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* 手術後に余ったお金を、別の患者に寄付することで、さらなる命を救うことができる。
 
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* 寄付活動やネット告知などにより、大衆に対して、手術・病気についての理解を促すことができる。
 
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重い心臓病に苦しむ[[長野県]]の7歳の女の子が、両親の友人たちによる募金活動で費用を集め、心臓移植のためにアメリカへ出発した。
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[[諏訪市]]に住む小松愛子ちゃんは、小学校入学前の2014年2月に風邪のような症状から[[劇症型心筋炎]]を発症した。現在は首に下げた補助人工心臓で命をつないでいるが、心臓移植以外に助かる道はない。
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国内の移植ではドナーが現れる可能性が非常に低いことから、両親はアメリカでの心臓移植を決め、友人たちが9月から募金活動を展開してきた。集まった募金は2億6000万円余りで、成田空港から両親や医療スタッフとともにアメリカへ出発した。
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心臓移植のため渡米・小松愛子ちゃん:「手術早く終わって、皆と仲良く一緒に遊べるようになりたいです」愛子ちゃんの体調は良く、ニューヨークのコロンビア大学病院に入院して、ドナーが現れるのを待つことになる。
  
 
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2015年6月14日 (日) 13:45時点における版

○○ちゃんを救う会(―すくうかい、○○の中には人名が入る、男児の場合は○○君の場合も)は、心臓などの臓器難病に侵され、臓器移植が必要になった幼児手術費用などの経済的負担を募金によって救済することを目的として、有志によって結成される任意団体の総称である。

概要

日本において、臓器移植のドナー(臓器を提供する側)となることが出来るのは臓器移植法によって臓器移植に同意する意思が必要であるが、意思を遺言として表明することが出来るのが民法第961条により15歳以上となっており、15歳未満の者はドナーとなることが出来ない。レシピエント(移植を受ける側)には年齢制限がないものの、レシピエントが乳幼児の場合、身体の成長・臓器の大きさの関係から極端に年齢の違うドナーの臓器を移植するのは困難である。そのため、同程度の年齢のドナーが確保できるアメリカなどの日本国外に渡航し、そこでドナーが現れるのを待って移植手術を受けることが必要になる。

しかし、日本では難病に対する公費負担制度は給付対象を日本国内での治療に限っており、健康保険制度の適用も難しいため、入院から手術を経て退院までの費用やその間の両親の日本国外での滞在費用を計算すると数千万円~1億数千万円程度の費用がかかるとされる。これほどの高額になると、一般には全額を自己負担するのは難しい。そのため資金調達方法の一つとして募金という形を取らざるを得ないケースがある。

募金の形式を取る際には目標額が決められているのがほとんどである。「○○ちゃん」は、乳幼児ということで周囲から同情を誘いやすい面もあり、場合によってはマスコミに大々的に取り上げられることもある。

臓器移植手術が成功して日本に帰国したケースのほか、日本国外の病院に転院することが出来たがドナーが見つからずに死亡したケース、あるいは病気が悪化したために日本国外への渡航や手術に耐えられるほどの体力がなくなって臓器移植手術をあきらめ死亡したケース、もしくは臓器移植手術はすることが出来たものの、その後の病状の悪化により死亡したケースもあった。

利点

  • 一般家庭では用意できない額の手術費用を、寄付を募ることで短期間で用立てることができる。
  • 日本では行われていない高度先進医療を受けるためには、多額の金銭が必要であるが、人々の善意により受ける機会が得られる。
  • 手術後に余ったお金を、別の患者に寄付することで、さらなる命を救うことができる。
  • 寄付活動やネット告知などにより、大衆に対して、手術・病気についての理解を促すことができる。

募金2億6000万円。7歳女児が心臓移植のため渡米(2014年11月)

重い心臓病に苦しむ長野県の7歳の女の子が、両親の友人たちによる募金活動で費用を集め、心臓移植のためにアメリカへ出発した。

諏訪市に住む小松愛子ちゃんは、小学校入学前の2014年2月に風邪のような症状から劇症型心筋炎を発症した。現在は首に下げた補助人工心臓で命をつないでいるが、心臓移植以外に助かる道はない。

国内の移植ではドナーが現れる可能性が非常に低いことから、両親はアメリカでの心臓移植を決め、友人たちが9月から募金活動を展開してきた。集まった募金は2億6000万円余りで、成田空港から両親や医療スタッフとともにアメリカへ出発した。

心臓移植のため渡米・小松愛子ちゃん:「手術早く終わって、皆と仲良く一緒に遊べるようになりたいです」愛子ちゃんの体調は良く、ニューヨークのコロンビア大学病院に入院して、ドナーが現れるのを待つことになる。

問題点

子供について
  • 「手術をしないと死んでしまう」ことのみを強調するが、「手術を行った後にどうなるか」等のことを一切説明していないケースがある。
  • 信頼のある病院の診断書(必要かどうかの論議ではなく)・第三者が検証可能な病状詳記が公表されない。
  • 募金活動を支援している団体と病院の癒着も指摘される。(例。支援団体の一つトリオ・ジャパンの場合、病院がマイアミ大学ジャクソン記念病院やロマリンダ大学病院であることが多い)
自己資金について
  • 富裕層の両親が自己の年収で充分渡航費用等を賄えるはずなのに、なおも募金を集める場合がある。
  • 資産数億・夫婦の年収数千万と言われる夫妻の子供が、年収程度の募金を募集した。
  • 自宅や自家用車などの資産を売却した結果、「これだけ足りないので募金をお願いします」というような、充分に検討された論調の基での募金活動が少ない。
募金について
  • 募金中に本人が死亡した場合においても返金されることはない。
  • 目標額に達しても募金を止めないものが多々ある。
  • 募金で集めた費用で米国から星の命名権を購入するケースも存在した[1]
集まった募金について(主に会計処理や使途の明朗性に関するもの)
  • 会計報告がなされないケースがほとんどである。しかも同じ団体が支援する組織内で、A君の支援金がA君死亡のため、同じ団体のB君等に引き継がれた例はない。
  • 多額の事務経費を計上しており、キャッシュバックしている可能性を指摘する声がある。
  • デポジット金(予約のためのお金。基本的に手術後戻ってくる)も募金で集め、計上している。資金が戻ってきたときの使途を明らかにしているものはない。
  • 発生した余剰金を「悪化したときのためにしばらく保留する」として内部保留するケースがあるが、その後の会計報告が音沙汰ないことが多い。基本的に臓器移植をすると一生免疫抑制剤を飲む必要があり、理論上臓器移植に関する医療費は生涯かかり続ける。
  • 診断基準の相違(臓器移植が可能な国と不可能な国では違う場合がある)や、精査の結果他の疾患であった場合等で手術が必要なくなった後、募金の使途が不明なケースがあった。
  • 余剰金を他の救う会に寄付していることが多いが、その救う会の支援を同じ団体が行っており、マネーロンダリングに用いられている可能性がある。
他の医療との兼ね合い
  • 一般に健康保険を利用し医療を受けると3割の自己負担をする必要があるが、自己負担額を明示しない募金形式の場合、負担額ゼロ(すなわち全額募金)で高額医療を受けるように捉えられる。
  • 例えば日本で心臓移植を行った場合(平成18年4月時点)
    • 移植用心採取術:493,000円
    • 同種心移植術:1,041,000円
    • (組織適合試験費用含む)
    • 麻酔料、人工心肺の費用を含めた手術費は200万円程度である。
  • そもそも、アメリカの保険制度に問題があると言っても、たかだか移植手術で数億円も懸かるはずがない要出典。億という金額は同じく移植の順番を待つ列への割り込みの金額と言われている要出典。既にドイツ等、日本人が巨額の金で手術の優先権を買っていると問題になり、日本人の子供の移植手術を受け入れないこととなった。

関連項目

  • 移植 (医療)
  • 寄付
  • 心臓移植
  • 募金詐欺
    「○○ちゃんを救う会」が募金詐欺の類型と誤解されることがあるが、募金詐欺は「募金の理由が虚偽である」(臓器移植の場合なら、レシピエントが架空の人物である)ものを指すので、レシピエントが実在する限り両者は全く異なるものである。
    しかし、2007年10月には「おさむちゃんを救う会」と名乗る団体が募金詐欺を働いていたことが発覚するなど、本義の募金詐欺も発生している。[1]

外部リンク

脚注