削除]</ref> ==難聴論争== [[アメリカ合衆国]]ではiPodが[[難聴]]([[難聴#音響難聴|音響難聴]])を引き起こす原因になるという論争が持ち上がり、訴訟に発展している。 件の訴訟は[[ルイジアナ州]]の男性によって2006年1月31日に起こされた。訴状によれば、{{lang|en|iPod}} は115[[デシベル]]以上の音量を再生することが可能であり、この音量で1日28秒以上聴き続けると、難聴を引き起こすおそれがあるとのこと。{{lang|en|iPod}} には「115デシベル以上を再生できるという、設計上の致命的欠陥」があり、これにより正常な聴覚を失う可能性に関してアップルは適切な警告と対策、補償を十分に行なっていないとされている。 この訴訟は[[訴訟|集団訴訟]]と認定されることが請求されており、被害に対する賠償と、iPodを安全なものにする改善を要求している。 但し、件の男性は2005年に {{lang|en|iPod}} を購入したとされているが、実際に {{lang|en|iPod}} で難聴になったかどうかは[[訴状]]では明らかにされていない。男性の[[弁護士]]によると、実際に {{lang|en|iPod}} で難聴になったかは重要ではなく、{{lang|en|iPod}} が取り返しのつかない難聴を引き起こす可能性が問題なのだという。 ただ、{{lang|en|iPod}} の騒音性難聴を引き起こす「性能」が他のプレーヤーと比較して高いかに関しては疑問の余地が残る。同様の問題点は[[ウォークマン]]など携帯音楽プレーヤーが普及し始めた1980年代より言われていた問題で、他の携帯音楽プレーヤー全てに対して言えることでもあり、危険性はユーザー次第、ユーザーが用いる音量次第であり、自己責任との声もある<ref>[http://www.linkclub.or.jp/~entkasai/onkyougaishou.html ロック難聴、音響外傷・笠井耳鼻咽喉科クリニック自由が丘診療室]</ref>。 現在 {{lang|en|iPod}} には、「[[イヤホン]]や[[ヘッドホン]]を大音量で使用すると、[[聴覚]]を損なうおそれがあります」という警告文が添えられ、アップルからは最高音量の半分以下で使用することが推奨されている。なお、他プレーヤーでもこのような警告文が添えられている。また、最新版の[[ソフトウェア]]では、第五世代 {{lang|en|iPod}}、{{lang|en|iPod nano}}、{{lang|en|iPod shuffle}} 向けに、ある一定以上の音量が出ないように設定する機能が提供されている。但し、この機能は旧世代機(第四世代以前の {{lang|en|iPod}}、{{lang|en|iPod mini}})には提供されていない。 ちなみに、米国のとある大学で行われた調査によると音量を80パーセント以上で1日90分以上イヤホンやヘッドホンで音楽を聴くと難聴になりやすくなり、音量を100 パーセントで1日5分以上聞くと難聴になる危険性が高いとの結論となった。逆に、音量を10パーセントから50パーセントで1日90分以上聞く場合は難聴になる問題は無いとされている。ただし、個々のイヤホンのインピーダンスや感度の違いにより、同じ音量設定でも耳に入る音の大きさは違う。 ==競合製品== {|class="wikitable sortable" !メーカー!!製品名 |- |[[アイリバー]]||MP3プレイヤー |- |[[ケンウッド]]||{{ルビ|{{lang|en|[[Media Keg]]}}|メディア・ケグ}} |- |[[クリエイティブ・テクノロジー]]||{{ルビ|{{lang|en|[[NOMAD]]}}|ノーマッド}} |- |クリエイティブ・テクノロジー||{{ルビ|{{lang|en|[[Creative Zen|Zen]]}}|ゼン}} |- |[[ソニー]]||{{ルビ|{{lang|en|[[ウォークマン|Walkman]]}}|ウォークマン}} |- |[[デル]]||{{ルビ|{{lang|en|{{仮リンク|デジタル・ジュークボックス|en|Dell Digital Jukebox|label=Digital JukeBox}}}}|デジタル・ジュークボックス}} |- |[[東芝]]||{{ルビ|{{lang|en|[[Gigabeat|gigabeat]]}}|ギガビート}} |- |[[トランセンド]]||MP3プレーヤー |- |[[パナソニック]]||{{ルビ|{{lang|en|[[D-snap]]}}|ディー・スナップ}} |- |[[マイクロソフト]]||{{ルビ|{{lang|en|[[Zune]]}}|ズューン}} |} ==脚注== {{脚注ヘルプ}} {{reflist|2}} ==関連項目== *{{lang|en|[[iTunes]]}} *[[iPodのゲームタイトル一覧|{{lang|en|iPod}}のゲームタイトル一覧]] *[[iPod管理ソフト|{{lang|en|iPod}}管理ソフト]] *[[TBWA\CHIAT\DAY|{{lang|en|TBWA{{Backslash}}CHIAT{{Backslash}}DAY}}]] *[[TBWA\HAKUHODO|{{lang|en|TBWA{{Backslash}}HAKUHODO}}]] *[[ユーリ・ポドラドチコフ]] - ニックネームが、'''Iouri Podladtchikov'''というスペルから'''IPod'''となっている[[スイス]]の[[スノーボード]]選手。 ==外部リンク== {{Commons|IPod}} *[http://www.apple.com/jp/ipod/ Apple - {{lang|en|iPod}}] [[Category:IPod|*]] {{Link GA|zh}}