「魔法少女リリカルなのはStrikerS」の版間の差分

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『'''魔法少女リリカルなのはStrikerS'''』('''まほうしょうじょりりかるなのはすとらいかーず'''、英:''Magical girl lyrical Nanoha StrikerS'')は、[[独立UHF局]]および[[ファミリー劇場]]で2007年4月から放送中の[[テレビアニメ]]作品である。
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#REDIRECT [[魔法少女リリカルなのは]]
 
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キャッチコピーは「'''魔法少女、育てます。'''」。
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== 作品概要 ==
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<!-- あらすじなどを本項へアップロードする場合、著作権が存在している文章を、そのまま当項目にコピー&ペースト(コピペ)する事の無い様にして下さい。削除対象になり、しばらくの期間編集が出来なくなってしまう恐れがあります。 -->
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本作は『[[魔法少女リリカルなのは]]』シリーズの第3作目の作品である。
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前作『[[魔法少女リリカルなのは|魔法少女リリカルなのはA's]]』本編の10年後を舞台としている<ref>『[[#漫画版|StrikerS THE COMICS]]』第1話・第2話は前作の6年後が舞台。</ref>。
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既存の主要キャラの立場が大きく変わり、一定の地位を得ている者が多くなっている。また新キャラも多数登場。特に本作では『機動六課』に配属された四人の新人フォワードの面々(スバル・ナカジマ等)の友情と成長を主軸に描いており、彼女ら新キャラが物語に深く関わっている。その一方で舞台も日本の町([[とらいあんぐるハート|原作]]の舞台でもある海鳴市)から、次元世界全域へと広がり、その影響から前作までに比べて登場回数が著しく少なくなったキャラもいる。これらの事から、前2作とは大きく異なる性格を持つ点も多い。
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前2作はそれぞれ1クール全13話で構成され、なおかつ4:3サイズでの製作・放送だったのが、本作は2クール全26話予定であり、16:9サイズのワイド画面での製作となっている。なおCMも含めて[[映像編集|完パケ]]納品されている関係上、すべての局で[[レターボックス (映像技術)|レターボックス]]状態で放送されており、地上デジタル放送では全局[[額縁放送]]となるため、録画には注意が必要である。またDVDについても[[スクイーズ]]ではなく[[レターボックス (映像技術)|レターボックス]]での販売となる予定である。2007年現在の新作アニメDVDでレターボックス形式で販売されることは地上デジタル放送が普及しつつある今となっては異例の事態であり、DVDの画質を懸念する声があがっている(レターボックス方式はワイドテレビでの視聴を想定していないため)。
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== あらすじ ==
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{{ネタバレ}}
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<!-- あらすじなどを本項へアップロードする場合、著作権が存在している文章を、そのまま当項目にコピー&ペースト(コピペ)する事の無い様にして下さい。削除対象になり、しばらくの期間編集が出来なくなってしまう恐れがあります。 -->
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{{節stub}}
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「'''闇の書事件'''」([[魔法少女リリカルなのは|魔法少女リリカルなのはA's]])から10年後。19歳になった'''高町なのは'''、'''フェイト・T・ハラオウン'''、'''八神はやて'''の3人は、育まれた絆を胸に、それぞれの夢を追うべく時空管理局に所属。一流の魔導師として活躍していた。
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そんな中で新たに発見されたロストロギア「'''レリック'''」と、それを狙う謎の機械兵器「ガジェットドローン」の出現。「'''レリック事件'''」と呼ばれるそれらの状況に対応するため、八神はやてはロストロギア関連の任務を扱うための部隊「'''機動六課'''」を立ち上げる。
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一方、遡ること4年前。'''スバル・ナカジマ'''は空港火災に巻き込まれた際、なのはによって命を救われる。自身の理想を体現したかのような彼女に憧れたスバルは、満天の星空の下、管理局の魔導師になることを決意する。
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4年後、紆余曲折の末に晴れて管理局の新人魔導師となったスバルは、訓練校時代からのコンビパートナー、'''ティアナ・ランスター'''と共に魔導師の昇格試験に挑んでいた。それを見つめるのは「機動六課」の有望な人材として二人に目をつけたはやてとフェイト、そしてなのは。三人が見つめる中、試験開始を告げるリインフォースII(ツヴァイ)とともに『StrikerS』の物語が幕をあける。
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== スタッフ ==
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* 原作・脚本:[[都築真紀]]
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* 監督:[[草川啓造]]
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* プロデューサー:三嶋章夫、田中辰弥
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* エグゼクティブプロデューサー:上村修
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* キャラクターデザイン:[[奥田泰弘]]
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* メカニックデザイン:[[宮澤努]]
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* ビジュアルデザイン:[[斉藤良成|斎藤良成]]
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* 美術監督・美術設定:片平真司
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* 美術監督補佐:仲田優子
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* 色彩設計:田崎智子
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* 撮影監督・3DCGI監督:中山敦史
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* 撮影:[[デジタルネットワークアニメーション]]
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* 編集:布施由美子、野尻由紀子
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* オフライン編集:[[ウインズ]]
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* オフライン編集協力:ジェイ・フィルム(古谷桃子)
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* ビデオ編集:[[東京現像所]](山本洋平、大谷美香子)
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* 音楽:[[佐野広明]]
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* 音響監督:[[亀山俊樹]]
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* 録音スタジオ:OPレクイエムスタジオ
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* ミキサー:大坪恵美
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* 音響効果:高梨絵美([[ena (音響効果)|ena]])
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* 音響制作:[[オムニバスプロモーション]]
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* 音響制作デスク:神田直美
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* 制作統括:江里口武志
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* 設定制作:乗松祐太郎
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* 制作管理:畑中悠介
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* アシスタントディレクター:小平麻紀
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* プロモーション:向後由紀子、石岡朋子、黒木宏昌
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* スーパーバイザー:田中勇
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* アソシエイトプロデューサー:岩瀬繁功
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* アニメーション制作:[[セブン・アークス]]
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== 主題歌 ==
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;オープニング(第1期)「[[SECRET AMBITION]]」
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:2007年4月18日発売
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:作詞:水樹奈々 作曲:[[志倉千代丸]] 編曲:[[藤間仁]]([[Elements Garden]]) 歌:[[水樹奈々]]
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;オープニング(第2期)「[[MASSIVE WONDERS]]」
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:2007年8月22日発売予定
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:歌:水樹奈々
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;エンディング(第1期)「[[星空のSpica]]」
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:2007年5月9日発売
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:作詞:[[椎名可憐]] 作曲・編曲:[[太田雅友]] 歌:[[田村ゆかり]]
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;エンディング(第2期)「[[Beautiful Amulet]]」
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:2007年8月1日発売予定
+
:歌:田村ゆかり
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;挿入歌(第8話):「[[魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ01|空色の約束]]」
+
:2007年5月23日発売
+
:作詞:[[都築真紀]] 作曲・編曲:[[佐野広明]] 歌:[[斉藤千和]]
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== サブタイトル ==
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<div class="NavFrame" style="border: none; text-align: left; font-size: 100%">
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<div class="NavHead" style="background: transparent; text-align: left; font-weight: normal"></div>
+
<div class="NavContent">
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#空への翼
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#機動六課
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#集結
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#ファースト・アラート
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#星と雷
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#進展
+
#ホテル・アグスタ
+
#願い、ふたりで
+
#たいせつなこと
+
#機動六課のある休日(前編)
+
#機動六課のある休日(後編)
+
#ナンバーズ
+
#命の理由
+
#Mothers&Children
+
</div></div>
+
 
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== 放送局 ==
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{{番組}}
+
{| border="1" class="wikitable" style="margin-left:auto; margin-right:auto;"
+
|-
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| 放送地域
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| 放送局
+
| 放送期間
+
| 放送時間
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|-
+
| [[和歌山県]]
+
| [[テレビ和歌山]]
+
| 2007年4月1日 -
+
| 日曜 25:10~25:40
+
|-
+
| [[三重県]]
+
| [[三重テレビ放送|三重テレビ]]
+
| 2007年4月2日 -
+
| 月曜 26:00~26:30
+
|-
+
| [[京都府]]
+
| [[京都放送|KBS京都]]
+
| 2007年4月3日 -
+
| 火曜 26:00~26:30
+
|-
+
| [[千葉県]]
+
| [[千葉テレビ放送|チバテレビ]]
+
| 2007年4月3日 -
+
| 火曜 26:30~27:00
+
|-
+
| [[埼玉県]]
+
| [[テレビ埼玉|テレ玉]](幹事局{{要出典}})
+
| 2007年4月5日 -
+
| 木曜 25:00~25:30
+
|-
+
| [[東京都]]
+
| [[東京メトロポリタンテレビジョン|TOKYO MX]]
+
| 2007年4月6日 -
+
| 金曜 26:30~27:00
+
|-
+
| [[神奈川県]]
+
| [[テレビ神奈川|tvk]]
+
| 2007年4月6日 -
+
| 金曜 27:15~27:45
+
|-
+
| CS放送<br />ケーブルテレビ
+
| [[ファミリー劇場]]
+
| 2007年4月14日 -<br />2007年4月16日 -<br />2007年4月18日 -
+
| 土曜 13:30~14:00<br />月曜 20:00~20:30<br />水曜 26:30~27:00
+
|}
+
関西地区においては第1期が[[テレビ大阪]]、『A's』が[[サンテレビジョン|サンテレビ]]で放送されていたが、本作ではKBS京都とテレビ和歌山の放送となったため、「関西地区では各シリーズごとにネット局が異なる」ことになる。また、TOKYO MXではシリーズ初放送である。
+
 
+
[[ファミリー劇場]]では、これまでのシリーズで行なわれていた「地上波放送終了後の全話一挙放送」から、「同時期の週一の放送」となった。
+
 
+
{{前後番組
+
|放送局=[[京都放送|KBS京都]]
+
|放送枠=火曜26:00枠
+
|前番組=[[パンプキン・シザーズ]]
+
|次番組=-
+
}}
+
 
+
== 関連作品 ==
+
=== CD ===
+
* 魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ01(2007年5月23日発売)
+
*:6話と7話の中間の話。ロストロギアが海鳴市で発見され、機動六課の面々が海鳴市へ出張する話。新人達と海鳴市の人々との邂逅や、ティアナの焦りなどを描く。
+
* 魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ02(2007年7月18日発売予定)
+
 
+
=== 漫画 ===
+
;魔法少女リリカルなのはStrikerS THE COMICS
+
:原作・[[都築真紀]] 画・[[長谷川光司]]。
+
:「[[メガミマガジン]]」([[学習研究社]])2006年11月号(9月30日発売)より連載中。
+
:『魔法少女リリカルなのはA's』最終話エピローグ終了直後から始まる公式ストーリー。
+
:『A's』本編から6年後、15歳となったなのは達の現状や、スバルとティアナの出会いと訓練校時代などが描かれる。「'''A'sとStrikerSの間の空白を埋める'''」物語とされており、七話の次回予告がStrikerS一話になっている。
+
:作者曰く「読まなくても理解はできるようになっている」。
+
:単行本第1巻が2007年5月30日発売。
+
 
+
== 登場人物 ==
+
以下を参照のこと。
+
* [[魔法少女リリカルなのはシリーズの登場人物]]
+
* 個別項目のある登場人物:[[高町なのは]] - [[フェイト・テスタロッサ|フェイト・T・ハラオウン]] - [[八神はやて]] - [[クロノ・ハラオウン]] - [[ヴォルケンリッター]]
+
 
+
== デバイス ==
+
''前作から登場するキャラクターが引き続き使用するデバイスについては基本的には[[魔法少女リリカルなのは#デバイス|こちら]]を参照。''ただし、前作から登場するデバイスの本作で追加された設定についてはこの節で扱う。
+
 
+
;ブーストデバイス
+
:StrikerSから新たに登場したデバイスの機種。ブースト系の補助魔法発動に特化したデバイスであると思われる。これに該当するケリュケイオンとアスクレピオスはどちらもグローブ型だが、ブーストデバイス全てがその形状なのかは不明。
+
;リボルバーナックル
+
:スバル・ナカジマ及びギンガ・ナカジマが使用する拳装着型アームドデバイス。非人格式で一切の思考力を持たず、喋る事も無い。
+
:肘から先を覆う大型かつ重厚な[[篭手]]であり、手首の辺りに備えられた二重のギアは回転して拳の威力を上げる機能を持っている。肘にあたる部分にはリボルバータイプのベルカ式カートリッジシステムが搭載されており、カートリッジをロードする事によって攻撃力を更に上げる事が出来る。マッハキャリバー及びブリッツキャリバーが開発された際にそれらとのシンクロ機能が搭載され、収納と瞬間装着の機能も追加された。その事と漫画版での描写から、今までのデバイスと異なり、元々は待機形態を有していなかった事が伺える。元々スバルの母が使用していたものだが、彼女の死後は形見としてスバルが黒い右腕用、ギンガが白い左腕用を使用している。
+
;マッハキャリバー(声・[[Kaoru Edo]])
+
:スバル・ナカジマが機動六課より支給されたインテリジェントデバイス。スバル専用デバイスとしてシャリオ・フィニーノ達が開発した。
+
:足首から下を覆う[[インラインスケート]]型で、足先よりも長いローラー部と分厚い装甲、蒸気を吐き出すマフラーを備えた重厚なデザインをしている。待機形態はペンダントとなる。リボルバーナックルとはシンクロ機能で結ばれており、その制御を始めとして収納や瞬間装着もマッハキャリバー側で管理している。音声は女性のものに設定されている。
+
;ブリッツキャリバー(声・[[Joanna Day]])
+
:機動六課からギンガ・ナカジマに譲渡されたマッハキャリバーの兄弟機。<!--声がどうとかで兄弟と姉妹を使い分けてるわけではないので。「船」や「機体」などに兄弟。「都市」や「製品」などに姉妹と使います。-->形状もマッハキャリバーとほぼ同じだが、マッハキャリバーが黒く先鋭的なフォルムなのに対し、こちらは白くやや丸みを帯びている。マッハキャリバーと同様にリボルバーナックルとのシンクロ機能がある。
+
;クロスミラージュ(声・[[Jamie Schyy]])
+
:ティアナ・ランスターが機動六課より支給されたインテリジェントデバイス。ティアナ専用デバイスとしてシャリオ・フィニーノ達が開発した。
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:拳銃型で「ベルカ式カートリッジシステム」を搭載している。普段は同形態の複製と共に二挺一対の形で現れるが、複製を発現させない一挺のみの状態でも使用可能。その状態はワンハンドモード(One hand mode)と呼ぶ。他に、近接戦闘用のモード2、[[ダガー]]モードも備えている。待機時は金属製のカードとなる。音声は男性のものに設定されている。
+
;ストラーダ(声・[[柿原徹也|Tetsuya Kakihara]])
+
:エリオ・モンディアル専用のアームドデバイス。
+
:エリオの身の丈以上もある長槍型。穂先部分は左右に噴射機を備えた巨大な三角形となっており、分類としては[[槍|パルチザン]]の形といえる。穂先の付け根にベルカ式カートリッジシステムが搭載されている。突撃時にカートリッジをロードしたり援護魔法による強化を受けると、噴射機が起動し推力を発生させる。待機時は腕時計となる。ケリュケイオンと共に、マッハキャリバーやクロスミラージュより先に完成していたが、デバイスの使用経験が無かったエリオを慣れさせる為、基礎フレームと最低限の機能だけで渡されていた。だが、スバルやティアナに専用デバイスが与えられたのを契機に、本来の状態に戻された。
+
;ケリュケイオン(声・[[Kaoru Edo]])
+
:キャロ・ル・ルシエ専用のブーストデバイス。
+
:キャロの両手を覆うグローブ型をしている。複製を発生させて一対となるクロスミラージュとは異なり、こちらは両方共が本体であり、両手に装着しているのが常態である。待機時はブレスレットとなる。
+
:ストラーダ同様にスバル達の物に先んじて完成していたが、デバイスの使用経験が無かったキャロを慣れさせる為、基礎フレームと最低限の機能だけで渡されていた。だが、スバルやティアナに専用デバイスが与えられたのを契機に、本来の状態に戻された。
+
;アスクレピオス
+
:ルーテシアが使用するグローブ型のデバイスで、キャロの物と同じブーストデバイスと思われるが詳細は不明。待機形態が存在しないのか、こちらは常にルーテシアの両手に装着されている。キャロのケリュケイオンに形状が酷似している。
+
;レイジングハート・エクセリオン(声・[[ドナ・バーク|Donna Burke]])
+
:10年間以上高町なのはと共に戦ってきた彼女の愛杖。フォワード4人のデバイス作成にも協力している。リミッター解除時に使える新モードとして、《エクシードモード》が追加されている。エクシードモード時には、バリアジャケットも普段とは異なる形状に変化する。
+
;アンカーガン
+
:ティアナが陸士訓練校時代から使用していた、自作の簡易ストレージデバイス。
+
:ベルカ式カートリッジシステムを備えた[[デリンジャー]]に似た銃の形をとり、その機構上カートリッジの最大装填数は2発である。銃口の下にはアンカー射出機を備えており、アンカーと状態維持の魔法を組み合わせる事で行動範囲を広げる事が出来る。機動六課入隊後もしばらくは使用していたが、厳しい訓練で故障を起こす様になった為クロスミラージュと交換された。
+
;リンデルシャフト
+
:シャッハ・ヌエラが使用するデバイス。トンファー型で両手一組。
+
 
+
== インヒューレントスキル ==
+
「先天的に有している技術」といった意味合いで、綴りは「inherent skill」。劇中では「IS」と略称される事も多い。
+
ナンバーズ保有の特殊技能の事。ナンバーズ一人ずつに異なるものが与えられており、それぞれが特定の分野に特化されている。いずれも何らかの装備品を介して発動しているが、それがデバイスなのかは不明。魔法陣は何重もの円が不規則に回転しながら動き回る特殊な陣形として表れる。
+
;ライドインパルス
+
:ナンバーズ3、トーレが持つIS。
+
:機動力の強化に重点を置き、高速移動に特化した身体強化系の魔法。両の太ももと踝の部分に備えられた装甲から伸びる、虫状の羽として発現する。
+
;シルバーカーテン
+
:ナンバーズ4、クアットロが持つIS。
+
:幻影魔法としては非常に広大な効果範囲、膨大な幻影数を誇る。その数と効果範囲だけでも厄介だが、完全な行動制御までも成されており、誤認性が高くレーダーや肉眼では実体との区別を付けるのは難しい。また、姿を隠す[[光学迷彩]]としても使う事が出来る。手の甲に備えられた逆三角形の部品を介して発動する。
+
;ディープダイバー
+
:ナンバーズ6、セインが持つIS。
+
:物体を透過し自在に潜行できる魔法。人差し指の先にカメラ機能を持つ小円盤が付いており、潜行時はそれを潜望鏡の様に突き出して地表の様子を伺う。基本的に使用者であるセインのみに効果があるが、抱きつく等の密着状態ならばセイン以外にも透過効果を与える事が出来る。ただしそれはセインの制御に寄る所が大きく、場合によっては共に潜行したものを物体内に置き去りにしてしまう事もある。
+
;ヘヴィバレル
+
:ナンバーズ10、ディエチが持つIS。
+
:推定Sランクの強力な物理破壊型砲撃魔法で、スコープ機能を持つ左目と連携させる事で長距離狙撃を可能としている。長大な砲身を用いて放たれる。
+
 
+
==用語==
+
===技術===
+
;AMF
+
:正式名称は「アンチマギリンクフィールド(Anti Magi-link Field)」。他にも「無効化フィールド」や「ジャマーフィールド(Jummer Field)」とも呼ばれる。
+
:効果範囲内の魔力結合を解いて魔法を無効化するAAAランクの高位防御魔法で、フィールド系に分類される。その効果範囲内では攻撃魔法どころか移動系魔法も妨害される。しかし無効化するのはあくまで魔力の結合であり、魔力によって加速された物体や魔力以外のエネルギーは防御出来ず、強化が成された物体に対しても充分な防御はできない。
+
;F計画
+
:第1期で初登場し、当初は「プロジェクトF.A.T.E」と呼ばれていた計画(F計画はStrikerSからの呼び名)。
+
:小説版によれば人造人間の開発計画で、プレシア・テスタロッサはここから人造人間を造る技術を学び、フェイト・T・ハラオウン(当時はフェイト・テスタロッサ)を生み出した。またエリオ・モンディアルはF計画そのものに何らかの関係があるらしい。ジェイル・スカリエッティによれば廃止されたのか、技術も生産物も殆ど残っていないらしい。なので彼はF計画に関わるフェイトやエリオを「F計画の残滓」と呼び、強い興味を抱いた。
+
;魔力変換資質
+
:魔法によるプロセスを踏まず、魔力を別のエネルギーに変換する事が出来る能力。
+
:本来魔法によるエネルギーの発生(発電や発火等)は、魔法に組み込まれたプログラムによって組み替える。しかしこの資質を持つ者は、わざわざ魔法を介さなくても魔力を組み替える事が出来る。(その代償なのか、この資質を持つ魔導師は純粋な魔力攻撃は不得意になる傾向があるようだ)また一つの資質につき一種類のエネルギーにしか変換する事は出来ない模様。
+
:現在確認されている属性は「炎」と「電気」であり、それを持つシグナムは魔法抜きで魔力を炎に、エリオ・モンディアルは電気に変換する事が出来る。フェイト・T・ハラオウンも電気を操るが、魔力変換資質保有者だとは明記されていない。また保有者は未確認だが「凍結」の属性もあるらしい。「炎」と「電気」は比較的多いらしいが、「凍結」は稀との事。
+
;幻術魔法
+
:StrikerSから登場した魔法の一種。
+
:魔力によって他者の認識行動を妨害する魔法の総称で、「虚像発生」や「姿の透明化」の効果が該当する。しかし魔力の消耗が激しい割に虚像は攻撃を受けると消失(又は点滅)、透明化は数秒しか持続しないと使い勝手が余り良くなく、その為か使用者は非常に少ない。ギンガ・ナカジマ曰く、これを学び扱う者は「珍しい、渋い」らしい。
+
;召喚魔法
+
:StrikerSから本格的に登場した魔法の一種(初登場は漫画版A's)。
+
:自分以外の物体、生物を任意の場所に出現させる魔法の総称。ベースとなる魔法体系ごとに異なった、召喚魔法でのみ使用される独自の魔法陣を有しているのが最大の特徴。召喚された対象を操る効果は確認されておらず、対象が生物の場合は改めて依頼し、無機物の場合は操作の魔法と組み合わせる必要がある。
+
 
+
===部署・組織===
+
;「陸」「空」
+
:本作において特色である階級分類。
+
*以下現在確認されている階級の一覧(上に行く程高位で、下に行く程下位の階級)。
+
** 名誉元帥
+
** 中将
+
** 一等(空/陸)佐
+
** 二等(空/陸)佐
+
** 三等(空/陸)佐
+
** 一等(空/陸)尉
+
** 二等(空/陸)尉
+
** 三等(空/陸)尉
+
** 准(空/陸)尉
+
** (空/陸)曹長
+
** (空/陸)曹
+
** 一等(空/陸)士
+
** 二等(空/陸)士
+
** 三等(空/陸)士
+
** 研修生
+
***「少将」「大将」も存在していると思われるが現段階では確認されていない。また、将官以上の階級に「陸」「空」の分類が付随するかも不明。
+
;機動六課
+
:正式名称「古代遺物管理部 機動六課」。
+
:『StrikerS』本編にて八神はやてが新設した部隊で、ロストロギア関連の危険な任務を扱う古代遺物管理部の機動課(実動部隊)第六の部隊。レリックの回収を専任としている。後見人にリンディ・ハラオウン、クロノ・ハラオウン、カリム・グラシアを据えており、本局と聖王教会からの支援を得ている。
+
:部隊は前線と後方支援・指揮の二種に大別され、前線は高町なのはが指揮する「スターズ分隊」、フェイト・T・ハラオウンが指揮する「ライトニング分隊」の二部隊、後方支援と指揮は部隊長の八神はやてが指揮する「ロングアーチ」で構成される<ref>ただし、分隊単位で行動する機会は非常に少ない<!--13話の時点では全く存在しない-->。「[[キャラ☆メル]]」創刊号の脚本と監督の対談インタビューでは、「スターズ」をスバルとティアナのコンビ、「ライトニング」をエリオとキャロのコンビとして捕らえてるような発言があり、また作中でも、実際にコンビ単位で「スターズ」「ライトニング」という単語が使われる事も多い。</ref>。
+
:機動六課の名の通りロストロギア関連を扱ってはいるが、本来の設立意図は別にある。<br>ここ数年のカリムの能力に現れる詩文の解析結果が全て『'''いずれ起こりうるであろう陸士部隊の全滅と管理局システムの崩壊'''』と出されている事に危機感を覚えたはやてら4人がそれを防ぐために用意したのが機動六課である。公式では上記の3人が後見人として名を連ねているが伝説の三提督も非公式ではあるが関わっている。
+
;聖王教会
+
:数多くの次元世界に影響力を持つ有数の大規模組織。
+
:教会騎士団を有しており、カリム・グラシアはここの重鎮である。ロストロギアの保守・管理も行っているため、時空管理局とは関係が深い。しかし、管理局員の中には強い権力を持つ聖王教会を敵視している者もいる。その名称と関係者の会話から、「聖王」を主神とする宗教組織である事が伺える。
+
;ナンバーズ
+
:ジェイル・スカリエッティの部下であり、彼の指示に従って行動する集団。各々の胸元には、名前の由来となった番号を刻み込んだプレートなどを着けている。数字は生まれた順番を示しており、数の小さい者は大きいものを妹と呼び、その逆は姉と呼ぶ。個々がISと呼ばれる特殊技能を有している。
+
 
+
=== ロストロギア ===
+
;レリック
+
:StrikerSの中核となる、赤い結晶状のロストロギア。複数存在し、漫画版(新暦72年)の時点で3つが確認されている。
+
:その使用用途は一切不明。強大な魔力を秘めた危険度の高いロストロギアで、確認された内の一つは周囲を巻き込んで消滅している。漫画版一話(A'sエピローグ直後)で聖王教会のカリムから要請を受けた、なのは、フェイト、はやてが護送任務についている。なお、ミッドチルダ北部臨海第八空港の大規模火災の原因である密輸物でもある。
+
;ジュエルシード
+
:第1期でなのはがユーノと出会い、そして当時のフェイトと争う原因となったロストロギア。
+
:全部で21個存在しており、PT事件で9個が失われ、残り12個が時空管理局に保管されていた。スカリエッティは地方に貸し出されていたこれを奪取、ガジェット・ドローンの動力源として流用していた。搭載されているものが本物なのかレプリカなのか、それが全てのガジェット・ドローンに内蔵されているのかどうかは不明。
+
 
+
=== 機械 ===
+
;ガジェット・ドローン
+
:レリックの発掘と同時に現れた謎の機械兵器群で、複数の機種が確認されている。
+
:ジェイル・スカリエッティがレリックを探索・確保する為に制作した物で、障害となるものは攻撃するように設定されている。半自律型であり、完全な行動制御はスカリエッティ本人にも出来ない。AMFを発生させる機能を持っており、並みの魔導師では手に余る相手。大型機であるⅢ型はAMFの効果範囲が広い。
+
:以下、現在確認されている機種
+
:* ガジェット・ドローンⅠ型
+
::最も多く確認される機種。[[カプセル]]に似た円錐型で、コードを延ばして他の機械を制御する機能がある。
+
:* ガジェット・ドローンII型
+
::[[全翼機]]型の飛行専用機種。その武装は対空武器に限定されており、対地戦闘は行っていない。
+
:* ガジェット・ドローンIII型
+
::最も巨大な機種で、普段は球体の状態で待機している。火力と防御力に優れる。戦闘時はベルト状のアームを伸ばし、格闘戦も可能。
+
:
+
;ローラーブーツ
+
:スバルが陸士訓練校時代から使用していた自作品。
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:インラインスケート型のブーツであり、魔力を通わせる事によって起動する。機能はデバイスに似ているが、魔力によって動くだけの機械でありデバイスには分類されない。機動六課入隊後もしばらくは使用していたが、厳しい訓練の中で故障した為マッハキャリバーと交換された。
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;ストームレイダー(声・[[Joanna Day]])
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:機動六課発足にあたって配備された輸送用[[ヘリ]]で、形式名は「JF704式」。パイロットはヴァイス・グランセニック。二年前から採用され始めた最新鋭機。音声による応答が可能であり、またAIを搭載しているのか、パイロットでもないリィンフォースⅡとある程度の会話を行っている。前線メンバーを目的地まで運ぶ際などに用いられる。
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=== 魔導師の分類 ===
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;陸戦魔導師
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:飛行技能を持たない魔導師の総称で、殆どの魔導師は当初ここに含まれる。航空武装隊の魔導師も最初は陸戦魔導師から始まる場合が多い。
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;射撃型魔導師
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:射撃・砲撃型の攻撃魔法を得意とし、広域にかけて攻撃、援護を行う魔導師の総称。なのはは、「足は止めて視野は広く、あらゆる相手に正確な弾丸をセレクトして命中させる判断速度と命中速度」が射撃型魔導師の真髄だと語った。
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;召喚魔導師
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:召喚魔法を専門に扱う魔導師の総称。召喚魔法は魔法大系ではない為、ミッドチルダ式とベルカ式の二種類に大別され、キャロはミッドチルダ式ベース、ルーテシアはベルカ式ベースとなっている。また、優れた召喚魔導師は転送系魔法のエキスパートでもある。
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;人造魔導師
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:優秀な遺伝子を使って人工的に産み出した子供に、投薬や機械移植などを行って後天的に優れた魔導師とする技術。或はそうされた魔導師達の総称。倫理的な問題は元より、技術面で無理がありコストも高く付くため、ティアナ曰く「よっぽどどうかしている連中」でもなければ手を出さない技術。
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;フロントアタッカー
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:魔導師のポジションの一つ。単身で敵陣に切り込み、味方の防衛ラインを守るのが主な役目。前線の中でも更に最前線に立つ事が求められる。その性質上、防御能力等の生存スキルが高い事が最重要である。フロントアタッカーは武装隊流の呼び方で、救助隊ではフォワードトップと呼ばれる。
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;ガードウィング
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:魔導師のポジションの一つ。高機動力と優れた回避能力を持ち、如何なる位置からでも攻撃と防御が行なえる事が求められる。フロントアタッカーとの連携や、センターガード・フルバックの保護が主な役目。
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;センターガード
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:魔導師のポジションの一つ。陣形の中央に立って誰よりも早く中~遠距離を制し、正確な援護射撃と前衛指揮を行うポジション。その役目柄、射撃型魔導師が担う。
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;フルバック
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:魔導師のポジションの一つ。後衛に控えて前衛の支援に勤め、時には大威力の攻撃魔法で敵に決め手となる攻撃をぶつけるポジション。後衛だからといって、動きが鈍かったり回避能力が低くてもいいという事にはならず、素早く動く事が必要とされる。
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;レリックウェポン
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:ジェイル・スカリエッティがルーテシアとゼストに対して使った種名。「レリックに関する戦闘力を有した存在」である事が伺えるが、それが何なのか、如何なる能力、特徴、欠点を有しているのかは一切が不明(魔導師であるという明言もないのだが、用語の区別に当てはめる上で「人物の能力の分類」に該当する為、この項目に記す)。
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== 脚注 ==
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{{脚注ヘルプ}}
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<div class="references-small"><references /></div>
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== 外部リンク ==
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* [http://www.nanoha.com/archive/ 公式サイト(第1期)]
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* [http://www.nanoha.com/archive2/ 公式サイト(第2期)]
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* [http://www.nanoha.com/ 公式サイト(第3期)]
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* [http://nanoha.julynet.jp/ NanohaWiki]
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{{Wikipedia/Ja}}
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[[Category:魔法少女リリカルなのは|* 3]]
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[[Category:2007年のテレビアニメ|まほうしようしよりりかるなのはすとらいかあす]]
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2007年6月30日 (土) 21:33時点における版