春分

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春分(しゅんぶん)は、二十四節気の一つ。西暦の3月21日頃。太陽黄経0度の春分点を通過する日。昼と夜の長さがほぼ同じになる。春の彼岸の中日にあたり、彼岸は仏教で西方浄土にいる阿弥陀仏を拝むのに相応しい日と考えられていたため墓参りの習慣が生まれた…と生活たのしみ隊の本に書いてあるが、この説明は同書の秋分に関する説明と整合していない。春分の日は日本の国民の祝日になっている。

「春分」と「春分日」と「春分の日」の違い

  • 二十四節気の一つ春分の決め方には「平気法」と「定気法」があり、定気法では太陽の視黄経を角度で24等分して決めるため、定義上、春分には太陽は真東から昇り、真西に沈む[1]
  • 春分日は太陽が黄道上の春分点を通過する瞬時を含む日のことをいい、国立天文台が前年の2月1日の官報で、翌年の暦要項を発表して決めている[2]
  • 春分の日は「国民の祝日に関する法律 第2条」において「春分日」と同義とされている[3]
  • このため「定気法」の「春分」と「春分日」と「春分の日」は同じ日になると思う。「平気法」の「春分」は別定義。(これ独自研究)

彼岸

彼岸(ひがん)は春分・秋分の前後3日間を含む7日間のことをいう[4]。春分・秋分は彼岸の中日にあたる。彼岸とは現世=此岸(しがん)に対する極楽浄土を意味し、仏教では西方にあると考えられていることから、太陽が真西に沈む春分と秋分に、阿弥陀仏に拝礼し、先祖の供養をする日になった。…と生活たのしみ隊(2013,p.43)にあるが、同書の秋分の日の解説(p.132)によると、彼岸に墓参りをするなど特別な風習があるのは日本だけで他の仏教国にはないという。

なお、「国民の祝日に関する法律」によれば、「秋分の日」が「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日とされているのに対し、「春分の日」は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日とされており、春の彼岸は先祖供養と結び付けられていない。

各年の春分

  • 2018年の春分は日本各地で平年よりも大分寒くなっている模様。
2018年の春分の気温 前年比 (単位:℃)
2018年 2017年 2018年-2017年
最高 最低 最高 最低 最高 最低
札幌 3 -6 7.4 2.1 △4.4 △8.1
仙台 6 0 14.3 3.6 △8.3 △3.6
東京 7 4 18.7 7.0 △11.7 △3.0
名古屋 9 6 18.5 6.2 △9.5 △0.2
大阪 12 5 18.4 7.4 △6.4 △2.4
福岡 10 6 15.7 8.9 △5.7 △2.9
那覇 20 17 24.6 19.8 △4.6 △2.8

(注)2018年:3月21日12:00発表の予想値 2017年:2017年3月20日 資料:goo天気 > 過去の天気

参考文献

  • 生活たのしみ隊(編)伊藤美樹(絵)『くらし歳時記』成美堂出版、2013年、9784415314822、p.43

脚注

  1. 国立天文台 > 暦計算室 > 暦Wiki > 季節
  2. 明石市立天文科学館 > よくあるご質問 > 春分・秋分の日について
  3. 国民の祝日に関する法律 第2条
  4. 生活たのしみ隊(2013,p.43)では「春分の前後…」としているが、同書p.132の叙述からして秋分についても同じことが言え、同書p.43の定義は問題含みと思われる。